基礎データ
全国図鑑 | No.0873 |
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ガラル図鑑 | No.350 |
パルデア図鑑 | No.351 |
ローマ字表記 | Mothnow |
分類 | こおりがポケモン |
タイプ | こおり / むし |
高さ | 1.3m |
重さ | 42.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | りんぷん/こおりのりんぷん(隠れ特性) |
タマゴグループ | むし |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | モスノウ | moth(英語で蛾)+snow(英語で雪) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Frosmoth | frost(霜)+moth(蛾) |
ドイツ語 | Mottineva | Motte(蛾)+neve(イタリア語で雪) |
フランス語 | Beldeneige | belle(美女)+boule de neige(雪玉) |
韓国語 | 모스노우 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 雪绒蛾 | 雪+绒(細かい織目の布)+蛾 |
中国語(繁体字) | 雪絨蛾 | 雪+絨(細かい織目の布)+蛾 |
進化
概要
『ポケモン剣盾』に登場するポケモンの一種。ユキハミの進化系。
本作ではなつき度=なかよし度に統合されたので、進化条件は実質的にブラッキーと同じである。
巨大な白い蛾のような外見をしている。一時期はその姿からウルガモスのリージョンフォームではないかと噂された。翅と触角の一部は透明で、雪の結晶を思わせる白い模様が描かれており、触角は大気の流れを感じる機能がある。
その翅の温度はなんと-180℃という、レジアイスの -200 ℃にも迫る極低温で、そこから鱗粉を雪のように振り撒いている。
ばら撒かれる鱗粉だけでじめんタイプやくさタイプのポケモン達が大ダメージを受けそうな温度である。そのうちどくのこな、しびれごな、ねむりごなに続くこおりのこなとか出てきそうである。
一見マフラーを巻いているように見えるがこれは前肢で、開くとちっちゃな手が出てくる。
野生下では野山に生息し、住処を荒らすものには容赦せず、吹雪を放って徹底的に苦しめるという美しい外見に反して苛烈な一面を持っている。
モチーフは恐らくオオミズアオ。ちなみに冬を選んで活動する蛾の一種フユシャクの要素も入っていると思われる。更に極寒の北極圏に生息しているという点から「ホッキョクドクガ」の要素もある。
また余談だが、オオミズアオは成虫になると口が退化し、物を食べることがなくなる。
これを再現したのか、ユキハミの頃はキャンプでカレーライスを大盛りで食べていたのが、モスノウになった途端一匙サイズの量しか食べなくなってしまう。
流石に何も食べなくなるということは無いものの、極端な食欲の低下に驚いたトレーナーも多いのではないだろうか。野生下での食事が気になる所であるが、雪解け水を飲んでいるとの事である(バイオレットの図鑑説明より)。
なお、同様の特徴を持っているポケモンは他にもツチニン→テッカニン等がいる。
シュートシティに住むとある芸術家は作品のモチーフとしてモスノウを求めており、交換に出すと「ちょくせん」というNNのジュラルドンと交換してもらうことができる。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 65 | 60 | 125 | 90 | 65 | 475 |
進化によりキャタピー並のスペックからかなり能力が上昇。特殊方面に特化しており、レベルアップでは物理技を一切覚えない潔さである。
反面、特攻・特防以外は軒並み低めだが、特性はどちらも非常に優秀。
特に隠れ特性のこおりのりんぷんは説明こそ異なるものの実質ファーコートの特殊版とも言うべき性能で、無振りでも特防種族値は200相当になりサニゴーンの「パワージェム」すら耐える脅威の特殊耐久を誇る。
この耐久を盾にサイクル戦を行うか、「ちょうのまい」を積んで全抜きを狙うのがモスノウの基本のスタイルになるだろう。
しかし、特殊サブウェポンは「ギガドレイン」「マジカルシャイン」「ぼうふう」くらいしかなく、これらを全て半減するはがねタイプの相手はかなり厳しい。
一応「ウェザーボール」を覚えるが、自身ではあられ以外の天気にすることができないためサブウェポンとしてはほぼ役に立たない。
火力が高く抜き性能には優れているので、選出誘導するための見せポケとして入れるのもいいだろう。
変化技は「ワイドガード」や「おいかぜ」など主にダブル向きのものに偏っているが、ダブルで使用する場合やはり2つもある4倍弱点がネックとなる。特に使用率の高い「いわなだれ」が致命傷となることに注意したい。
良くも悪くも有利不利がはっきりしたポケモンなので、強みを活かすには使いどころの見極めが重要と言えよう。
高い特殊耐久を「とつげきチョッキ」でさらに強化した型も強力。
「とつげきチョッキ」を持った上でHD特化するとC特化ウルガモスの「オーバーヒート」ですら確定で耐えるため、そのまま「ミラーコート」で反撃するのがベター。この場合、「ミラーコート」が通じないあくタイプに対して「むしのさざめき」で効果抜群を取れるため、複合タイプでありながら虫技の採用率が高め。
第9世代
第9世代では自身の4倍弱点を消せるテラスタルを獲得。
テラスタルでみずタイプなどの優良タイプに変わって相手に弱点を突かれにくいようにするのが基本だろう。C252火力アイテムなしのサーフゴー程度ならテラスタルを切られてもHD特化個体に「シャドーボール」が確定5発なので、みがわり人形が残る計算となる。みがわり人形が残ることによる疑似的な追加ターンを活かして「ちょうのまい」を積んでやろう。
「テラバースト」を獲得したことで「れいとうビーム」「むしのさざめき」「ギガドレイン」「テラバースト」といったようにフルアタック型を育てやすくなったため、「とつげきチョッキ」型も強化されている。
一方で「てんねん」耐久型が続々環境に進出し、火力増強において「ちょうのまい」への依存度が高いモスノウはその点で弱体化。
テラスタイプは呼ぶほのおといわに対して「テラバースト」で打点を持ちやすいみずやじめんがメイン。
極一部の極端な例ではテラスタルを切ってから「まとわりつく」で手頃な相手をキャッチし、「フェザーダンス」でガン起点にするというものまである。バインドが解けた頃には「ちょうのまい」がガン積みされているのでたとえ交代しても手遅れという寸法である。
この世代では受けループというよりユキノオーとの「雪パ」コンビが主流である。採用技TOP10に「ふぶき」が、同時採用ポケモンTOP10にユキノオーがしばしばランクインしていることからもそれが明白である。
レギュレーションGでは使用率こそ振るわないが、でんきテラスタルを切ればH252振り程度でもC特化「こだわりメガネ」ミライドンのフィールド「イナズマドライブ」ぐらいは確定3発に抑え、同じ条件ならC特化「こだわりメガネ」ムゲンダイナの「ヘドロばくだん」も確定3発であり、耐えればこおり打点で料理できるため、「忘れた頃にやってくる」枠として利用価値がある。
使用トレーナー
ゲーム版
- メロン:ジムリーダー(ガラル)
- イザル:ジムチャレンジャー
- グルーシャ:ジムリーダー(パルデア)
アニメ版
漫画版
- メロン(ポケスペ)
アニメ版
『アニポケ・第1 - 第7シリーズ』
- ライラのモスノウ
『アニポケ・第8シリーズ』
- 1話:冒頭で登場
関連イラスト
関連タグ
0872.ユキハミ→0873.モスノウ→0874.イシヘンジン
夜進化仲間
イーブイ/ブラッキー(+なつき) |
ニューラ/マニューラ(+するどいつめ) |
グライガー/グライオン(+するどいキバ) |
リーシャン/チリーン(+なつき) |
アマルス/アマルルガ |
アローラコラッタ/アローララッタ |
カラカラ/アローラガラガラ(SM・USUM) |
イワンコ/ルガルガン(まよなかのすがた) |
ガラルマッスグマ/タチフサグマ |
マホミル/マホイップ(まっちゃ・レモン・ソルト・ミント・トリプル) |
リングマ/ガチグマ(満月の夜+ピートブロック) |