概要
おもちゃのポケモンを自由に操作するゲーム。
基本的にはステージで敵ポケモンをなぎ倒してボスを倒してクリアというシンプルなもの。
倒したポケモンはもちろん、ゲットもできる。
また、あいことば入力で特別なポケモンを入手できる。
バトルロイヤルがあるのも特徴で、敵を倒す途中でボスが乱入するのも見所。
通り名を持つポケモンもいて、特別な効果を持っている。
据置版では友達との協力プレイを楽しむのも特徴的。
なお、フォルムチェンジや姿違いはそれぞれ別個のポケモンとして扱われている。
わざ
ポケモンシリーズで登場した攻撃技のほとんどが実装されており、状態異常などの追加効果や外すとダメージを食らう技が存在するなど細かな点で原作再現されている。
なお、変化技は天候を変化させる技など一部は実装されていない。
よってソーラービームは1ターン溜めずに発射できるし、かみなりやでんじほうもプレイヤーのエイムさえ良ければしっかり当たる。
本シリーズでの実装にあたり、仕様変化した技もある。
- テレポートは脱出技ではなく、後方に緊急回避する技。
- ちいさくなるは文字通り、キャラのサイズを小さくする技。
- スケッチは相手の使った技をコピーできるが、永続ではなく、交代で元に戻る。
- なげつけるは道具ではなく、お金を投擲。
- ステルスロックなどの置物技は攻撃技として用いる事ができ、直接攻撃としての威力は低いが、少しの間だけ踏むとダメージを受ける罠を設置できる。
- わるあがきはサビたポケモン専用技。
- やきつくすはきのみではなく、ドロップしたPごと焼き尽くす技。
- ロックオンは命中率を上げる技ではなく、方向転換技。
- ジオコントロールは通り名「がんこ」がないと不発。
- ふみつけやとびはねるが連続技になっている。
- れんぞくぎりの威力は変化しない。
- ねこだましが撃ち放題
- ねをはるを使うと動けなくなる。
- おいうちは後ろを向いた相手に倍ダメージ。
- しろいきり発動中は自分に掛かるデバフが発生しない(つまり、りゅうせいぐんが撃ち放題)。
- しぜんのちからは植生地ではタネばくだん、沼地ではどろばくだん、氷雪地帯ではふぶき、山岳地帯や洞窟ではいわなだれ、建物ではトライアタック、海辺ではハイドロポンプ、砂漠地帯ではじしんが発動する。
- 物理・特殊の概念がないため、バフとデバフの対象がアタック・ディフェンスとなっている。
などなど…。
攻撃技の仕様について
攻撃技にはシンプルに前方の敵を殴ったり、薙ぎ払う技(せいなるつるぎやエアスラッシュなど)や突進技(クロスサンダーやニトロチャージなど)、直線上の敵に放つ攻撃(ハイドロポンプなど)、扇状・四方などワイドレンジに攻撃できるもの(だいもんじ、じしんなど)、マーカーが発生した場所に放つもの(かみなり、ぼうふう、マグマストームなど)、弧を描いたり、敵を突き上げる物理攻撃(ドラゴンテールやたきのぼりなど)などがあるが、以下のようなちょっと特殊な仕様のものもある。
以下カテゴリー名は仮称を用いる。
爆発系
前方に弾を発射し、着弾地点が爆発する技。
タネばくだんやタマゴばくだんのような弧を描くように爆弾を投げつけるタイプ、クリアスモッグやはじけるほのおのような飛距離がそれなりにあるタイプなどが存在する。
跳弾系
基本的な使い方は直線上に飛ぶ飛び道具と同じだが、壁やポケモンにぶつかると跳弾するタイプの技。
ホーミング系
マジカルリーフやあおいほのお、さばきのつぶて、はどうだんなど撃つと敵ポケモンに自動的に飛んでいくタイプの技。
ヒット数や飛距離などはわざによって異なる。
ブーメラン系
飛び道具や前方を薙ぎ払う技を発射し、発生した技エフェクトが使用者に戻ってくるまでの間に触れた敵にダメージを与える。
ころがる系
前方に転がりながら敵にぶつかる技。
潜伏突進系
そらをとぶやあなをほる、シャドーダイブのように一時的に無敵状態となってから突進するタイプの技。
無敵を利用してサクサク進めたい時におすすめ。
バリア系
かまいたちがこれに該当する。
周囲にバリアを展開し、触れた相手にダメージを与えて吹っ飛ばすストライクのお供。
乱戦地帯を切り抜けるのに打ってつけな爽快感溢れるスキル…なのだが、攻撃そのものは食らってしまうので注意。
のしかかり系
飛び上がって相手を押し潰すように攻撃する技。
フライングプレスやのしかかりなどが該当するが、フリーフォールは目の前の敵を掴んで飛び上がる効果を有する。
いちげきひっさつ系
効果は原作と同じだが、発動までの隙がでかく、袋叩きにされる事が珍しくない本作においては外れスキルもいいところである。
ボスに対してはダメージを与えるだけで、一撃で仕留めることはできない。
シリーズ一覧
乱戦!ポケモンスクランブル
Wiiウェア専用ソフトでシリーズ第1作目。
通信でおもちゃのポケモン同士を交換をする唯一の作品。
手持ちのポケモンとの組み合わせて別れるとチケットがもらえる。
スーパーポケモンスクランブル
ニンテンドー3DS専用ソフトでシリーズ第2作目。
初のパッケージソフトでもありポケモン初の3DS専用ソフトでもある。
今作からはケルディオ、メロエッタ、ゲノセクトを除くイッシュ地方のポケモンが登場。
今作でのすれちがい通信では、相手の対戦用データを交換したり、勝負を挑んだりする。
ポケモンスクランブルU
WiiU専用のダウンロードソフトでシリーズ第3作目。
ストーリーではカプセルが川に落ちて流されたポケモン達がショップに戻るために旅をするというもの。
今回はNFCフィギュアに対応しており、ゲームパッドにかざすと操作でき、育てることもできる。
みんなのポケモンスクランブル
ニンテンドー3DS専用ソフトでシリーズ第4作目。
ダウンロード版は基本無料であり、後にパッケージ版も販売される。
今回は重要なアイテムの一つ、ポケダイヤがあり、気球やアイテムの購入ができる。
基本的にゲーム内容は同じだが、ダウンロード版とパッケージ版には違いがある。
- 課金要素の有無(ダウンロード版はありだが、パッケージ版にはない)
- ポケダイヤ3000個の入手方法(パッケージ版ではチュートリアル終了後に1000個ずつ入手)
- ポケダイヤ掘り機、気球VIPカード、見切りVIPカードの入手方法(ダウンロード版はポケダイヤ3000個まとめて購入するともらえ、パッケージ版では特定の条件を満たすと順番にもらえる)
また、パッケージ版のデータをダウンロード版に移植できない。
ストーリーはプレイヤーが王国の悩みを解決するものとなっている。
チャレンジモードではストーリーの流れを追及したものになっている。
今作からはゲノセクトやカロス地方のポケモン(フーパ、ボルケニオンを除く)が登場。
今回はチケットの概念がなく、ポケモンと別れてもポケダイヤではなくPというコインを置いていくようになった。
また、色違いのポケモンも登場しない。
今回はすれ違い通信でMiiが遊びに来て、行き先でそのMiiを助けるとサポートしてもらえるようになる。
また、プロフィールの編集やコメントの設定も可能。
期間限定で、チェックインするとあばれる君のMiiが遊びに来るというサービスも行われていた。
ポケモンスクランブルSP
シリーズ第5作目、Android版iOS版で配信が開始されたスマートフォンアプリ。基本プレイ無料で、ゲーム内課金がある。
問題点
ただでさえ楽しいポケモンスクランブルだが、中にはストレスで楽しめなくする事に熱意を注ぐひねくれ者もいる。普通のプレイヤーは彼らによってしばしば非常に不快な思いをさせられている。
特に問題点なのが、みんなのポケモンスクランブルの上述のMiiのコメントである。
挨拶文で「死ね」「とりあえず死ね消えろ」や助けを求めるセリフで「助けたら殺す!」、助けられた時に「助けるな、死ね」、倒された時に「殺してやるううう!!」などと煽ったり、特定の人物への暴言、下ネタ、理解できてしまうと頭を抱えるようなスラングの類を設定したりと、どこかの悪質プレイヤーを彷彿とさせるプレイヤーも健在である。
コメントでそうした行為に及ぶプレイヤーは減少傾向にあったのだが、ここで発散しているという事なのだろうか・・・
さらに、サポートするどころかゲットの妨害も否定できないので、ボスポケモンゲットのチャンスを逃すことに繋がる可能性もある。
まぁ、サポートがキズぐすりで体力満タンであれば体力が減らない限り何もサポートはされないのだが・・・。
これらの原因は、ひとえにWi-Fiやすれちがい中継所というお互い顔が見えない空間を介しているという事に尽きるだろう。決して治安が良いとは言えないネット社会は、子供用ゲームのおまけ的要素であってもこうした悪質行為を蔓延させるのである。
そんな劣悪環境でのポケダイヤ集めは、予想以上に手を焼く事になると覚悟しておいてほしい。弱みにつけ込んで助けを求めるセリフで「助けたら100個ポケダイヤ渡せます!」で実際に救助すると助けられた時のセリフで「1個も渡せるかこのカスが!」や「あなたがもらうポケダイヤは-100個です。」という詐欺行為をする輩まで存在している。
だが安心して欲しい、冒険者の削除も可能であるため、不快な思いをさせるMiiの削除をして受信拒否すれば今後一切受信が出来なくなるだろう。(ただし、受信拒否するには冒険者の削除を行わなければならない。)
たかが遊び、されど遊び。プレイヤーには今一度ネチケットというものを考えてもらいたい。