概要
同一キャラもしくは同一(or類似)コンセプトの者同士の対決のこと。
まるで鏡に映った自分自身と戦うような状態である事に由来する。
ゲーム等では同キャラ対戦等と呼ばれることも多い。
成立条件
作品の世界観や仕様にもよるが、以下のような条件・状況で発生する場合が多い。
- ゲームの2人対戦で、同じキャラクターを選択した場合
- タイムスリップが可能な世界観で、時代の異なる同一人物の対決(若い頃VS現在、現役時代VS引退後など)
- 何体もいるキャラクター同士の対決(クローン、容姿が区別されていないモブキャラ等)
- 双子対決
- 複数存在してもおかしくない非生物(ロボットの同型機や同じモデルの乗り物など。また、「極めて類似した道具を用いる者同士の戦い」の意で用いる場合はTCGにおいても同様の戦術を目指しほぼ同種のカードで構成されたデッキを用いるプレイヤー同士での対決が「ミラーマッチ」と呼称される)
当然だが4と5を除き、いずれも現実では有り得ない対決である(一般的にそう呼ばないだけで、双子も生物学的にはれっきとしたクローンである)。
一応漫画などでも起こらなくはないが、主にゲームにおいて発生する現象である。
漫画では能力が全く同じで実力にも差がないと、合理的な勝敗の要因をつけるのが難しいからだろう。一方ゲームでは、対戦時に同じキャラが使えないと不便だからという便宜上の理由である場合が殆どである(世界観の性質上何らおかしくないのが理由の場合もある)。
ミラーマッチならではの現象
- ゲームの場合、他に差別化される条件が無ければ純粋な実力勝負となる。
- 特に互いに相手の手の内を知り尽くした状態であるため、より高度な駆け引きを要求される。
- 対決前に会話がある作品の場合、以下のような内容になりがちである。
- 互いに自分がもう一人現れたことに困惑する
- 互いに相手を自分の偽物だと非難する
- 一方が本来のパラレルワールドで失敗をしており、他方の自分を倒して上手く物事が進んだパラレルワールドに乗り移ろうとする
- 服装やその色に違いが無い場合、相手のキャラと自分のキャラを見間違える可能性が生じる。
- 相手に変身出来るキャラやその能力を模倣出来るキャラの場合、変身または模倣するメリットがなくなる。
カードゲームにおいて
遊戯王などのカードゲームにおいても、使用するデッキのテーマが同じ場合、ミラーマッチとして扱われることが多い。さすがにデッキを構成しているカードまで全く同じ例は少ない。
世界大会等においては、環境で流行っているデッキを使用した際、これになることが多い。
スターターデッキを使用する大会においても、必然的にこれになる。