- ボクシングで、防御を全くしないこと。また、その戦法。→ノーガード戦法
- ポケモンの特性の1つ。本稿で説明する。
- 女性キャラが無防備(主に胸や下着)な状態のイラストにも付けられる。
- カードファイト!!ヴァンガードのゲーム用語。ガーディアンをコールせずに相手のアタック(攻撃)を通すこと。
データ
初出 | 第4世代 |
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効果 | 互いの技が必中となる |
野生ポケモン出現率が1.5倍となる | |
英語名 | No Guard |
概要
第4世代より存在する特性。
ただし、厳密には自分が放った技と相手が自分に向けて放った技が必中になる。
良く勘違いされるが、味方が複数いる場合「ノーガード」所有者とそれに対して攻撃するポケモンの技のみ必中となり、味方には一切適用されないので注意したい。
また、相性・技・特性による無効化はこの特性で無視出来ない。
隠れ特性ではカブルモ、夜ルガルガン、ゴビット系統、メガシンカではメガピジョットが所有する。
全攻撃が必中となるため、命中難技であっても気兼ねなく使えるのは利点。
カイリキーやゴルーグは「ばくれつパンチ」との相性が良く、特性「ノーガード」ならまず採用しているといって良いであろう。夜ルガルガンも命中に難があるメインウェポン「ストーンエッジ」が必中となるため採用率は高い。
命中不安定技であっても空中にいたり、地中にいたり、水中にいたり、影に隠れていたりしても攻撃を当てられるので、決して特性が腐ったりすることはない。
こんな状況でどうして当たるのかは気にしてはいけない。
技が当たらなくなるのは先に攻撃された際「きあいパンチ」の様に技自体発動に失敗するか、「まもる」「みきり」などの防御技で攻撃を意図的に防いだ場合のみ。
ちなみに相手だけでなく自分がその状態であっても相手から攻撃を受けてしまうせいで「ノーガ
ード」持ちのゴルーグに「ゴーストダイブ」や「そらをとぶ」を習得させるのは完全な地雷となっている(Zワザやダイマックス技として出すことで一応は活用出来るが…)。
当然、相手の技も必中になる点には注意が必要である。
特に一撃技まで必中となるため、ノーガードの対策は一撃技といわれることもある。
ちなみに「ノーガード」持ちは誰も一撃技を習得できない(初代カイリキーは「じわれ」を習得できるが、VC版より送っても隠れ特性となるので両立はできない)。
当然といえば当然なのであるが、手段がない訳ではない。
ダブル/トリプルで「スキルスワップ」や「なりきり」を使えば一撃必殺とも併用可能。やろうと思えば夢の「ノーガード」+「ぜったいれいど」も可能。
ただしその間の攻撃は勿論必中なので上手くダメージをいなす方法を考えること。
一撃技が目立つが、実戦における相手からの攻撃で最も警戒すべきは補助技である。
おにびやでんじはといった、覚えるポケモンがそこそこ多い上に当たってしまうと機能停止に陥る危険な補助技が必中になってしまうのである。
また、何でもかんでも無理矢理当ててしまうせいで「じだんだ」とは相性が良くない。
戦闘での効果が強力過ぎて忘れがちであるが、フィールドでは野生ポケモンと出会いやすくなるという効果もある。
これは「ありじごく」「はっこう」「むしのしらせ」と同じ効果だが、それらは出現率が2倍なのに対し、こちらは1.5倍と細部で異なっている。
第8世代においてはダイマックスが登場。
ダイマックス中の攻撃は全て必中となるため、この特性が無意味となってしまう。
…と思いきや、実はダイマックス中ならではの利点が存在する。
それが、姿を隠す技を利用した時間稼ぎに強くなるということ。
ダイマックスは3ターンしか持続せず、ダイマックス技は必中とはいうものの姿を消している相手には当たらないため、これを使われると貴重な1ターンを無理矢理稼がれてしまう。
しかし、ノーガードは前述の通り姿が消えていても攻撃を当てることが出来るため、これらの時間稼ぎを無効化出来てしまうのである。
ダイマックス対策及びダイマックス技化を兼ねて姿を隠す技採用率も上がっているため、機能する機会はそこそこ多いといえる。
その他
ポケダンでは互いに命中・回避の能力変化と特性による回避率アップを無効とする。
互いに命中・回避のプラマイがなくなるということである。
関連リンク
するどいめ……相手の回避率上昇を無視する特性。