基礎データ
概要
第6世代『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』で登場した、とりポケモン・ピジョットがメガシンカした姿。
スピアー共々、古参ポケモンメガシンカということで驚愕したものも多い。また最序盤出現ポケモンとしては初のメガシンカとなった。
メガシンカすることでトサカは全体的に短くなったが、内1本だけはより長くなり、その伸びたトサカは飛行を安定させるためのアンテナの役目を果たす。さらに筋力が強化された影響で身体も屈強なものへ変化し、その翼より巻き起こる突風は巨木をも一撃でへし折ってしまうという。なお羽の色が一部変色したのは、羽に渡る栄養バランスが変化したため。
2週間飛び続けることが出来るようであるが、そんなに長期間メガシンカをする必要があるのかは不明(というか、させるトレーナーの方が心配となる)。
先駆者の憂いというかシリーズが進みに連れて強大な後輩達が登場し、これといったセールスポイントはなかった状態が続いたがメガシンカによって差を埋めた。
ゲームでの特徴
メガシンカに必要なピジョットナイトの入手は以下の通り
ORAS | すごそうないしをツワブキ社長に見せると貰える。 |
---|---|
SM | ふしぎなおくりもののあいことばで「AZUL」と入力する。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
ピカブイ | セキエイこうげんポケモンセンター前にいるピンクの着ぐるみを着た男性より30000円で買う。 |
- 『ピカブイ』ではライバル(シン)とのチャンピオン戦でピジョットをメガシンカさせる。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ピジョット | 83 | 80 | 75 | 70 | 70 | 101 | 479 |
メガピジョット | 83 | 80 | 80 | 135 | 80 | 121 | 579 |
比較 | ±0 | ±0 | +5 | +65 | +10 | +20 | +100 |
- 特攻が大幅上昇。その上昇値は何と+65。これにより、メガシンカ前提ではあるものの序盤鳥初の特殊型となった。素早さも121まで上昇し、霊獣トルネロスに並ぶ数値となった。ただ、ゲッコウガに僅か1足りないという嫌がらせもあるが。
- 反面防御面は本当に心持ち程度にしか上がっておらず、防御に至っては何と+5。元々合計種族値に恵まれている方ではないため、アタッカーとしての性能を伸ばした結果耐久面補強はほぼ出来なかった。
- 特性は「ノーガード」へ変化。ピジョットの場合は「ぼうふう」が雨状態でなくとも必中となり、十分な差別点となり得る。特性を有効活用可能な技はこれ位ではあるものの、「ノーガード」には相手が防御技を使わない限り必中という効果もあり、高命中技も安定して当てることが出来るため、決して「技の命中率が高いから特性が腐る」ということはない。
- ただ、ピジョットはとにかく特殊技に恵まれないという、特殊型とするには致命的な欠点がある。習得出来る特殊ノーマル技は僅か4種類。しかもどれもこれも癖が強く、場面を選ぶものばかり揃っている。他特殊技も「たつまき」「めざめるパワー」「ねっぷう」しかない。せめて「きあいだま」でもあれば…。
- 「まもる」→「オウムがえし」のコンボも良いのだが、メガピジョットが先手を取らないとコンボが成り立ちにくいのでやはり浪漫か。「ノーガード」であることを利用して一撃技を誘い、「オウムがえし」で瞬殺する戦法も可能であるが、味方の一撃技を「オウムがえし」しても味方へ飛ぶので注意。
- 第7世代では、混乱状態弱体化はあったものの元々追加効果頼りの性能ではなかったためこの点は問題ないが、「あめふらし」を得て強力な特殊アタッカーと化したペリッパーにより、必中一致暴風の使い手という立場を奪われ気味。一応メガシンカによる素早さ変化が初ターンから適用されるようになったのは長所。
使用トレーナー
番外作品
ポケモンGO
- 2020年に開催されたメガセプテンバーで9月19日に初登場。ひこうタイプのメガシンカはメガリザードンY、メガプテラ、メガボーマンダが存在し、いずれも種族値はメガピジョットよりも優秀なのだが、そろいもそろってひこう技を全然覚えない(メガリザードンYが「エアスラッシュ」、メガボーマンダが「そらをとぶ」を覚えるのみ)ため、現在のポケモンGOではメガピジョットがひこうタイプ最強アタッカーとなっている。
- ノーマル技は覚えないが、ノーマルタイプアタッカーはポケモンGOでは必要とされていないので問題ないであろう。
- 火力は飛び抜けているが元が低種族値なので耐久は並程度。かくとう技が等倍なことには注意。ひこう弱点のレイドボス相手なら十分活躍出来るであろう。
- 必要なメガエナジーが少なめでフィールドリサーチからもメガエナジーが手に入るためメガシンカはさせやすい部類である。ノーマルとひこうのアメボーナスのためだけでもメガシンカさせる価値はある。
ポケモンマスターズ
- グリーンのバディであるピジョットがバディーズ技を使用することでメガシンカする。現在はアカネ&ミルタンクに代わる形でチュートリアルで必ず仲間となれるメガシンカ可能なバディーズである。
アニメ版
ORASメガスペシャルアニメ
- メガボーマンダと空中戦を繰広げた。
関連イラスト
関連タグ
0017.ピジョン→0018.ピジョット(メガピジョット)→0019.コラッタ(アローラコラッタ)
同複合タイプ
- オニスズメ/オニドリル カモネギ ドードー/ドードリオ
- ホーホー/ヨルノズク
- スバメ/オオスバメ チルット
- ムックル/ムクバード/ムクホーク ペラップ
- マメパト/ハトーボー/ケンホロウ ワシボン/ウォーグル
- ヤヤコマ
- ツツケラ/ケララッパ/ドデカバシ
- イキリンコ
関連ポケモン等
- キョダイマックスアーマーガア:序盤鳥・最終進化の強化形態の仲間
- メガスピアー:同時期に公開されたメガシンカポケモンにして同じ初代からの古参