なりきり
なりきり
ポケモンの技についてはなりきり(ポケモン)を参照のこと。
元は2007年ごろに既に確立していたテキスト主体のジャンル。エミュレート。
主にインターネット上のチャットや掲示板などで、特定の作品あるいはオリジナルのキャラクターなどに扮することで会話やゲームなどを楽しんだりするジャンル。
複数人が関わることで時には異なる作品間のキャラクター同士の掛け合いが繰り広げられたり、キャラクターの性格を再現しつつ質問を受け付けたり、引用する原作とは全く異なる世界観におけるキャラクターの行動をシミュレートしたりするなど、その楽しみ方は多岐に渡る。
また、一部のゲーム、特にロールプレイを行う事になるタイプのジャンルも広い意味ではプレイヤーが主人公になりきっている状態と言え、それを反映した実況プレイを行っている者もいる。
オリジナルの世界観やキャラクターを使う場合は基本的に複数人でのチャットないしリレー小説形式が主体であり、しばしばダイスとステータスの存在しない簡易版TRPGに例えられる。
最近ではTwitterでなりきりを行っているBotが多数存在している、ちなみにBotとあるが手動が混じっている物もある。これらは単純ななりきりの場合もあれば、何らかの意図的な二次創作設定(二次設定・俺設定)を混ぜ込んでいる場合もある。
基本的にコミュニケーションの相互理解が大切になってくるジャンルであるため、設定を盾にあまりにも身勝手な言動を取るなどの行為はまず受け入れられない。なりきっているキャラ同士に加えて中の人同士の距離感もしっかり適切に測ることがよく薦められる。
また、特定の作品のキャラクターを用いるということは、そのキャラクターと作品を少なからず背負うということになる。そのためあまり元ネタを激しく無視したり私情を混ぜた発言などを行うと大抵問題視される。「~はそんなこと言わない」というやつである。
その他にはキャラクターをスピーカーにして政治的な発言や何かを非難する様な発言をさせていたりする事や、独自に付随した二次創作設定が問題視される事がある。
TwitterのなりきりBotなどの場合は主張や設定の積み重ねによってもはや独自の存在が確立してしまうこともあるが、そうして表れる個性の方向性によっても批判される。また言動にいわゆる中の人の主張が表に出すぎることも「キャラクターを使っている」として敬遠されることが多い。
このためヲチが非常に加熱しやすいジャンルであり、何かと難癖を付けてネットウォッチ板にスレが立ったり、ウォッチスレ内で悪質ななりきりプレイヤーを何とかして追い出そうなどと匿名で共謀したりなどもするため特に複数人が絡むなりきりは節度を保った振る舞いが求められる。
(私個人の主観が入っています。有用な情報をお持ちな方は修正及び追記をお願いしたいです)
2013~2018年辺りは美少女系のサブカルチャーコンテンツが隆盛期だったのもあり、美少女キャラの割合が非常に多かった。男性キャラは良くても全体の4割しか使用されず、酷い時には1割しか存在しなかったので、なりきりサイト及び部屋の幾つかが美少女部屋と化していた。特に2013年~2015年辺りは某弾幕シューティングゲームのキャラが、美少女キャラの中でも特に多く存在していた。この頃はそのゲームが若いオタクの間で多大なる人気を獲得していたのが影響していたと考えられる。
しかし2018年の中期になると一転して男性キャラの割合が増え始め、現在では男性キャラが女性キャラよりも多く使用される様になった。これはサブカルチャーに興味を示す女性の方が時代の流れと共に増えていった影響であると思われる。逆に女性キャラが減ったのは、そのキャラを使う人の大半はオタクの男性であり、さらにオタクの男性の大半は学生で時代の推移によって社会人となってなりきりをする時間が減ったからだと
考えられる。
2018年前期頃まではオープンチャット形式のなりきりが多かったが、中期頃からはSNSの普及の影響を受けてSNS上でのなりきりが増加。結果としてオープンチャット形式は廃れていき、現在ではSNSでのなりきりが主体となった。
オープンチャット形式では荒らしが発生しやすかったり、見ず知らずの人となりきりをする関係上、その人と上手くなりきりが出来るか分からなかったりするのに対し、SNSでは荒らしが発生しにくかったり発生したとしても素早くキック出来る上、SNSは知り合ったお気に入りの人たちと身内でなりきりをしやすいという利点がある等の点が背景にあると推測出来る。
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