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ZEUTH

ぜうす

ZEUTH(ゼウス)とは、ゲーム『スーパーロボット大戦Z』に登場するプレイヤー部隊名である。
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概要

組織名となる「ZEUTH」は、「Ζ Emergncy Union of Terrestrial Human(ゼット・エマージェンシー・オブ・テレストリアル・ヒューマン)」の略で、和訳すると、『地球人類緊急救援連合』となる。名称の頭文字となる「Z」は、「不退転=後が無い」を意味している。

結成の成り立ち

ユニウス・セブンの破片がザフトの脱走兵達によって落とされる事件が発生した際、「次元力」と呼ばれる特殊な力の影響で、数々の平行世界が一つに融合した結果、『多元世界』と呼ばれる新たな世界が誕生する事になり、この影響で世界各地で大きな混乱が起こる事になった。
そんな中、シベリアにて元は別々の世界に存在していた複数の勢力が、互いの目的や利害の一致によって行動を共にする事になった結果、それぞれの戦力を集結させて誕生した連合組織、それがZEUTHである。

しかし、結集した元の組織に軍事組織や民間組織、独立組織といった組織の形態に違いがあったのが原因で、目的や利害がある程度一致しても、組織の方針等に関しては不一致であった為に、ストーリーの中盤前期にて、二つの勢力に分裂する事になった。

分裂と対立

ZEUTHが二つの組織に分裂した際、組織はプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダル指揮下の精鋭部隊として行動する「ザフト組」と、あくまでも現場の指揮官達の合議制で独自勢力として行動する「アウトサイダー組」の二つの派閥に別れる事になった。

そんな中、それぞれの勢力は、ZEUTHに協力する新地球連邦軍の新興勢力である特殊部隊カイメラが仕掛けた、情報端末である「UN」を利用した情報操作によって、お互いが非道な行いをしていると誤解してしまう事態となる。
デュランダルによるロゴス打倒の演説後、互いの意見等が食い違ったたまま、本格的な武力衝突を迎えてしまう事になり、戦いは組織力に優れたザフト組の勝利で終わって、アウトサイダー組はその場を退却する事になる。
この戦闘後、それぞれの勢力は波嵐万丈やオルソン・D・ヴェルヌの介入によって、互いが誤報を鵜呑みにしてしまった事実を知る事になり、誤解を解く為に再集結したZEUTHのメンバーだったが、2度目の時空崩壊が発生し、本来は桂木桂とオルソンの2人だけが特異点であったのが、この当時のZEUTHのメンバー全員へと増えてしまう事になった。

再集結後の行動

多元世界が崩壊の危機にある事が発覚し、「特異点」の力によって崩壊する世界の修復を行うべく、再集結する形でZEUTHは行動を共にする事になるが、敵対しているとはいえ、地球の政府機関である新地球連邦の本部を異星人勢力の連合組織である「スカルムーン連合」から防衛した行いを、利敵行為としてザフトから問題視される事になる。
その後、疑惑がありながらも、引き続きギルバート・デュランダルの指揮下で軍事活動を行う事になり、ロゴスの本拠地であるヘブンズベースの攻略に成功するも、オーブ連合首長国への強引な降伏勧告等、デュランダルの方針は徐々に苛烈化していき、更に地球連邦勢力の支援者であったカイメラが、ZEUTHの対立を仕組んだ黒幕であった事実も判明、対立を迎える事になる。この事件後、エゥーゴの中心人物であるブレックス・フォーラーが暗殺される事になり、後任の指導者となり、暗殺を仕組んだのがプラントである可能性を見たクワトロ・バジーナの方針によって、ZEUTHはザフトからの離反の動きに出始める。

ザフトからの離反

ZEUTHとデュランダルの対立が表面化する一方、ダイダロス基地に逃げ込んでいたロゴスは、そこで隠された戦略兵器である「レクイエム」を使用。プラントに大きな被害が出た事で、ZEUTHは宇宙に上がり、対立関係にあったオーブやアークエンジェルの勢力とも協力関係を結ぶ形で、レクイエムの中継ステーションや宇宙革命軍の秘匿していたコロニーレーザーの破壊に成功する。
しかし、デュランダルがZEUTHを切り捨てる方針に出た結果、プラントやその軍隊であるザフトとの対立も決定的になったが、ミネルバの所属下にあったシン・アスカルナマリア・ホークの場合は、ゲーム中のルートによってZEUTHに残る事になる。また、ネオ・ジオンの代表であるハマーン・カーンも、ルートによってはZEUTHに協力する。
続いてダイダロス基地に存在するレクイエムの本体の破壊に向かい、その戦いの中でブルーコスモスの中心物であるロード・ジブリールティターンズの中心人物であったバスク・オムの打倒に成功するも、レクイエムの中枢システムである「D.O.M.E.」の手引きによってレクイエムは停止、D.O.M.E.の元へ招かれたZEUTHのメンバーやパプテマス・シロッコ、ハマーンといった面々は、多元世界に隠されたある真実について知る事になった。
この事件の後、ZEUTHでは所属メンバーであるシリウス・ド・アリシアや風見博士が敵対勢力に裏切る事態となってしまう。

地上・宇宙での決戦

地上で活動するオーバーデビルや百鬼帝国やベガ星連合軍などを撃退したZEUTHであったが、コーラリアン殲滅を優先するデューイ・ノヴァクの方針によって行われた特殊兵器『オレンジ』投下の影響で、地球は深刻なダメージを受ける事になっていた。
そんな中、再び宇宙に上がったZEUTHは地球圏の宇宙に戦力を集結させていたスカルムーン連合と総力戦を迎える事になるが、地球人同士の戦いを重要としていた新地球連邦とプラントは、この戦いの傍観に徹していた。しかし、ラクス・クラインを庇って命が尽きかけようとしていたミーア・キャンベルによる放送によって、地球連合軍とザフトは重い腰を上げる事になり、彼らの協力によって、ZEUTHはスカルムーン連合との戦いに勝利する事になった。
スカルムーン連合との戦いが終わった後、ディアナ・ソレルの演説によって、残存した勢力の代表同士での会談が、月面の都市であるコペルニクスで行われる事になり、ネゴシエイターのロジャー・スミス、新地球連邦、プラント、ネオ・ジオン、ZEUTHそれぞれの代表の意見は不一致で終わり、結局は武力による対決という方針となった。
会談後、デュランダルはデスティニー・プランの導入実行の決定を本格的に宣言し、ZEUTHはプラント、新地球連邦軍による三つ巴の戦いを迎える事になり、その戦いの中でプラントは代表のデュランダルが死亡。新地球連邦軍も指揮官であるシロッコが戦死する事になった。
宇宙での決戦が終結した後、地上に降りたZEUTHは、堕天翅勢力やフロスト兄弟とギム・ギンガナムの同盟軍、デューイ・ノヴァク率いる新連邦軍との四つ巴の決戦を迎える事になり、これらを撃破する。
引き続いて、パラダイム・シティでアレックス・ローズウォーターやグエン・サード・ラインフォードの「ブラックドール軍団」とも対決の末に撃破し、残る敵対勢力は地球連邦軍を牛耳っていた特殊部隊のカイメラのみとなった。

カイメラとの最終決戦

多元世界の崩壊を特異点の力で防ぐべく、時空振動弾が発動して多元世界に変貌する要因となった軌道エレベーターへと向かうZEUTHであったが、エーデル・ベルナル率いるカイメラが既に占拠している状態となっていた。
カイメラの中心人物達であるレーベン・ゲネラールシュラン・オペルツィーネ・エスピオ、そして数多くの混乱を引き起こしたアサキム・ドーウィンの撃破に成功し、戦闘後にZEUTHは世界各地に向けて、多元世界の崩壊の危機やその修復を行う為の協力を呼びかける。
しかし、多数の戦力を失いながらも尚も抵抗するカイメラの首魁・エーデル・ベルナルの駆るレムレースが襲撃。残された戦力と共にZEUTHの駐屯する拠点に襲撃を仕掛けるが、ZEUTHは呼び掛けに応じ参戦した世界各地からの勢力の協力もあって、エーデルの撃破に成功する。

その後、多数のコーラリアンが集まっていた宇宙へ上がったZEUTHは、コーラリアンとの決戦を迎え、エーデルのレムレースも追ってくる形で宇宙に現れるが、そこにカイメラの真の黒幕であるジ・エーデル・ベルナルの駆るカオス・レムレースが出現。瞬く間にエーデルやコーラリアンを撃破したジ・エーデルは、時空修復の邪魔をすべく、次元力を応用した文字通り次元の違う戦法でZEUTHに仕掛けてくるが、最終的にZEUTHはジ・エーデルの打倒に成功。特異点の力によって、崩壊の兆しを迎える多元世界は、修復されるのだった。

ジ・エーデルとの最終決戦後、ZEUTHは解散となり、所属していた各勢力はそれぞれの道へと進む事になった。


所属する主な勢力

ザフト組

  • エゥーゴ

リアル系主人公ルートでは初期から登場する部隊で、アーガマが旗艦。ZEUTHに参加する部隊の指揮官はブライト・ノア中佐で、後に所属しているクワトロ・バジーナがエゥーゴの新たな指導者になる。ロラン・セアックを始めとするミリシャのメンバー達も、名目上はエゥーゴの所属下となっている。

  • ミネルバ隊
ザフトの最新鋭艦・ミネルバが中核となっている精鋭部隊で、タリア・グラディスが指揮官。ZEUTHがデュランダルの指揮下に入ってからは、ZEUTH全体の中心勢力となる一方、ルートによっては永久離脱する事になる。

ビアル星人の子孫達とその血族で構成されており、キングビアルが旗艦。マジンガーZグレートマジンガーゴッドシグマグランナイツといったザフト組に所属するスーパーロボットを扱うメンバー達が、この勢力の指揮下となっている。

アウトサイダー組

スーパー系主人公ルートでは初期から登場するチームで、フリーデンが旗艦。指揮官はジャミル・ニートガンダムエックスを始めとする複数のMSを保有している。

ウォーカーマシンを扱うブレーカー達で構成された組織。指揮官はエルチ・カーゴゲッターチームアクエリオンチーム、シベリアからのエクソダスを計画していた勢力も、名目上はこのチームの所属下となっている。

主に地球連邦軍を脱走した者達で構成され、旗艦は月光号。世間ではカリスマ的なアウトロー集団となっている。指揮官はホランド・ノヴァク。当初はZEUTHと敵対していたが、半ば成り行き的に行動を共にする事になった。

  • エマーン
商業国家である「エマーン」所属する勢力で、グローマが旗艦。指揮官はシャイア・トーブ。特異点である桂圭をエマーンに連行すべく、ZEUTHに参加する事になるが、後にエマーン本国とは方針の違いで対立関係となり、ZEUTHに残り続ける。

再集結後に加入


キラ・ヤマトラクス・クラインの二人を中心に、独自の行動をとる勢力。レクイエムやコロニーレーザーの発射阻止の際にZEUTHと協力体制をとり、後にZEUTHに加入するが、無茶な行動があったとはいえ、ザフト組のメンバーからは、他の敵から味方になったメンバー達以上に一方的に責められるという理不尽な仕打ちを受けている。ただし、アウトサイダー組とは一時的に行動をともにし、ザフト組よりはマシな関係を持てていた。

  • ディアナ・カウンター
月面の住民であるムーンレィスの勢力。物語の中盤で、政権を乗っ取られてしまう事態となっていたが、指導者であるディアナ・ソレルが帰還し、対立していた部下達と和解した後、ZEUTHに加わる事になる。


ネオ・ジオンの勢力で、表向きはミネバ・ザビが指導者となっているが、摂政であるハマーン・カーンが事実上の権力を握っている。当初はデュランダルやザイデルと「アプリリウス同盟」を結んでいたが、ルートによっては彼らと方針が対立の結果、ZEUTH側と同盟を結ぶ事になる。


余談

数多くの作品が存在するスパロボシリーズのプレイヤー部隊の中でも、ZEUTHは問題的部分が色々ありすぎるとして、ユーザーから批判される事の多い部隊である。主に批判される点は、以下に記載される。

  • UNの情報に振り回されての同士討ち行為
元々は、それぞれの利害から結成されたZEUTHで、結成されてから一度二分化するまでの期間は短かったが、それでもお互いの性格や行動方針に関しては十分に理解しあってはいた。
しかし単純な性格をしたキャラクターだけでなく、思慮深いキャラクターまでもが、カイメラのシュランが仕組んだUNへの情報操作に簡単に引っかかり、互いに疑心を抱くだけでは飽き足らず、武力的衝突にまで至った事には、あまりにも考えや行動が短絡的過ぎるのではないかと、批判されている。更に、再集結した後は、ZEUTHの面々が自分達の過ちを恥じようとする描写も殆ど無い。

  • 一度部隊を裏切った者達に対する極端過ぎるまでの扱いの違い
作中では、一度ZEUTHを裏切って離反し、また何らかのイベントによって戻ってくるというキャラクターが何人かいるが、そのキャラクター達への扱いがかなり違い過ぎる事に批判されている。
まず、恣意的な理由でティターンズに裏切ってしまったレコア・ロンドに対しては、ZEUTHの面々から容赦無く責められているのだが、ミヅキ・立花やシリウス・ド・アリシアの裏切りに関しては、殆どなあなあでごまかされているも同然で、全くといって良い程までに批判されていない。特にシリウスの場合は、最愛の妹であるはずのシルヴィアを捨てて一人だけ裏切った上に、かつての仲間であったピエールやジュンに対して、あまりにも傍若無人な態度をとっていながら、戻った際にはいけしゃあしゃあな素振りをして、暴言を吐いた仲間にもちゃんとした謝罪もしていないので、余計にプレイヤーの中で納得のいかない者が多くなっている。

  • 自分達の行いを棚に上げた批判行為
ザフト側のZEUTHは、独自に武力的介入を行ったキラやラクス達に対して、かなり一方的過ぎる非難を行っているが、「UNの情報に簡単に踊らされて同士討ちという暗愚な行いまでした彼らに、そこまでする資格があるとは言えない」と、批判される事になっている。更に、ザフト側のZEUTHは、アウトサイダー組のZEUTHが悪行に走るようになったと誤解していた際、アークエンジェルと行動を共にしたのを見た事で、「アークエンジェルのメンバーがアウトサイダー組のZEUTHに悪い影響を与えた」と、無茶苦茶な結論まで出している。
『スパロボZ』のシナリオライターは、SEED DESTINYの脚本にかなり否定的であったらしく、この事から一部のプレイヤーの間では、本作においてアークエンジェルの面々がZEUTHの一部から一方的過ぎる非難されたのは、「原作での行動に問題が多かった為に扱いが悪かったシン・アスカの待遇を改善しようと、単にキラの扱いや立場と挿げ替え、意図的な改悪描写をしたのではないか」という見解もある。
ちなみに、スパロボZの没データの中には、実際のシナリオでは味方としてのみ行動していた「ストライクフリーダムガンダムの敵対データ」も存在しており、この事からも、どうやら当初はアークエンジェルの面々が、「敵勢力として最後まで徹底的に非難される立場」になる設定まであったようだが、さすがに極端過ぎる扱いになると判断された為か、没になったようである。

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