アマカジ
あまかじ
ポケットモンスター 第7世代『サン・ムーン』に登場する果物型ポケモン。チェリンボとハネッコを足して割ったような姿をしており、メスしか存在しない。
モチーフは恐らくマンゴスチンで、名前の由来は「甘い果実」からであろう。
その名の通り、食べるととても甘いらしいが、人が食べるのに適さないレベルで甘く、汗を水割りして漸く丁度良いジュースとなる位。汗をかく植物って何だとかいわないが、甘味の少ない昔にはとても重宝された模様。
さらに全身から「あまいかおり」も発しているので、アローラ地方の人々やポケモンからは人気で、リラックス効果がある芳香剤代わりとして家に住まわせる人が多い。
一方、この体質は野生化においてはデメリットとなり、美味しそうな匂いに誘われ食欲を激しく刺激されたポケモン達に良く襲われてしまっている。
多くの鳥ポケモン、特にドデカバシには丸呑みされ、エイパムには眼の色を変えて飛びつかれ、ヨクバリスには木の実と一緒に尻尾に包まれ連れ去られるなど天敵が多い。
一応襲われた際は頭のへたをプロペラのように回転させて追い払い、短時間それで飛行も出来るが、追い払った後は自分も目を回してしまう。
逃げる際も飛び跳ねて移動するが、その光景が可愛いため必死さが伝わらず助けて貰えない。さらにその際流す汗の甘い香りでさらに敵を増やしてしまうという、中々報われない不憫なポケモンである。
その上アマカジ自身は余り賢くないので気にしていないと、間違いなく生態系の底辺に位置しているのだが、進化することで力も知能も激増するアママイコやアマージョが庇護することで、それなりの繁栄が出来ているようだ。
こうした設定故か、初期形態かつ中盤に登場するポケモンでもあるのに能力はかなり低く、ヨワシ単体、コスモッグに次いでアローラ新規組では3番目に低い。しかもアマージョになるまでは大して能力が上がらない。
体色といいこの点は某ポケモンを彷彿とさせる。
データにある通り、性別は100%の確率で♀である。これは元ネタと思われるマンゴスチンが「果物の女王」と呼ばれていることはもちろんだが、マンゴスチンの花には花粉がなく、花粉がないから受粉もしないという生態があることも関係しているかもしれない。
『サン・ムーン』ではアーカラ島のシェードジャングル西側に生息。その前に5ばんどうろにて、ヨーテリーを捕獲していた場合はNPCのキヘから「ニックネーム:タリーヨ」を貰う事ができる。
『USUM』では野生も交換でも登場しない為、代わりにシェードジャングルに生息するアママイコを捕獲してタマゴから孵化する必要がある。
(交換できなくなったのは、元々すぐ近くのせせらぎの丘のぬしであるヨワシ対策の為で、『USUM』ではぬしポケモンがくさタイプにとっては弱点になる むしタイプ複合のオニシズクモに変更されたからと思われる。実際にUSUMではキヘから貰えるポケモンはひこう・ドラゴンのオンバットとなっている)。
未登場。
内定。ワイルドエリアの「うららかそうげん(ランダム・晴)」、「こもれびばやし (ランダム・晴砂)」、「キバこ・にし(ランダム・晴)」、「みはりとうあとち(ランダム・晴曇)」、「キバこ・ひがし (シンボル/草むら・晴)」、「ストーンズげんや (シンボル・北西の草むら)」に出現する。
未登場。
内定。南1・2・4番エリアの森、東1番エリアの森に生息。ドロップできる「アマカジのあせ」は、わざマシンマシンで「リーフストーム」と「ソーラービーム」のわざマシンを作る素材となる。
三重県明和町に地域応援ポケモンであるミジュマルとフラージェス(きいろのはな)と共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。アマテラスと由縁がある為の選出と思われる。
また、愛媛県松山市にも進化後のアマージョと共にデザインされたポケモンマンホールが設置。おそらく「坊っちゃん」に登場するマドンナに由来か?