技のデータ
概要
第6世代から存在する技の一つ。森の霊の呪いにより、相手に「くさタイプ」を追加する(味方にも使える)。
習得できるのは現在オーロット系統のみだが、本当にこの技、くさタイプの技で良いのだろうか…。
先輩ポジのみずびたし(相手をみずタイプに変える)と違い、こちらはタイプを追加する。
つまり元のタイプは消えないので、タイプをすでに2つ持っているポケモンに対して使うとその間タイプが3つになる。
くさタイプは弱点が多いためダメージアップも狙えるが、習得者がオーロット系統のみに限られているので、相手の弱点を増やすというよりダブル以上で味方のタイプ相性を変化させる使用が主となる。
弱点が多いとはいえ、くさタイプを付加する事で相手の粉技・胞子技に対する耐性を付加できる点は強みであり、フラージェスやキュワワーに使うと本人にもフラワーベールを発動させられるので試してみるのも一興。
なおハロウィンと重ね掛けすることはできず、例えば先にハロウィンによりゴーストタイプが追加されていた相手にもりののろいを使った場合ハロウィンの効果は消える。
くさタイプを追加すると悲惨なことになる皆様
弱点を突くとダメージ2倍という高さ故に、元々の4倍弱点がくさタイプの弱点と重なる皆様は大変なことになる。
具体的には以下の通り。
セキタンザンならばダメ押しにタールショット(相手にほのお弱点追加=ほのおダメージ2倍)で最大16倍弱点。その状態でオーバーヒートやもえつきる辺りを撃つと威力は2080に達する。これにタイプ一致とにほんばれ(各1.5倍)が加われば驚異の4000越えとなり、マトモに受ければオーバーキルも生ぬるい。
実戦でそこまでやる暇があるかはともかく、超絶火力のロマンはある。
しかし残念ながらポケモンという作品はシリーズの仕様により、相手へ与えたダメージが如何程なのかを具体的な数値では表示されないため、敵のHPを超えるダメージを与えることへの意義は自己満足以外ほぼ皆無であろう。
- ヘラクロス辺りにこの技を使うと飛行8倍になり、翼で打たれたりつつかれたりするとそこから腐り、風に吹かれただけでも塵と化す。
- カラマネロなどに使うと虫8倍となり、血を吸われれば干からび、まとわりつかれたら死が待っている。
- グライオン、ひこうドラゴン組、ガブリアス系&フライゴンなどに使うと彼らは氷8倍となり、粉雪が降っただけで凍死する。先制で飛んでくるこおりのつぶて、必ず急所に当たる(=ダメージ1.5倍)こおりのいぶきなどもっての外だ。
8倍弱点の状態でこれらの威力がどうなるかというと、まず「つばさでうつ」が480、「つつく」でも280、「かぜおこし」320といずれもシャレにならない。きゅうけつは威力20しかなかった第6世代なら160で済むが、第7世代で80に跳ね上がったため640に達し、「まとわりつく」も威力160に加えスリップダメージ4~5ターン&命中100と考えると「マグマストーム」(威力100+命中75)がかわいく見えてくる。いやまあマグマストームでこれをやったら威力800×4~5ターンという天災と化すんですがね。
そしてこおり4倍組は「こおりのつぶて」でも先手で威力320の氷塊が飛んでくるし、確定急所の「こおりのいぶき」など実質90なので、威力が720の猛吹雪に見舞われる。森の呪いとは斯くも恐ろしや……。
ちなみに
「呪い」といえどもくさタイプということで、そうしょく持ちなら無効にできるし攻撃力も上がる。そうしょくって何なんだ本当に…。
また元からくさタイプのポケモンには効かないので、毒8倍だけは作れない。
仮に作れてたらカプ・ブルルなどは酸をかけられるだけで溶けて無くなるだろうし、かんそうはだ持ち(元々炎が4×1.25=5倍弱点)のパラセクトなどひのこですら消し炭になったろう。同様に4倍弱点のあるユキノオー、ナットレイ、トロピウス、アローラナッシー、ドダイトスも危ないところだったのだ。
関連タグ
ハロウィン ゴーストタイプにおける似たような技。こちらでは相手の相性を悲惨にすることはできない