ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

オオミズアオ

おおみずあお

オオミズアオ(大水青)とは、日本に生息する蛾の一種 及びそれに関連するイラストにつけられるタグ。
目次 [非表示]

分類・名前編集

オオミズアオ 学名:Actias aliena (Butler, 1879) は、鱗翅目ヤママユガ科・オオミズアオ属に分類されるの一種である。

日本では北海道から九州にかけて分布し、平地から高原まで生息域は広い。世界的には極東アジアに産するようである。

和名漢字表記は『大水青』


学名はかつてはギリシア神話の月の女神アルテミスが由来である『Actias artemis』とされていたが (井上, 1982)、近年はActias alienaであるとするのが一般的である (岸田, 2011;岸田, 2016)。なお岸田 (2011) と岸田 (2016) によると、日本にActias属はオオミズアオ A. aliena (Butler, 1879) とオナガミズアオ A. gnoma (Butler, 1887) の2種のみが分布し、オオミズアオはA. aliena aliena (Butler, 1879) とA. aliena yakushimaensis (Kishida, 1994) の2亜種が、オナガミズアオはA. gnoma gnoma (Butler, 1887) とA. gnoma miyatai (Inoue, 1976) の2亜種を産するとされる。


特徴編集

青白い体色をした大型のである。

その大きな翅が非常に特徴的であるため、一度見たら忘れられない外見を有する。

触角は両歯状で、はよりはっきりと成長する。

幼虫は主に紅葉ブナ科カバノキ科バラ科ミズキ科などの広葉樹のを食べ、の葉も食べる為、都市部でも見かけることがある。幼虫は長毛を疎に備えるが、は持っていない。


ヤママユガ科の多くは成虫になった時点で口器が退化しており、餌を摂取することなく1,2週間程度で死ぬ。オオミズアオもその例に漏れず、幼虫の時に蓄えた養分で分散・交配を行い息絶える。

一方ヤガ科の大型蛾類の多くは口器と消化管を備え、成虫のまま数か月単位で生活する種も珍しくない。


pixivでのオオミズアオ編集

先述したような美しく幻想的な外見を持つことから、イラストの題材にされる。擬人化することもままある。

また、蛾特有の体毛をもってもふもふしていることから、公言するほどではないが、秘かに好きだと言う人は多いようである。


引用文献編集

井上 寛, 1982. ヤママユガ科. 井上寛・杉繁郎・黒子浩・森内茂・川辺湛・大和田守, 日本産蛾類大図鑑 1:587-590. 講談社, 東京

岸田泰則, 2011. ヤママユガ科. 岸田泰則 (編) , 日本産蛾類標準図鑑 1:(うろ覚えです。後で確認して入れます) .学研, 東京

岸田泰則, 2016. Zolotuhin (2011) 「極東のオオミズアオ属には何種いるか」の紹介および意見. 蛾類通信 278:88-89


関連タグ編集

 昆虫 水色 もふもふ

オナガミズアオ … よく似た別種


ジュディ・オング魅せられての衣装がオオミズアオに似ていた事から「オング」と呼ばれた事がある


モスノウ - オオミズアオをモチーフとしたポケモン


新甲虫王者ムシキング - 2016ファーストよりおたすけムシとして登場。レアリティはR、属性はチョキ、肩書きは「透き通る青」。おたすけ技はチョキで勝つとマイナス効果(封じ、毒など)を1回無効にする「アルテミスの煌き」。


ロシーヌ - オオミズアオをモチーフに取り入れたキャラクター。

関連記事

親記事

ヤママユガ やままゆが

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 489779

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました