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キマワリ

きまわり

キマワリとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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曖昧さ回避編集

  1. ポケモンの一種本記事で解説
  2. ゴミムシダマシ科に属す甲虫→キマワリ(昆虫)

基礎データ編集

全国図鑑No.0192
ジョウト図鑑(GSC)No.103
ジョウト図鑑(HGSS)No.104
イッシュ図鑑No.021
パルデア図鑑No.032
ローマ字表記Kimawari
分類たいようポケモン
タイプくさ
高さ0.8m
重さ8.5kg
性別比率50%♂・50%♀
特性ようりょくそ/サンパワー(第4世代以降)
隠れ特性はやおき
落とし物ヒマナッツのはっぱ
タマゴグループしょくぶつ

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語キマワリ黄+ヒマワリ
英語・スペイン語・イタリア語Sunflorasu(太陽)+flora(植物相)+sunflower(ヒマワリ)
ドイツ語SonnfloraSonnenblume(ヒマワリ)+Flora(植物相)
フランス語Héliatronchélianthe(ヒマワリ)+tronc(幹)
韓国語해루미해바라기(haebaragi、ヒマワリ)
中国語向日花怪向日葵(xiàngrìkuí)+花(huā)+怪兽(guàishòu、怪獣・モンスター)
ヘブライ語סאנפלורה英語名の音写
ヒンズー語खुशमुखीखुश(Khush、幸せな)+मुख(Mukh、顔・口)+सूरजमुखी(Soorajmukhi、ヒマワリ)+खुश मुखी(Khush mukhi、陽気な)
ロシア語Санфлора英語名の音写
タイ語คิมาวาริ日本語名の音写

進化編集

ヒマナッツ&キマワリ

ヒマナッツキマワリたいようのいし


概要編集

金・銀』(第2世代)で初登場したヒマナッツの進化系。非常ににこやかな顔と軽快に動き回れる足を持った、ヒマワリの様な姿のポケモン。

名前の由来も「+ヒマワリ」より。


くさポケモンのほとんどは光合成をしてエネルギーを得る生態を持っているが、キマワリはそれが特に顕著で、顔面に受けた暖かい日光を栄養に変え体に取込んでいる。

それ故、昼間の活動中は常に太陽を追い掛けて移動する習性を持ち、日当たりが良い場所でお日様の方角を向き続けている。

特に日差しが強くなる暑い季節が近付くと、顔の花弁は一層鮮やかとなり、より活発に動ける様になるという。このため、公式でもを象徴するポケモンとして描かれたりしている。

実際にアニポケデコロラ諸島編OP『夏めく坂道』でも登場している。


日中はそうして得た溢れるエネルギーにより、むやみやたらと活発に動き回るが、日が沈むと花弁を閉じてパッタリと動かなくなる。

アニポケ第7期の描写を見るに雨天でも問題なく活動出来ていたため、デカグースよろしく昼行性の本能が強く、夜だと動けない体質の様である。


ひまわり(キマワリ)花田。

現実のヒマワリは良く群生する姿が夏の風物詩となっており、キマワリも図鑑での記載こそないが、殆どの媒体では多数が集まって行動する描写が多いため、群れで生活するポケモンと考えられる。

主な生息地であるジョウトパルデアでも、出現場所が限定されているのはこのためと思われるが、アニメや『ポケモンGO』では全員が満面の笑みのまま同じ方角を見ている絵面があり、冷静に考えると結構怖い。


基本的には常にニコニコ笑顔で、性格も印象に違わぬ陽気能天気な者ばかり。

ただ常に笑顔という訳ではなく、元気を失うと表情が崩れることもあり、困り顔や怒り顔もしっかり存在する。

落ち込み系太陽神


パルデア地方の芸術家・コルサ氏の著作「投げやりのキマワリ」は、殆ど見せないこの一面を強調した表現が物議を醸した代表作。

このように有名な画家ゴッホの如くインスピレーションを受ける芸術家も多いらしく、特に彼らを育成するブリーダーやソムリエならば、笑顔の中に隠れた人相の違いを見分けられるのとか。


ちなみに、ポケモン界では普通のヒマワリも存在しており、動物はともかく実在の植物は現存している様である。


ゲーム上での特徴編集

意外と野生で出現する作品は少なく、初登場『金・銀』でもしぜんこうえんで捕まえたヒマナッツを進化させるのが主な入手方法。曜日限定で行われる虫取り大会で「たいようのいし」を貰えることがあるので、これを使ってやるのがお勧め。


ブラック2・ホワイト2編集

上記設定からか、モブトレーナーであるげいじゅつか・ヴィンセントが戦闘でキマワリを繰出して来る(トレーナー名もゴッホに由来)。また、この世代では12番道路の揺れる草むら限定で野生出現する。


スカーレット・バイオレット編集

パルデア地方のジムリーダー・コルサのジムテストが「町中に散ったキマワリを10匹見付ける」という内容となっている。ジムテストクリア後にもキマワリ探しに再挑戦出来、ジムテストと合わせて合計20匹見付けると「リーフのいし」・合計30匹見付けると「たいようのいし」が貰える。

ただし、30匹全て見つけた後は再挑戦出来なくなるので注意。


野生のキマワリ自体も歴代屈指の多さで野に居る光景を見られるが、進化前共々出現場所は限定されている上、設定通り日中の晴天時にしか姿を現さないので、捕獲させたい場合は注意が必要。


性能編集

種族値

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
7575551058530425

  • 「とくこう」が高く、次いで「とくぼう」もやや高め。他は平均的で、「すばやさ」は物凄く低い、というか進化前から一切変わっていない。

  • 特性「サンパワー」を有する個体は特に太陽神と呼ばれることがある。進化前ヒマナッツと共に種族値は低い上に鈍足、さらにくさのため弱点は多いのであるが、特性「サンパワー」によって攻撃する度にHPの1/8を消耗する代わりに「とくこう」が1.5倍となる。そのため、他ポケモンにサポートで「にほんばれ」「トリックルーム」を敷いて貰った後、高くなった「とくこう」で「ソーラービーム」を連射出来るという無双ゲームが可能。浪漫に満ちたポケモンの代表といえるであろう。

  • 実際『プラチナ』時代に開催された公式大会でこの太陽神戦法が地区大会準優勝まで果たしている。太陽神恐るべし。

  • 「サンパワー」持ちは『BW』以降何匹か追加されているが、この中でも最も「すばやさ」が低いこと、じめん特殊技「だいちのちから」を唯一覚えられることから差別化は可能。

  • 第9世代でもサンパワーの火力は健在。また、ひでりの特徴を活かし、テラスタイプをほのおとして、「テラバースト」で苦手な相手に対応するという戦術も取れるが故に現在も「太陽神」として実況題材とされることもしばしば。

  • 本作の「サンパワー」持ちはエレザードが内定していないため、競合相手は減っているが、依然としてステータスで勝るリザードンが続投したままなのが辛いところ(ダイマックスで発動可能であった「サンパワー」コンボが成立しなくなった以上、これでも前作より弱体化しているのであるが)。

「だいちのちから」について編集

  • キマワリはこの技を自力では覚えられず、教え技を必要とする。だがこの技の技教えが初めて実装された『プラチナ』当時はこの技を覚えられず、ハートゴールド・ソウルシルバー』になって突然追加された。

  • そのせいで、『BW2』で同教え技が復活するまで「キマワリはだいちのちからを覚えない」という誤植が広まっており、攻略本にもいくつか見られていた。

  • 何故突然追加されたかについては、上記『プラチナ』時代での準優勝を称えてのことではないかと噂されているが、真相は不明。

使用トレーナー編集

ゲーム版

※1:ポケモンスタジアム金銀


アニメ版

  • チサト(無印135話)
  • タマキ(無印135話)
  • ソーラータウンのジョーイ(無印135話)
  • ミノルの両親(無印178話)
  • ナビ(無印249話)
  • ナオシ(DP)
  • ルルの両親(DP137)
  • ヒワダタウンの宿泊先の小屋管理人(新無印32話)

漫画版


番外作品編集

ポケモン不思議のダンジョン編集

  • CV:江森浩子(アニメ版)
    • 時・闇・空の探検隊』でプクリンのギルドの一員として登場。陽気な性格で、いつもニコニコ笑っているお姉さんキャラ。「きゃー!」「ですわー」が口癖。
    • 空の探検隊』ではスペシャルエピソード『ほんじつのきゃー!』で主役を務めた。同エピソードでのとあるポケモンの活躍は一見の価値あり。
    • アニメ版では迷宮の洞窟へ向かうポケダンズへ同行したが、ガバイトのメロメロを喰らって戦闘不能に…。
    • ちなみに本編『ポケモンSV』にはボウルタウンのジムテストにいる個体が「きゃー」と鳴く。

ポケモンGO編集

  • 原作同様ヒマナッツに「たいようのいし」を使って進化させることで入手が可能。野生個体はイベント時などで見掛ける程度。同作では進化アイテムが非常に入手し辛いこともあり、入手難易度は高い。「たいようのいし」自体も、他にクサイハナエリキテルなどの進化に必要となるため、ヒマナッツに使うべきかは悩みどころ。

ポケモンユナイト編集

  • ゼフィオパークの野生ポケモンとして登場し、ラストスパートでヒマナッツから進化する。

ポケモンカードゲーム編集

  • 現行の殿堂レギュレーション以降で使えるカードは3種類。
  • ポケモンカードDP「ひかる闇」に収録後、金銀ポケモンということでポケモンカードLEGEND「ハートゴールドコレクション」(2007年10月7日発売)に収録。
  • その後何とポケカ サン&ムーン「オルタージェネシス」まで、実にほぼ12年間ポケカに収録されなかった。もっと酷い例もあるにはあるが、こちらは大人の事情が関わっているので、特に何もないキマワリがこれだけ忘れられていたのは悲劇といえる。

アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

  • 無印135話
    • ジョウト地方にあるアニメオリジナルの町ソーラータウンでは「キマワリコンテスト」なる大会が開催されており、サトシ達はキマワリを育てるチサトと出会う。
    • しかしコンテスト出場予定のキマワリは元気をなくしており、ムサコジに置き去りにされたニャースの通訳などにより、仲が良かった友人のキマワリが、そのトレーナーであるタマキがジョーイさんのキマワリと交換により会えなくなったことが原因と判明。ポケセンで再会を果たし、元気を取り戻す。
    • コンテスト当日にロケット団が太陽光を無理矢理照射してキマワリ達を捕らえようとした所をサトシ達が阻止し、チサトのキマワリが強力な「ソーラービーム」で撃退。その威力を見たコンテスト審査員によりチサトは今年のキマワリスターとなった。

  • 無印178話
    • ミノルの両親のポケモンで登場。

  • 無印187話
    • 凍っていたヒマナッツを解凍するためにサトシ達とトオルが駆け込んだペンション・キマワリにて、ペンションのマルチェロ・ソフィア夫妻は今年金婚式を迎え毎年同様キマワリに囲まれて記念写真を取りたがっていたが、今年は気候変化によりキマワリ達が現れないという。
    • サトシ達が行ってみると、ロケット団が雪降らしマシーンで辺り一面を雪で覆っていたことが原因と判明。ヒマナッツのにほんばれで雪を溶かし、ロケット団を撃退した後もキマワリ達は依然として現れず、そこでサトシは以前虫取り大会で入手した「たいようのいし」を用いてヒマナッツをキマワリへと進化。進化したキマワリは他のキマワリ達を呼び寄せたことで、夫妻は今年も無事記念撮影を撮ることが出来た。

  • 無印249話
    • チアリーダーのナビのポケモンで登場

  • ナオシのキマワリ
    • DP36話で初登場。ロケット団が「こんごうだま」を奪った際に防犯カメラに写ったニャースがキマワリの変装をしていたためにナオシが犯人と疑われてしまったことがある。
    • DP49話ではヨスガ大会でコロトックと共に1次審査を突破。シンオウグランドフェスティバルにも参戦、2次審査でコロトックとペアを組んでナオシをセミファイナルまで導いた。
    • 余談であるが、後にナオシの中の人後のシリーズでキマワリ関連のあの人を担当することに…(後述)

  • DP137話
    • ルルの両親のポケモンで登場。果樹園を手伝っている。

  • XY57話
    • 放牧場にいるキマワリ達で、フクジの指示によりソーラービームで暴走していたバニリッチバイバニラの猛吹雪により積もった雪を溶かし、2匹を正気に戻した。

  • 新無印32話
    • ヒワダタウンの宿泊先の小屋管理人のポケモンで登場。幼い頃のゴウトキオと共に行動していたが、日が暮れて来たために元気をなくし、ゴウにおぶられていた。


その他

無印135話やDP33・36話などでロケット団のニャースがキマワリの変装を披露することがある。


アニポケ・リコとロイの旅シリーズ編集

  • ボウルタウンのキマワリ達
    • 10話で原作ゲーム同様登場。「太陽・笑顔の象徴」であるため、町の人達はジムリーダー・コルサが笑顔で戻って来ることを信じて「キマワリ集め」をしていた。
    • リコ黒いレックウザの作品の破片を見てコルサが「スランプ」に陥ってる事を知り、彼を笑顔にさせスランプを脱却させるために「キマワリ集め」をし、ロイが10匹、ネモが15匹、リコはニャオハの性質を生かして33匹集める。
    • また、コルサの作品には「投げやりのキマワリ」の他に「黒龍に睨まれたキマワリ」、48話では「あかつきのキマワリ」という作品が登場している。

  • 12話:図書館に登場。
  • 15話:「投げやりのキマワリ」が登場。

漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • ゴールドのキマたろう
    • 性別:♀・特性:ようりょくそ
    • 性格:真面目・個性:とても几帳面
    • キキョウシティ周辺で、野生のエアームドから逃げ回っていたヒマナッツの群れの中の1匹。
    • 飛行能力を有するエアームドを倒すため、飛行中の鳥ポケモンに届く程高いジャンプ力を見初められて捕獲され、他人を放っておけない生真面目な性格から「キマたろう」と名付けられる(ただし♀である。作者曰くゴールドは気付かなかった模様)。
    • 仮面の男」との戦いで「たいようのいし」の成分が含まれた陽光線を浴びて進化する。
    • バトルでは「にほんばれ」でバクフーンをサポートする役を担う。
    • ピチュ(ピチュー)加入に伴い第6章では控えとなったが、第9章で再度手持ちに入る。
〈ゴールドの手持ち〉
エーたろう(エイパムエテボース♂️)
ニョたろう(ニョロモニョロゾニョロトノ♂️)
バクたろう(ヒノアラシマグマラシバクフーン♂️)
ウーたろう(ウソッキー♂️)
キマたろう(ヒマナッツ→キマワリ♀️)
トゲたろう(トゲピートゲチックトゲキッス♂️)
マンたろう(マンタイン♂️)
ピチュ  (ピチュー♂️)

関連イラスト編集

キマワリにこにこ太陽神

夏の草ポケ inアロ〜ラキマワリがいた夏


関連タグ編集


0191.ヒマナッツ0192.キマワリ→0193.ヤンヤンマ


関連ポケモン等編集




CP編集


その他編集

  • ヒマワリ
  • ゴミムシダマシ上科:属するジャンボミールワームが成長した姿を「キマワリ」と呼ぶ場合もある。検索で引っ掛かることがあるので虫が苦手な人は注意。
  • コジ坊:顔がどことなく似ており、且つ太陽モチーフ繋がりである。

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