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メガスピアー

めがすぴあー

ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するメガポケモンの一種。スピアーが「メガシンカ」を遂げた姿。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0015
分類どくばちポケモン
タイプむし/どく
高さ1.4m
重さ40.5kg
特性てきおうりょく

概要編集

第6世代『オメガルビー・アルファサファイア』で登場した、どくばちポケモン・スピアーがメガシンカした姿。

全体的に鋭角的かつ機械的なフォルムとなり、メガシンカエネルギーによって両手と下腹部にあった毒針が大きく成長し、両足までも巨大な毒針へと変化した事で、一見4本腕になった様にも見える。


腕の毒針は巨大なランスの様な形状となり、下腹部には両足の針と合体するための窪みが発生。

さらに4枚羽の上側が分割されて、より素早い飛行を可能とする6枚羽となった。


高速で飛び回って相手を襲撃し、四肢の毒針が分泌する即効性ので敵の動きを止め、遅効性であるがより強力となった尻の毒針で止めを刺す。


ゲームでの特徴編集

メガシンカに必要なスピアナイト入手方法は以下の通り。

ORASシーキンセツ倉庫で拾う。
SMふしぎなおくりものの合言葉で「INTIMIDATE」と入力。
USUMバトルツリーで64BPと交換。
ピカブイセキエイ高原のポケモンセンター前にいるピンクの着ぐるみを着た男性より30000円で買う。

性能編集

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
通常659040458075395
メガ65150401580145495
比較±0+60±0-30±0+70+100

  • メガシンカしたことによるタイプ変化はない。

  • 第7世代時点で(メガシンカポケモン込みで)攻撃(150)と素早さ(145)の種族値ステータスにおいてどくタイプ1位の座に躍り出た。ちなみにメガシンカ可能なポケモンの中では3番目に種族値が低い。

  • メガシンカ前の種族値が低い場合、何かしら特性や能力大幅調整が掛けられる場合が多い。例えばメガクチートは特性を「ちからもち」とすることによって火力を補い、メガヤミラミは素早さを大幅に下げて他へ回すことで能力値変化合計を+100としている。(しかし強力な特性や素早さ低下は他メガシンカにも見られる点ではある)

  • メガスピアーの場合、元々低かった特攻を-30することで、攻撃に+60素早さに+70と爆発的な上昇を見せている。防御面や素早さが下がるメガシンカはいくつかあるが、攻撃面が下がるメガシンカは現時点でメガスピアーのみである

  • 素のスピアーは攻撃面はともかく素早さが中途半端であったため、メガシンカによる改善は非常に嬉しいところ。第6世代からのどくタイプの地位向上も上手く後押ししている。攻撃力150は他火力重視のメガシンカと比べるとやや落ち着いた感じではあるが、下記の特性もあってその火力は圧倒的といって良い

  • 素早さも145まで上昇するのも大きく、メガスピアーが弱点を突ける相手でメガスピアーより早いのはメガフーディンデオキシス程度なので、弱点を突ける相手に対しては相当優位に立てる。

  • その反面、特攻は15と進化前のビードル(特攻種族値20)より低くなり、特殊型は完全にネタとなっている。その火力は、特性を含めた一致技ですら通常スピアーの方が高い。しかしその特攻に魅入られ、ネタ承知で特殊型として起用するトレーナーもいるとか。

  • 特性は「てきおうりょく」に変化する。スピアーはタイプ一致技の火力がイマイチ(どく技はどくづきの威力80・むし技はミサイルばりの最大威力125だが運絡み)ということもあるため、特性との相性は非常に良い。

  • ミサイルばりが5回当たれば等倍でも250もの威力を発揮するため、決定力は十分高くなる。加えてみがわりばけのかわにも強気に出して行けるのがポイント。ただし火力に関しては運絡みであるため、実質威力160となる「シザークロス」や「どくづき」で安定性を狙っても問題はないだろう。第7世代では「とどめばり」が強化され、実質威力100となった。

  • ORASの初期環境ではポケモン界トップクラスの威力を有する「とんぼがえりを積んでロトムと組んだ型(所謂とんボルチェン)が主流であった。ちなみにこのとんぼがえりがどれくらいの火力指数を発揮できるかというと、(性格、努力値振りの条件を揃えた上で)いわゆる陽気ガブリアスのじしん(27300)とほぼ同等の威力がある(28280)。サイクル技としては破格の火力を誇る。

  • 以上の事から、単純な一致技アタッカーとしてはメガシンカの名に恥じない性能を持っていると言える。

  • 弱点は攻撃面ばかりに上昇値が振られた結果、非常に低い防御面は据え置きになっている事。その物理耐久は攻撃特化メガクチートじゃれつく(※半減)で軽く瀕死にされる程度。他にも、6世代の天敵であった先制「ブレイブバード」のファイアローはおろか、いのちのたまを持った攻撃特化ハッサムバレットパンチですら確定1発にされる。特殊耐久は低くないがHPが低い為特殊技でも呆気なく落ちかねない。尖り過ぎた能力のせいで補強が効きづらいのが苦しいところ。

  • また、物凄く覚えている主力技が偏りやすいという点も難点。例えば特性を活かすために必須であるタイプ一致技シザークロス、とんぼがえり、どくづき、ミサイルばり。そしてはがねタイプに有効打がないための補完技ドリルライナーはたきおとす」。つまりメガスピアーはやりたいことがモロバレなのである。せめて先制技でもあれば…。

  • そして、この超火力がほぼ特性・てきおうりょくに頼っている点も注意したい。前述の通りスピアーはメガホーンダストシュートのような高威力の技に恵まれていないため、(特に物理耐久の高い相手には)思った程のダメージが入らないことも多い。浮いているどくタイプやはがねタイプ、特にマタドガスエアームドテッカグヤなどに来られたら泣くしかない。

  • 地を這っているどく・はがねにはドリルライナーがあるが、技の威力不足が祟って物理耐久が高いメガクチートやドラピオン等を倒し切れない。ちなみにピカブイでスピアーはげきりんを覚えるようになったが、抜群を取れる相手が限られていることを考えると採用するメリットはやや薄い。技の通りが悪いと感じたら、「とんぼがえり」で撤退するなどして上手くフォローしていくと良い。

  • 総括すると、メガスピアーはその見た目に違わず、攻撃面・防御面・戦闘面全体が非常に尖ったポケモンである。その尖り具合を活かし切るだけの技量もまた、トレーナーに求められているといえるであろう。

  • 7世代では仕様変更により、ポケモンの行動順がメガシンカ後の素早さや特性に依存するようになった。また先制技をシャットアウトするサイコフィールドとの相性も良い。そのため、これまでに比べればその高い素早さを活かしやすくなったといえるであろう。

  • 『LPLE』でも引続き登場。素早さ145の種族値はカントーの全ポケモン中4位の俊足であり、メガミュウツーYに先手を取って一致弱点を突けるという唯一無二の個性を有する。また、道具がないのでこだわりスカーフ持ちにより上から叩かれるリスクが大幅に低下したのも追風。

  • 特性のてきおうりょくを失い決定力こそやや下がっているが、前述した主力技をほぼそのまま覚えられるので、従来同様の活躍が見込める。

  • 一方で本作ではステルスロックが流行しているため、過去作に比べてとんぼがえりでサイクルを回す戦術は遂行しにくくなっている点に注意。

番外作品編集

ポケモンGO編集

  • メガシンカ実装の2020年8月に登場。共に実装された御三家のメガエナジーが集めにくい一方、スピアーのそれは100(既にメガシンカしているならば20、しかもスペシャルリサーチで100分回収できた)で済むため集めやすく、メガシンカのチュートリアル的な存在となった。

  • その後スピアーのメガエナジーはジムのフォトディスクを回すだけで入手できるようになったため、最も気軽にメガシンカを使用可能なポケモンとなっている。

  • 2022年5月のアップデートに伴いメガレベルが実装。メガシンカしたポケモンがボックス内にいるだけでレイドボス捕獲時のアメ獲得量上昇を始めとした様々なボーナスが受けられるようになった。そのためメガスピアー自体に出番がなくともボーナス目当てでメガシンカさせられるということに。

  • 他メガシンカポケモンのメガエナジーは依然として稼ぎづらいため、メガシンカボーナス用ポケモンの座はメガスピアーが独占することとなりそうである。

  • 攻撃種族値はミュウツーを超える303へ上昇。現在はむし・どくタイプ両方で統一が可能&トップメタの火力を誇り、レイドバトルでの活躍が大いに期待されるようになった。一方耐久は平凡のままであるためレイドボスのゲージ技(特にエスパー技)を受けたら即死なんてのもあり得るので慎重に戦って行こう。

ポケモンマスターズ編集

  • ツクシのバディであるスピアーがバディーズ技使用時にメガシンカする。

『ポケとる』編集

  • イベントステージで上位にランクインするとスピアナイトを入手できる。スピアー自体は時間制限式のバトルで入手できる。メガシンカ効果としては盤面上の任意の1点をタッチしその周囲を消すというもの。一見するとメガバクーダメガバンギラスなどと効果は同じように見えるが、こちらは1点しかタッチできない代わりに他とは異なりタッチした周囲3×3を消去可能(他はタッチした点の周囲を十字に消去する)。また最大まで強化した場合3つ消しただけでメガシンカ可能というのも大きな強みである。

アニメ版編集

ORASメガスペシャルアニメ編集


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • 13章で、作中でも人気の高いサカキの手持ちであるスピアーがメガシンカを修得して登場。本来、戦闘中でなければ起こらないはずのメガシンカが巨大隕石グランメテオΔに対しても発動したことから、サカキは隕石自体がポケモンなのではないかという推論を立てていた。

余談編集

メガピジョット同様、今まで知名度の高さやそのデザインから密かな人気を誇りつつも、対戦では不遇な面が目立っていたスピアー。

そんなスピアーが遂にメガシンカを果たしたことに驚愕すると同時に歓喜したファンも多い。

トキワの戦友


驚異的なまでの素早さ上昇によって、今まで散々苦渋をなめさせられて来た多くのエスパータイプ達に先制できるようになったため、スピアーファン達からは「『エスパータイプ絶対殺すマン』となれるか?」と期待が掛かっている。

超えるべき壁18年待ったぞ


関連イラスト編集

よめ

メガスピアーascension


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン ORAS

ポケモン一覧 メガシンカ メガシンカポケモン

むしタイプ どくタイプ ビードル コクーン


0014.コクーン0015.スピアー(メガスピアー)→0016.ポッポ


同複合タイプ編集


関連ポケモン等編集


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