概要
コーダイとは、ポケモン映画『幻影の覇者ゾロアーク』に登場するメディア王。
CV:陣内孝則
「アクションスタート!」
容姿
矢印をあしらった白い高級スーツを身に纏う、若き実業家。
全体は「白・シルバー」でスタイリッシュに統一されており、オールバックにした前髪の一部を金色に染めている。
スーツにあしらわれている矢印は、「時計」や「上昇」という意味が含まれている。
普段は袖に隠れて見えないが、幻影キャンセラーを左手につけている。
人物
あらゆるメディアに影響力を持つ巨大企業コーダイネットワークの社長。この映画における悪役。未来を知る男と呼ばれている。
ある目的から、新スポーツのポケモンバッカー・ワールドカップに「ライモンレジェンズ」として出場するため、開催地で今作の舞台となるクラウンシティを訪れる。
コーダイは20年前にクラウンシティでセレビィの時の波紋に触れたことで未来予知の力を手に入れた。
しかし、月日が経つにつれてその力は衰え、再びその力を得るためにゾロアークを利用した自作自演の破壊工作を行いクラウンシティを混乱に陥れる。
しかも、時の波紋はセレビィ以外が手にするとその地のエネルギーが枯渇する危険性を秘めており、クラウンシティはそれで滅びかけた事がある。
静かに暮らしていたゾロアーク親子を拉致し、ゾロアを盾にして暴れさせて全ての罪をゾロアークにかぶせ、その際に出るであろう被害(人的被害や環境被害)を一切気にも留めない冷酷で自己中心的な姿勢を見せる。
ちなみにコーダイがポケモンバッカーのエキシビションマッチで使用していたライコウ、エンテイ、スイクンの三体は、特殊な小型映写機が映し出していた立体映像、つまりニセモノである。
ボディーガードのグーンを従えている。作中ではカゲボウズとムウマージを使用した。
終盤にてゾロアークに一杯食わされたことに憤り、パートナーポケモンたちの攻撃と電流を放つアームで瀕死の重傷を負わせるも、最終的にヒカリやタケシたちに合流されてしまう。形勢不利と見て逃走を図るも、スタジアムに逃げ込んだところを幻覚に嵌められて転げ落ち、気絶する。その間に過去の悪事に関して語っていた映像を町の外にまで流されたことで真相が露見し、そのままお縄に付いた。
未来のビジョン
コーダイが持つ未来予知の力のこと。
セレビィが未来からやってくるときにできる時の波紋のエネルギーを吸収することで、その力を手に入れることができる。
時の波紋は、時間のエネルギーが一時的に集まるポイントで、時渡りによって消耗したセレビィが、エネルギーを必要とする時のために約1日この地上に滞在する。
セレビィが時の波紋に触れると消えてしまうため、時の波紋が地上に発生してから約1日以内に見つけ出し、セレビィに触れられる前にエネルギーを吸収しなければならない。
コーダイは、古代の予言者たちが残した文献を解読することで、時の波紋に未来を見る力があることを知った。
目眩がするのは未来のビジョンを見る前兆で、瞳の色も変化する。
関連イラスト
余談
本作の映画で共演したクルト役の塚本高史は数多くのドラマでも共演している。
また、小説・コミックスと劇場版では、設定やシーンでいくつか違いや追加された点がある。
- 小説版では、40歳という設定が追加されている。
- クラウンシティ旧市街で、ゾロアークを探すサトシたちと出会うシーンで、飛行ポッドに乗った状態で対面していたのに対して、コミックス版では、小型映写機が映し出した自身の立体映像で対面していた。
- 野望を砕かれ、スタジアム内へ逃げ込むコーダイにゾロアークが幻影を見せるシーンで、階段を昇った先が巨大飛行艇の上だったのに対して、コミックス版では、階段を昇るコーダイの背後から巨大なツルが迫っていた。
2012年のポケモン映画公式サイト内で公開された「キミはどのタイプ?ポケモン映画キャラクター診断」では、
「◯◯さんのタイプは、『幻影の覇者 ゾロアーク』のコーダイです。ウソでだまして人を出し抜こうという考えの持ち主。世の中の全てをだましてしまおうというウソの規模だけ立派です。」
と紹介されている。
関連タグ
ポケモン アニポケ ダイヤモンド&パール 劇場版ポケットモンスター 幻影の覇者 外道