データ
概要
第6世代から存在する技わざ。凄まじい爆音の破壊力で周囲を攻撃する。
威力140にして命中率100というえげつないほどの高性能技。これでいて能力低下や反動、状態異常になるなどのデメリットが一切無いという、一般ポケモンが普通に覚える汎用技ながら禁伝の専用技すらしょぼく見えてくるレベルのぶっ壊れ技の一つ。
同じような威力を持つ技に比べ、PPも10と高めに設定されている。
音技に分類されるので「みがわり」を貫通し、「ぼうおん」で無効化される。また、「じごくづき」を受けると使えなくなる。
欠点は前述通り「ぼうおん」持ちにダメージが入らないこととダブル以上では味方を巻き込むこと。
後者はシングルならば問題ないが、前者は採用率が少しずつ増えているためその辺は要注意。
もしこれと同威力同効果の技が他タイプに配布されでもしたら、確実に環境を揺るがすレベルの超優秀技である。
その点をノーマルタイプの技で弱点をつけない(=サブウェポンとして採用されづらい)点と、一致で撃てるノーマルタイプのポケモンで特攻種族値が100を超えているポケモンには誰1人として渡さないという措置を取ることによってかろうじて登場することができた技だといえる。
逆に言えば、限定的なルールであるがさかさバトルでは相手の特性を考慮しなければすべてのポケモンに等倍以上で通り能力低下等のデメリットも無い壊れ性能に大化けする。
習得ポケモン
覚えられるポケモンは第9世代現在、オオスバメ系統・バクオング・ナックラーを除くフライゴン系統・ペラップ・オンバーン・ドデカバシ系統・ジャラランガ・ゴリランダー・ストリンダー・ノココッチ・イルカマン系統・サケブシッポ。
ノーマルタイプの4系統はタイプ一致で使えるため、威力210と不一致じばくクラスの火力をほぼデメリット無しで出せる。
特攻特化+こだわりメガネのバクオングの「ばくおんぱ」で耐久無振りのガブリアスが一撃と言えばどれだけ強力なのかわかるだろうか。
さらに特性が隠れ特性の「きもったま」ならゴーストタイプにもダメージを入れることができる。
ぺラップも「わるだくみ」によって火力を底上げできる為、タスキで耐えて強烈な一撃を与えることが可能。
「ばくおんぱ」は正にこの2匹を出世させた技といっても過言ではない。
オオスバメは第6世代までは特攻が50しか無かったのでネタにしかならなかったが、第7世代で特攻が75になったため使いやすくなった。ちゃっかり「きもったま」持ちであり、習得者中最速なのもポイント。
ドデカバシも特攻75だが、こちらは特性の補助はない。
オンバーンやフライゴンはタイプ不一致だが、タイプ一致りゅうのはどう(威力135)よりも威力は高くなるので、あえてこっちを採用してもいいかもしれない。
ノーマル技のため弱点は付けないが、ドラゴンタイプも同族以外には弱点をつくことができない上、近年ではフェアリー隆盛によってドラゴン自体の通りが非常に悪いため現実的な選択肢の一つと言える。
ストリンダーもタイプ不一致ではあるのだが、特性「パンクロック」により、威力182というかなり高めの火力で撃つことが可能であり、一致のオーバードライブより高火力のため型によってはメインウエポンとして採用する事もある。
また、サケブシッポは習得できるがプリン系統は習得できない。進化の過程で歌を覚えた事で叫ばなくなったのだろうか?
UMの図鑑説明では地方によってシャウトするように歌うらしい。新規地方を舞台にした続編での習得に期待がかかる。
同じく歌うポケモンとしてはアシレーヌも習得不可。
もし習得できた場合、げきりゅう発動時の「うたかたのアリア」よりうるおいボイスでの「ばくおんぱ」の方が威力が高くなるため、特性込みでアシレーヌの型が一新されると考えられる。
第9世代ではテラスタルの登場により取得者は誰でもタイプ一致で扱うことができるようになった。元々ノーマルタイプのポケモンなら威力が2倍となり、威力280という驚異の数字をたたき出すことができる。
また、特性パンクロックのストリンダーがノーマルテラスタルで使った場合、特攻種族値114から威力273で放つ技となる。ここからさらにノーマルジュエル等で威力を上げることもできる。
ちなみに歌うポケモンとしてラウドボーンも習得不可となっているが、アシレーヌ共々習得できない理由として一部では、この2匹は歌が上手いからという分かる人には分かる理由での考察がされている。
番外作品
ポケモンGO
こちらでも高威力の技として実装されており、威力は150と原作よりも高い。
消費エネルギーが70と重いが、他の技に比べて性能自体は優秀だったりする。レックウザの専用技ガリョウテンセイも同じ性能でありながら、確定で防御が下がるデメリットが付いている。シャドウポケモンをリトレーンすることで覚えるおんがえしの完全上位互換でもある。
習得者にあまり恵まれておらず、特に対戦ではお目にかかることがまず無い。使えるポケモンの中でもジャラランガはドラゴンクローとかわらわりで、フライゴンはドラゴンクローとねっさのだいち(もしくはだいちのちから)で技スペースが埋まってしまっているのもばくおんぱが採用されない理由になっている。
関連項目
他の音系攻撃技
さわぐ ハイパーボイス チャームボイス バークアウト いにしえのうた
ある意味「ばくおんぱ」繋がり。
周囲の敵や行く手を阻むトラップすら一掃する程の破壊力を持つ。
あまりにも強力な為か、3回しか使えない。
上述の通り、これまでこの技をタイプ一致で撃てるノーマルタイプのポケモンで、特攻種族値が100を超えているポケモンはこの技を習得しなかったのだが...?