基礎データ
概要
頭の角や両肩や尻尾の棘が大きく伸びており、腹の青い部分が赤くなっている。さらに、胸には目玉模様が現れているなど、通常の進化前のサナギラスの面影が映る。
別に悪の組織ボスやチャンピオンが使う訳でもないのにラスボスとも良くいわれるが、『X』のスパトレのラスボスはこのポケモン(のバルーン)である。
ゲームでの特徴
メガシンカに必要なバンギラスナイト入手方法は以下の通り。
X | 殿堂入り後にヒャッコクシティでメガリングを強化した後、20:00 - 59分の間にショウヨウジムで拾う。 |
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Y | 通信交換で入手 |
ORAS | グラードンorカイオーガと戦った後、デコボコさんどうで拾う。 |
SM | ふしぎなおくりもののあいことばで「SABLEVOLANT」と入力する。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
性能
H | A | B | C | D | S | T | |
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通常 | 100 | 134 | 110 | 95 | 100 | 61 | 600 |
メガ | 100 | 164 | 150 | 95 | 120 | 71 | 700 |
比較 | 0 | +30 | +40 | 0 | +20 | +10 | +100 |
- 必要な能力だけが無駄なく上がり、元から高水準な「こうげき」「ぼうぎょ」がさらに上昇する。攻撃面は兎も角、耐久面では元々「すなあらし」状態で「とくぼう」が上がることもあって、「よろいポケモン」の名に恥じぬ耐久力を発揮することであろう。
- 地味に「すばやさ」も上がるため、「りゅうのまい」を使う場合は陽気で1回でメガゲンガーらのいる130族を意地っ張りでも115族を抜ける程の数値となり、素でもあく技が弱点で通る様になったメタグロスよりも1高い数値である。
- 特性は「すなおこし」のままであるが、これは別天候であった場合はメガシンカと同時に再発動する。これにより、例えバトルの途中で天候を変えられても、メガシンカすればまた自身に有利な状況となるため、天候を変えるポケモンに対して非常に強いといえる。また、「すなおこし」が強過ぎてほぼ使い道がなかった夢特性「きんちょうかん」個体がメガシンカしても「すなおこし」となるため、変わった戦法を行う場合でも性能低下を防ぐことが可能。総括すると、バンギラスの長所をさらに伸ばしたメガシンカであるといえる。
- ただし、格闘タイプ技が4倍弱点になるのは相変わらずで、上がっているとはいえ素早さも高くないため、せっかくメガシンカしたところで先手の格闘技を喰らって何も出来ずに一撃で沈むことも間々ある。元々が非常に強力なポケモンなので、格闘タイプ技の保険として「メガストーン」の替わりに「きあいのタスキ」や「ヨプの実」を持たせた方が良い場合もあるので、悩みどころではある。
- しかし、種族値の暴力というべきか、その高い耐久力のおかげで、役割破壊程度の下手な不一致かくとう技なら耐えてしまうこともしばしばある。同じく下手な4倍弱点なら耐える可能性があるこいつにもいえることであるが、やはり火力と耐久を併せ持つ高種族値ポケモンは脅威である。
使用トレーナー
※『ポケモンマスターズ』におけるマジコス時
番外作品
『ポケモンカードゲーム』
- XYに収録された「バンデッドリング」に登場、当時の環境を崩壊させかねない要因であった。
- 悪悪無無「デストロイヤーキング」は、110ダメージに加え、相手に乗っているダメカン数×60ダメージを追加するという効果である。10ではない、60である。
- このため、20ダメージ受けていても230ダメージ与えることになりほとんどのポケモンは撃沈する。最大HPが200を超えるM進化ポケモンも200ダメージを受けていれば1310ダメージ。まさに追い打ち。
- とはいえ弱点もある。ダメージを受けていない相手にはただ110ダメージにしかならず隙が多い。また、相手がHPが10残る道具・特性を持っていれば倒すのにもう1ターン掛かってしまい、自身がねむり・マヒになったり相手にEXからの攻撃を無効化されたりすればからっきし立ち向かえなくなってしまう。
- 正規カードの中では1000ダメージ以上が与えられる希少種である。
- 現在は公式戦で使うことが出来ないが、ソードシールドで後継者が爆誕した。
『ポケモン超不思議のダンジョン』
『ポケとる』
- 通常色
- ステージ420で登場。これまでメガシンカポケモンはステージ最後に位置するボス的な存在であったが、メガバンギラスはメガシンカポケモンにしては珍しくステージ中盤に現れる(同様のケースとして後々登場するメガボーマンダやメガエルレイド等が挙げられる)。メンバーレベルがそれなりに高ければフルアイテムを使わなくてもクリアは可能である(あくまでフルアイテム必須ではないというだけでノーアイテムでやるとなるとかなり困難を極める)。
- メガシンカ効果としては、盤面上の好きなところを3箇所タッチし、その周囲を十字上に消すというもの。サポートポケモンであれオジャマであれ関係なしに消すので、オジャマだらけでまともに攻撃することが出来ないなどといった局面にあった際に大活躍するポケモンである。
- 欠点としてはメガシンカが遅い(沢山バンギラスを消す必要がある)ということぐらいなので、メガパワー系スキルやメガスキルアップを大量投入するなどして対処して行くのが望ましい。
- 色違い
- そもそもであるが色違い個体を入手すること自体が難しい(イベントポケモンなので捕獲しそびれた場合再登場を待つ必要がある。再登場の時期が記載されている情報(イベントのローテーション表など)は各自で検索をお願いします)。
- だがメガシンカ効果は通常色のものに引けを取らないぐらい高性能なものである(効果は全く違うものではあるが)。その効果とは、バリアを最大10個消し相手にダメージを与えるというもの。10個消した場合、相手があくタイプを弱点とするタイプだと最大で2000以上のダメージを与えられる。バリアを大量に張ってくるポケモンにはもってこいのポケモンであろう。メガシンカに必要な消去数も12個とかなり早くメガシンカ出来るので是非捕まえておきたい。
- また、メガシンカ前のスキルもバリアはじき(バリアを2個消して相手にダメージ)というものなので、色違いバンギラスはまさにバリアに特化したポケモンといえる。
『ポケモンマスターズ』
- マジコスタケシのバディであるバンギラスが「バディーズ技」を使用する事によりメガバンギラスとなる。
『ポケモンGO』
- 2023年7月25日に実装。600族のメガシンカということで壮絶なスペックを誇る。一般ポケモンのメガシンカで現状唯一のCP6000超である。
- いわタイプとしても十分強いが、いわタイプには圧倒的な攻撃力を持つメガディアンシーがおり、それ以外にもメガプテラやラムパルドがいるため一強状態とまではいかない。いわタイプのノーマルアタックは期間限定技の「うちおとす」のみ、スペシャルアタックは1ゲージ技の「ストーンエッジ」と少々使いづらいこともあり、基本的にはあくタイプとしての運用がメインとなるであろう。
- 単純な種族値は圧倒的であるが、かくとう4倍弱点を始め弱点が多いポケモンなので運用の際は少々注意が必要。
- ちなみに、メガシンカ中はジムに配置出来なくなるが、そもそもバンギラス自体がジム防衛に全く向かないので問題ない。
- レイドボス
- スペックは高いがかくとうが二重弱点なのは相変わらずであり、かくとう対策になる技も覚えられないため適当にかくとうタイプポケモンを連打していればあっさり倒せる。2人でも討伐が可能であり、バンギラス自体の需要も相まって出現期間中は積極的に狩られていた。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
漫画版
『ポケスペ』
- 12章でコンコンブルの弟子のポケモンで登場する。
関連イラスト
関連項目
0247.サナギラス→0248.バンギラス(メガバンギラス)→0249.ルギア
600族
世代 | ポケモン |
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1 | ミニリュウ→ハクリュー→カイリュー |
2 | ヨーギラス→サナギラス→バンギラス(メガバンギラス) |
3 | タツベイ→コモルー→ボーマンダ(メガボーマンダ) |
" | ダンバル→メタング→メタグロス(メガメタグロス) |
4 | フカマル→ガバイト→ガブリアス(メガガブリアス) |
5 | モノズ→ジヘッド→サザンドラ |
6 | ヌメラ→ヌメイル/ヒスイヌメイル→ヌメルゴン/ヒスイヌメルゴン |
7 | ジャラコ→ジャランゴ→ジャラランガ |
8 | ドラメシヤ→ドロンチ→ドラパルト |
9 | セビエ→セゴール→セグレイブ |
" | ジュラルドン→ブリジュラス |
関連ポケモン等
- テツノイバラ:バンギラスに良く似たパラドックスポケモン
- キョダイマックスジュラルドン:対の強化形態。
- ドンファン:同じ「よろいポケモン」。
- ギラス:バンギラスの開発中の名称。