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モモイロヤママユ

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ろーじーめいぷるもす

ヤママユガ科に分類される蛾の一種で、メルヘンチックなピンクとイエローの体色が特徴。

概要

和名モモイロヤママユ
学名Dryocampa rubicunda
英名「rosy maple moth」「great silk moth」
分類鱗翅目 カイコガ上科 ヤママユガ科 Ceratocampinae亜科 ドライカンパ属
前翅長1~2cm
開翅長3~5cm
分布域北米大陸(カナダアメリカ東部)
幼虫の食樹ムクロジ科カエデ類(アメリカハナノキギンヨウカエデサトウカエデトネリコバノカエデなど)
越冬態
成虫の発生期3~10月(年1~3化性)

北米に分布するヤママユガ科の

ピンクとイエローの鮮やかな体色をしたモフモフの可愛らしい蛾で、ぬいぐるみやステッカーなどのグッズにもなっている。

形態

ヤママユの仲間としては最も小型である。

前翅は桃色で中央付近に三角形の黄色い帯状模様があり、後翅は黄色一色。

この色合いは幼虫期の食樹であるアメリカハナノキ(アカカエデ)の果実に擬態しているとされる。

体は黄色で脚と触角は桃色、オスの触角は櫛状で、これでメスのフェロモンを感知する。

生態

温帯落葉広葉樹林やその周辺の町に生息する。

成虫は口吻が退化しており、なにも食べない。

夜行性で、交尾相手を探して夜の森を飛び回る。

翅は通常、屋根型に畳んで止まる。

カエデの葉裏に黄色い卵を産み付け、孵化した幼虫は葉を食べて成長、その後土中で蛹化する。

蛹で越冬し、翌年に羽化する。

地域によって発生数が異なり、カナダ、アメリカ北部では1年に1回の発生だが、アメリカ東部では年に2~3回発生する多化性である。

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