基礎データ
全国図鑑 | No.0277 |
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ホウエン図鑑 | No.026 |
コーストカロス図鑑 | No.020 |
ローマ字表記 | Ohsubame |
ぶんるい | ツバメポケモン |
タイプ | ノーマル / ひこう |
たかさ | 0.7m |
おもさ | 19.8kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | こんじょう/きもったま(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひこう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | オオスバメ | 大きい+スバメ |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Swellow | swell(大きくなる、増大する)+swallow(ツバメ) |
ドイツ語 | Schwalboss | |
フランス語 | Hélédelle | |
韓国語 | 스왈로 | 英語に同じ |
中国語 | 大王燕 |
進化
スバメ → オオスバメ(Lv.22)
概要
『ルビー・サファイア』(第3世代)で初登場し、スバメがLv.22で進化することができる猛禽類のように巨大な燕の姿をしたポケモン。
進化前のスバメよりも眼つきは鋭くなり、頭頂部の羽根は長くなった。額の中心から胸に至るまで特徴的な赤色をしている。
色違いは赤い部分がオレンジに変化し、紺色の部分が明るい緑色になっている。
はるか上空を旋回しながら獲物を探し、獲物を見つければ急降下して狙った獲物を捕らえる。
また、温かい土地を求めて飛んで行く。またその実、性格はキレイ好きであり2匹集まれば互いの羽根の手入れし始める。2本ある尾羽根がピンと立っていれば健康である証となる。
猛禽類と燕のそれぞれの特性を取った様な設定である。
名前の由来は『大きいスバメ』とそのまんま。アニポケでの鳴き声もスバメ時代から勇ましくなった点を除けば変わっていない。
似た名前の進化系にはオオニューラ(ヒスイニューラの進化系)、タイカイデン(カイデンの進化系)が続いた。
ゲームでの特徴
- 伝統的に序盤に出てくる『ルビー・サファイア・エメラルド』版の序盤鳥である。またノーマル・ひこうタイプの中で一番「すばやさ」が高い。
- ヨルノズクに続く1進化で打ち止めとなる序盤鳥で、1進化で打ち止めになる序盤鳥では2番目に早く進化する(1位はヨルノズクで3位はタイカイデン)。
- 第6世代以降は常に滑空したモデルが採用されており、ポケパルレやポケリフレを除いて地に足を付けることはない。
- USUMではウルトラワープライドで赤いワープホール先の空ステージに出現する。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第6世代まで | 60 | 85 | 60 | 50 | 50 | 125 | 430 |
第7世代から | 60 | 85 | 60 | 75 | 50 | 125 | 455 |
こんじょう | 60 | 127 | 60 | 75 | 50 | 125 | 497 |
「こうげき」が高く「すばやさ」に至っては非常に高くマニューラ並みである。その反面「HP」・「ぼうぎょ」などの耐久面は非常に脆くなっている。
名前通り「つばめがえし」ももちろん習得(第3世代におけるストーリーでのメインウェポンはこちらになるだろう)。ちなみに『ポケモンレンジャー』では突風を撃って攻撃するが、第3世代当時は風を起こす技を覚えなかった。
「焼き鳥型」
主に採用される戦術。特性の「こんじょう」を利用して"やけど"や"どく"などの状態異常を起こして「こうげき」を急激に上昇させる。(この場合は特性の関係で"やけど"による「こうげき」の低下が起こらない)この時の「こうげき」の高さは同じ進化形鳥ポケモンのムクホークを大きく抜かす事もある。
持ち物は状態異常を起こす「どくどくだま」か「かえんだま」になるが、「もうどく」状態のリスク(ターンごとにダメージ増加)や入手しやすさ(特にHGSSでのポケウォーカー)から後者のケースが比較的多いようである。
そして状態異常の時にダメージが倍増する「からげんき」を使用して相手にダメージを与える。この時は"威力210"まで跳ね上がる。半端なポケモンでは敵うはずがない。
また他の技の候補としてはタイプ一致技「ブレイブバード」や"やけど"のダメージを受けずに済む「とんぼがえり」などが挙げられる。
欠点としては、ほとんどのオオスバメがこの戦術しか使って来ない為読まれやすい点がある。また、皆無に等しい耐久力もネックである。その為やられる前にやるしかない。
加えて苦手なタイプへの打点(と呼べるかは微妙)がはがねのつばさときしかいせいのみ(でんきタイプやこおりタイプなど等倍相手であれば、焼き鳥型で押せる可能性はあるのだが…)。
隠れ特性
隠れ特性は「きもったま」で、これによって「きあいのタスキ+がむしゃら(+でんこうせっか)」コンボが全タイプに当たるようになった。また、こんじょう型では使いにくい「きしかいせい」も、こちらならば使いやすい。
第7世代
何と特攻種族値が+25され75まで上昇。さらに新たに遺伝技で「ぼうふう」、教え技で「ねっぷう」を習得した。
前世代で習得した遺伝技「ばくおんぱ」の存在もあってレート環境において使用されるオオスバメは特殊型が主流となり、火炎玉型はほぼ見かけない型となってしまった(火傷のダメージが減ったのは追い風だが)。「ハイパーボイス」を覚えずに「ばくおんぱ」を習得する珍しい事例である。
ちなみに、他に習得した技は「きしかいせい」(こちらはレベルアップ技)。
第8世代以降
残念ながらリメイクを除くと出番が無い。仮に第9世代で登場した場合だとテラスタルとは相性が良く、タイプ一致ノーマルテラスタル+「こんじょう」込み「からげんき」の使い手になっていたことは想像に難くないだろう。攻撃に努力値を全振りすればムクホークですら余裕で上回る攻撃力を発揮できる。
RTAでは
オオスバメチャートの走者がASの日本語版世界記録を2015年2月に樹立しているが、ORASの日本語版Any%RTA自体記録がそこから丸8年以上動かず(2023年6月時点)、オオスバメチャートの世界記録動画自体も現存していないため、謎の多いチャートとなっている。
一応海外でオオスバメチャートを走っている走者がいるとかいないとか。
使用トレーナー
ゲーム版
- ユウキ:RSE・ORASライバル
- ハルカ:RSE・ORASライバル
- ナギ:ジムリーダー(ホウエン)
- マイ:ポケモントレーナー
- ハヤト:ジムリーダー(ジョウト)
アニメ版
- サトシ
- ナギ(AG編)※色違い
- カチヌキ・リョウヘイ(AG46話)
漫画版
番外作品
ポケモンマスターズ
ハヤト&オオスバメ
2021年8月5日に実装。何故先にピジョットではなくオオスバメなのかというとグリーンのバディがピジョットであったからと思われ、HGSSで2番目に強いオオスバメが選ばれたのではないかと思われる。後にBP報酬でハヤト&ピジョットも登場した。
ひこうタイプの☆5サポートで、ステータスはHP623、ぼうぎょ226、とくぼう225とオオスバメとは思えぬカッチカチの高耐久である。
技
エアスラッシュ |
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30%の確率で相手をひるみ状態にする |
クリティカットG+ |
味方全員の急所率を2段階あげる |
そらをとぶ |
そらをとぶ状態になって一定時間経つとそらをとぶ状態を解除して攻撃する |
そらをとぶ状態のあいだは他の行動ができないが、相手のほとんどの技が命中しない。しかし、そらをとぶ状態のあいだにバディーズわざやバディーズダイマックスわざで攻撃を受けるとそらをとぶ状態を解除する |
もっと高くだ! |
味方全員の攻撃と特攻を2段階あげる。自分の素早さを1段階あげる。 |
バディーズ技
大空を舞う華麗なるつばめがえし |
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★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
相手失敗時HP回復4 |
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自分を対象にした相手の攻撃技が失敗したときに50%の確率で自分のHPを最大HPの約20%回復する |
相手失敗時技ゲージ↑1 |
自分を対象にした相手の攻撃技が失敗したときに自分のわざゲージを1増やす |
相手失敗時素早さ↑G9 |
自分を対象にした相手の攻撃技が失敗したときに味方全員の素早さを1段階あげる |
一手で味方全体の急所率を2段階上げられる貴重などうぐ「クリティカットG+」を標準装備している点は攻撃面のサポートとして非常に優秀。通常の「クリティカットG」にバディストーンボードで「わざ後急所率アップG1」のスキルを付与してこのどうぐと同様の効果を持たせることができるバディーズも多いが、バディストーンボードのパワーを割かずに味方の急所率を大きく上げられる点は大きい。
また、トレーナーわざ「もっと高くだ!」で味方全体のこうげき、とくこうを2段階と自分のすばやさを1段階上げることができるため、物理・特殊を問わない様々なアタッカーと組ませられる汎用性を誇る。
最大の特徴は相手の攻撃を一度かわすことができる技「そらをとぶ」。この技の発動待機時間中はほとんどの技を回避可能であり、相手の攻撃が失敗したときに確率でHP回復するパッシブスキル「相手失敗時HP回復4」や同条件でわざゲージが上昇するパッシブスキル「相手失敗時技ゲージ↑1」、同条件で味方全体のすばやさが上昇するパッシブスキル「相手失敗時素早さ↑G9」を持っているので、相手の攻撃をかわしながら自分のHPを回復して場に残り続けたり、味方をサポートすることができる。
バディストーンボードでは回数制限のある「そらをとぶ」の回数回復に加えて「相手失敗時命中率↑G9」「相手失敗時攻撃特攻↑G9」などといった相手の攻撃が失敗したときに発動するスキルを獲得することができ、味方全体の命中率や攻撃面をよりサポートできるようになっている。
ポケモン不思議のダンジョン
『時・闇・空の探検隊』で、ケムッソとコンビを組んで『タベラレル』という名の探検隊チームを組んでいる。オオスバメの思わせぶりな言動にケムッソはいつも食べられてしまうのではないかとおびえていて、そのことがポケダンにおける食糧事情のお話でよくネタにされる。ちなみにチーム名の名付け親は当のケムッソ本人である。
なお誤解の無いように追記するとオオスバメ自身はケムッソを食べるつもりは全く無く、後に互いの気持ちを伝え合ってケムッソの不安を解消している。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストなど〉
- カチヌキ・リョウヘイのオオスバメ
- AG46話で登場したカチヌキファミリーの長男・リョウヘイのポケモン。ロケット団の気球を「つばさでうつ」で切り裂いて撃退した。
- ナギのオオスバメ
- AG85話で登場したナギの手持ちのエースで色違いのポケモン(おそらくサトシの個体との差別化)。サトシのジュプトルの攻撃を物ともせず「つばめがえし」で破りサトシのオオスバメとミラーマッチとなる。
- 「つばさでうつ」に「つつく」「はかいこうせん」の連発でサトシのオオスバメを窮地に追い込む。
- しかし、「つばめがえし」でかわしつつ攻撃して振り切ろうとするサトシのオオスバメを執拗に「つばめがえし」で止めを刺そうとした際、サトシのオオスバメが地面ギリギリまで降下して「つばさでうつ」でできた土煙で「つばめがえし」の進入角度とスピードを見切られ「つばさでうつ」をもろに食らい、敗れ去った。
- XY77話
- ポケモンスカイリレーの参加者と思われるモブが登場している。
その他
新無印 | 133話 |
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劇場版 | 氷空の花束・神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒 |
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 45話:「フリード博士のポケモンゼミ」に登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
4章でマツブサらマグマ団の飛行要員として登場する。
関連イラスト
関連タグ
- 図鑑番号順
- 序盤鳥・最終進化
第1世代 | ピジョット |
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第2世代 | ヨルノズク |
第3世代 | オオスバメ |
第4世代 | ムクホーク |
第5世代 | ケンホロウ(オス / メス) |
第6世代 | ファイアロー |
第7世代 | ドデカバシ |
第8世代 | アーマーガア |
第9世代 | タイカイデン or カラミンゴ |
- 同複合タイプ
第1世代 | ポッポ / ピジョン / ピジョット / メガピジョット オニスズメ / オニドリル カモネギ ドードー / ドードリオ |
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第2世代 | ホーホー/ヨルノズク |
第3世代 | チルット |
第4世代 | ムックル / ムクバード / ムクホーク ペラップ |
第5世代 | マメパト/ハトーボー/ケンホロウ ワシボン/ウォーグル |
第6世代 | ヤヤコマ |
第7世代 | ツツケラ/ケララッパ/ドデカバシ |
第9世代 | イキリンコ |