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概要編集

和名エゾヨツメ
学名Aglia japonica
分類鱗翅目 カイコガ上科 ヤママユガ科 エゾヨツメ亜科 ヨツメガ属
前翅長3.8cm
開翅長3.4~5.3cm
分布域日本(北海道、本州、四国、九州)・サハリン
幼虫の食樹広葉樹(ハンノキカバノキカシワコナラミズナラブナオニグルミ等)
越冬態
成虫の発生期春(3~7月上旬)

年に一度、春に出現するヤママユガ科のの一種。

日本のヤママユガ科の中では最も小型だが、それでも蛾としては大型の部類に入る。

ヤママユガ科では珍しく、翅を綴じて止まる。

オレンジの翅に黒く小さな一対の眼状紋と、青色の大きな一対の眼状紋を持ち、これはタヌキの顔に擬態していると考えられている。

危険を感じると翅を開いて眼状紋を見せつける。

イボタガオオシモフリスズメと併せて春の三大蛾と呼ばれる。

幼虫は様々な広葉樹の葉を食べるが、成虫は何も食べない。

北海道では平地でも見られるが、本州、四国、九州では山地に限られる。

夜間に活動し、日没後すぐの灯火によく飛来する。

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