基礎データ
全国図鑑 | No.0671 |
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セントラルカロス図鑑 | No.070 |
アローラ図鑑 | No.102 |
パルデア図鑑 | No.147 |
ぶんるい | ガーデンポケモン |
タイプ | フェアリー |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 10.0kg |
とくせい | フラワーベール / きょうせい(隠れ特性) |
タマゴグループ | ようせい |
フラワーベール:味方の草ポケモンは能力が下がらず、状態異常にもならない
きょうせい:味方が道具を消費あるいは失ったとき、自身の道具を味方に渡す
他言語版での名称
英語 | Florges |
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イタリア語 | Florges |
スペイン語 | Florges |
フランス語 | Florges |
ドイツ語 | Florges |
進化
フラベベ→フラエッテ(Lv.19)→フラージェス(ひかりのいし)
概要
ポケモンXYから登場する新ポケモンの1種。
名前の由来はいずれの言語版も共通してFlower(花)+Largess(高位の人からの賜り物)と思われる。
フラエッテにひかりのいしを使用することで進化。進化前と比べてかなり大きくなった。
花園をテリトリーにし、草花の放つエネルギーを浴びて自分のエネルギーにする。彼女たちが放つ花吹雪は強さも美しさも一級品である。
また、草花を操る能力があり、昔の諸侯は庭園を美しくするために、フラージェスを招いたと言う記録が残されている。なんと彼女たちは数百年の寿命を持っているとされ、庭園を守り続けることに一生を捧げるという。
きっと庭園の主人の死後も大切に庭園を守り続けていたに違いない。カロス地方が美しい花畑が咲き乱れ、庭園が残っているのもフラージェスの尽力があっての事なのだろう。実際にレンティル地方の花畑も彼女たちによって管理されており、こうした花畑には心身を癒すエネルギーが降り注いでいるとされる。
頭の花のようなものは色が何種類か存在し、フラベベやフラエッテの頃に持っていた花の色と同じ色になる。赤、青、黄、橙、白の5種類が確認されている。
青の個体は古くは芸術の対象として人気が高く、白の個体は他の花とも波長を合わせて戦える特殊能力を持つ。
草タイプがつかないこと、あくまで持っていた花の色が引き継がれることから、恐らく首の周りの花は決して一体化してはおらず、相変わらずただの持ち物である様子。
ポケパルレで喜ぶ際口に手を当てて笑うなど、気高い女王のように振る舞う。『NEWポケモンスナップ』ではこちらに手を振るなど基本的に人間に対しては友好的。
ちなみに♀しか存在しないので子供は捕まえたときの花とボールを必ず受け継ぐことになる。
花と一体化したような容姿だが、フェアリー単独タイプであり、くさタイプではない。ただ、草タイプの技をいくつも覚えるようになっている。
とは言え身にまとうのは基本的に植物の花の部分のみ。そのため葉や根を主として使う草技は殆ど覚えられない(全く無くはないが大技には至らない)。
花自体や花が実らせるタネ、花自体が持つエネルギーが彼女の植物としての武器となるらしく、花々からビームを撃ち出す。草タイプの本懐である優秀な補助技はあんまり使えないというのがたまにキズだが…。
一応、自力習得の「グラスフィールド」に遺伝技のほごしょくを使うかダブルならオーロットから「もりののろい」をかけてもらうことで草タイプになることもできる。
覚える攻撃技はほぼ草タイプのものばかりなため、タイプ一致の恩恵を受けられないのが痛い。ただ、草技使いなのに草タイプを持たないというのは、ダブルバトルにおいてはメリットとなりうる。草タイプのポケモンを隣に置いても弱点が被らないため、草技起点のコンボを堂々と繰り出す事が出来る。
彼女は石による進化であり、自力ではレベルアップで技を覚えないが、進化後も技思い出し屋でハートのウロコを使えば進化前に覚える技を一通り思い出せるようになっているため、すぐに進化させてしまっても問題無い。
攻撃が低いためポケモンGO以外であまり見る機会は無いが、物理攻撃を放つ際は頭部からツタのムチを出して攻撃する。
ゲーム版・アニポケ版・ポケスペ共にトロバが手持ちにしているが、花の色は各媒体によって異なる。
色違いは緑色の部分が紫色になった姿であり、どの色の花でもこの要素は共通している。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
78 | 65 | 68 | 112 | 154 | 75 | 552 |
合計種族値があのウルガモスをも上回る552もあり、この数値はデメリット特性なしで非600族非フォルムチェンジの一般ポケモンだとウインディに次いで第2位。
上記の通り、特防が伝説ポケモンであるルギアとホウオウと同じ154もあるため、特殊受けとしての活躍が期待される。ただし防御は脆い。
また、特攻も112となかなか高く、火力も十分ある・・・のだが、特性フェアリースキンを持つニンフィアに火力で劣ってしまっている。一応、第七世代でフェアリースキンは弱体化したのだが。
特防に極端に種族値を割いているために他が案外平凡にとどまり、現状ニンフィアに特防と素早さ以外で勝る点が殆どなく、ニンフィアの特防も素でかなり高いので今一つフラージェスといえばコレ!といった道が見つかっていない。
彼女自身の特性が活かしにくい(というかシングルでは一切効果を持たない)のも悩みの種の一つ。どちらもダブルやトリプルにおけるサポート向けの特性だが、特にサポート向けの技を多数習得するというわけでもないため、サポーターとしても採用は稀である。第6世代当時は「きょうせい」の独自性からまだ採用理由があったが、ヤレユータンが登場した第7世代以降はなおのこと。
だが、第9世代で「スキルスワップ」を修得したため相手から強力な特性を奪い活かしにくい特性を押し付けるといった戦法がとれるようにはなった。
一般ポケモンの中ではカロス地方TOP2の種族値合計(平均種族値100のヌメルゴンの次に高い合計種族値が高いポケモン)なのに意外なほど彼女の悩みは多い。
頑張れフラージェス。
と言われていたが、ORASでは再生技の「こうごうせい」を習得。
フラージェス待望の回復技であり、特殊受けとしての実力が開花。ニンフィアとの明確な差別化に成功した。
他にも「ギガドレイン」、「なやみのタネ」、「なみだめ」等、少しずつ有用な技を与えられている。「なみだめ」使いとしては最高の特殊防御を持つ。
ポケモンSVではテラスタルによって草タイプになることで自身をフラワーベールの対象にすることが可能になった。
あのキョジオーンよりも強力なデバフ耐性を得られるが、草タイプ自体は弱点が多く受けには向かないため攻めに転じたいところ。
元々覚える「めいそう」を積んでからテラスタル込みの「ギガドレイン」でダメージを与えつつ回復して粘る戦法を取るのも1つの手。
「トリック」もこの世代で覚えたため、相手に「こうこうのしっぽ」でも押し付けて起点作りやハメに繋げることもできるようになった。
この他にも「ひやみず」「かふんだんご」「バトンタッチ」「アシストパワー」などを習得し、サポート要因としてもアタッカーとしても技範囲が広くなっている。
使用トレーナー
ゲーム版
- トロバ:XYライバル※オレンジ
- リップ:ジムリーダー(パルデア)※赤
アニメ版
- トロバ※白
- 植物研究者(新無印66話)※オレンジ
漫画版
- トロバ(ポケスペ)※青
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- XYの青いフラージェス
- 69話から登場した青の花の姿。サトシのヌメルゴン(ヌメラ)の生まれ故郷の湿地帯を襲い、ヌメラにトラウマを与えた張本人である。メガヤンマやアリアドス、カイロスなどの虫タイプを配下に率いるリーダー的存在である。艶やかな外見とは裏腹に、性格は極めて冷酷。
- 争いの目的は病気で弱っているフラエッテを救うため泉の水を狙ったのであり、その想いをロケット団に悪用されてしまう(なお、フラエッテを弱らせた根本的な原因もロケット団である)。その後、ロケット団に騙されたことに気づき、ヌメルゴンと共にロケット団を撃退し、フラエッテを救った後、湿地帯のポケモン達と仲良く暮らすようになる。
- XY82話:セレナがフラージェスの仮装をしていた。
- 植物研究者のフラージェス:新無印66話にカロス地方で白い花について知ってる植物研究者のポケモンで登場。かつて、フラベベ時代に貴重なオレンジ色の花を無くしてしまったというゴウの白いフラベベと似た境遇を持つ。
その他
XY | 112話・113話 |
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漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
12章でもトロバの手持ちで青い花で登場。本人達の自覚は薄かったが数々の激戦と厳しい特訓を経て成長しており、最終決戦時にワイを足止めしていたアケビのホルードを倒して進化。フレア団の騒動後に最終進化しており、マギアナを「フラワーガード」で隠したり、0号スーツが操るガメノデスから肖像画を取り戻した。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンXY
ポケモン一覧 フェアリータイプ フラベベ フラエッテ
0670.フラエッテ→0671.フラージェス→0672.メェークル
イキリンコ:こちらは羽の色が4種類異なるが、同じく「白が希少」という共通点を持つ。