概要
和名 | ヒメヤママユ |
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学名 | Rinaca jonasii jonasii |
分類 | 鱗翅目 カイコガ上科 ヤママユガ科 ヤママユガ亜科 Rinaca属 ヒメヤママユ日本亜種 |
前翅長 | 4~6cm |
開翅長 | 8.5~10.5cm |
分布域 | 日本(北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島) |
幼虫の食樹 | バラ科(サクラ、ナシ、ウメ、スモモ)、ブナ科(クリ、クヌギ、コナラ)、ニレ科(ケヤキ)、カバノキ科(アカシデ)、エゴノキ科(エゴノキ)、ツツジ科(ネジキ)、アジサイ科(ウツギ)、ムクロジ科(カエデ)、レンプクソウ科(ガマズミ,サンゴジュ)、ミズキ科(ミズキ)、クルミ科など広食性 |
越冬態 | 卵 |
成虫の発生期 | 秋(9~11月)・年1化 |
日本に分布するヤママユガの一種。
前翅と後翅に1対ずつ目玉模様(眼状紋)を持つオリーブ褐色の大型種。色彩は個体差が激しい。
ヤママユより少し小さい事からヒメの名が付いているが、本種もかなりの大型蛾である。
木の幹に産み付けられた卵は4月下旬頃に孵化し、様々な広葉樹の葉を食べる。
幼虫は毛虫だが毒性はなく、弱~中齢幼虫のトゲが少し痛い程度。
中齢幼虫までは背中に黒い帯状の模様があり、その中に赤い模様がある。終齢幼虫は全体が淡い緑色で毛深い。
6月下旬頃に落ち葉の隙間や枝の間などで繭を作る。
成虫は秋に羽化する。♀の触覚は両櫛歯状で、♂では羽毛状。
口吻は退化し、何も食べない。夜行性で、発生地では街灯や駅、コンビニなどの灯りに集まる様子がよく見られる。
台湾に分布する別亜種は春にも出現する。
以前は中国南部や朝鮮半島に分布する近縁種と同種と考えられていた。
実はかの有名なクジャクヤママユと同属種だったりする。
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