宇宙大帝ゴッドシグマ
うちゅうたいていごっどしぐま
1980年3月から1981年2月まで東京12チャンネル他にて放送された。
トリニティエネルギーという超パワーを動力とするスーパーロボット、ゴッドシグマと
未来から襲来した異星人・エルダー軍との戦いを描く。・・・のだが、敵味方の事情などが二転三転し、話が進むにつれてとんでもない展開と化していく難易度の高い作品でもある。また、敵味方の善悪の逆転など今までのSF作品でも類を見ない演出を見せているのも特徴である。
OPテーマは一部でとても有名。
近年ではスパロボ参戦に伴い、キラケンのせいで若干ネタ的な作品にされがちな気も。
製作は東映本社。実際の製作は西崎義展のアカデミー製作が担当しているものの、優秀なる作画スタッフはほぼ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズと「メーテルリンクの青い鳥チルチルミチルの冒険旅行」に持っていかれたため、作画もほぼ海外からのグロス発注が殆どで、作画的には御世辞にも良くないレベルだったと…。(下請けがくじ引きで作画担当を決めていたり、描いてあればいいという意識の低さだったりでメインスタッフが現場に任せられなかったと述べていた)また火事で丸々初合体回をはじめとする何話か焼けてしまい、シナリオを改稿せざるを得なかったという。しかし2クール目に入るころには何とか持ち直しており、新規の合体バンクや必殺技バンクは気合入れまくりの作画だった。演出や物語の方向性が決まったのもそのころからである。
制作会社の関係か、宇宙船などメカが「ヤマト」や「宇宙空母ブルーノア」的。
また、新谷かおるがキャラクター原案を担当したので地球人がファントム無頼、エルダー軍がエリア88の登場キャラに似ている。特にファントム無頼は連載時期が重なっていることもあり本編にゴッドシグマの玩具を登場させたりしてた。
原作は前作同様八手三郎。
ある新聞でタイトルが「宇宙大帝ゴッドングマ」と誤植された事がある。
木星の衛星イオまで入植が進んだ西暦2050年、地球は謎の敵エルダー軍の奇襲を受けた。エルダー軍はイオを占領すると今度は地球のトリニティエネルギーを奪うべく、コスモザウルスでトリニティシティに攻撃を開始した。イオ出身の壇闘志也たちはゴッドシグマで地球とトリニティエネルギーを守り、そしてイオを奪還するべく長い戦いを繰り広げてゆく。
だが、エルダー軍がトリニティエネルギーを狙うのには理由があった…。
CVが二人の場合は原作、スパロボの順
トリニティシティ
空雷王のパイロット及びゴッドシグマのメインパイロット。木星でも作業ロボットを操縦していたこともあり、空雷王初搭乗の際に難なく操縦をこなしていた。木星圏生まれで家族もイオ在住だが、エルダー襲撃時には地球のイベントに参加していたため難を逃れている。しかし家族はイオに取り残されており、トリニティシティが木星圏にたどり着いた時に父と再会した。
最初は木星圏を奪ったエルダーを憎んでいたが、事情を知った後は反逆者となったテラルに協力することに。最終回で友が遺したタイムマシンでゴッドシグマと共に未来へ旅立つ。
トリニティシティの研究員で風見博士の弟子で海鳴王のパイロットも担当する。理論的な考えを持っているため、直情的な闘志也とは度々激突することも。弟子であるにもかかわらず風見博士の信頼は完全に得ておらず、トリニティエネルギーにしても詳しい製造方法を教えられていなかった。彼も木星に家族を残しており、地球に連れ戻すための資金をオークションなどで貯め込んでいた。
通称キラケン。陸震王のパイロットで、度々破壊されるシティの修理担当にもなっている。闘志也とは木星時代からの親友で、行動を共にすることも多い。エルダー襲来直前までイオに在住していたが襲撃時に地球に逃げ延びており、その際に家族と死に別れている(それでも本人は家族の無事を信じていたが)。
スパロボでは「みんなのかわいいキラケンだぞ」のセリフの通りコメディキャラで通っていることで有名。
いわゆるマッドサイエンティストであるトリニティシティの管理者。トリニティエネルギーの開発者でもあるため、エルダー側にとっては戦争の原因を作った張本人でもある。息子が一人いるがエルダーの戦闘に巻き込まれ死亡。そのときから心境の変化が生じ始めたが、秘密の実験所を暴露されたことで加速的におかしな行動を取るようになる。そして終盤にはエルダー側に寝返るという味方側の博士としてあるまじき失態を起こしてしまう。
トリニティシティの秘書で、自ら戦闘指揮も執る。実は空雷王にも乗り込んでおり、闘志也の代わりにパイロットを務めたことがあった。幼いころ風見博士に養子として迎えられ、それ以降は父のように慕っていた。そのこともあり、終盤の博士の裏切りには動揺を隠せなかった。
闘志也のことを気にしており、ミナコとは度々激突することに。
マルチーノ財閥の一人娘。令嬢であるためにワガママな性格で、勝手にロボを操縦したり、勝手に闘志也に一目ぼれして度々アタックするなどかなりの無茶ぶり。それが原因でトリニティシティに居座ることとなったが・・・。
本作はタイムパラドックスを扱っているが、序盤はあえてそれを伏せていた。中盤からエルダー側の台所事情が少しずつ解明していき、後半から終盤にいたってはそれを中心とした展開が繰り広げられていく。そして結末は意外な事実が判明することとなる。
同時期に放送されたロボットアニメ『宇宙戦士バルディオス』や『伝説巨神イデオン』と同様、結末が視聴者の予想を裏切ったアニメであり、二転三転する先の読めない展開で話題になった作品でもあった。ただし根本的な解決こそされてないものの(地球や人類が滅亡する結末ではないものの未来に起きている事実は変わらないため危機は回避されていない)、根源である戦争を止めるため主人公が未来へ旅立つという希望のある方向で終了しているので、3作の中では比較的まともな終わり方をした作品といえる(他は打ち切りに近い終わらせ方であるから余計に)。
しかし序盤の作画の乱れと演出の不安定さが後を引くこととなり、他2作と比べると当時の評価はそれほど高くなかったという(評価が見直されたのはスパロボ参戦やDVD発売以降)。そのうえ視聴するにもソフト関連が最近まで発売していなかった(DVDが発売したのは2011年3月。現在は入手困難)ため、比較的ソフト関連に恵まれている他2作と比べると知名度が低く、主題歌は知っていても内容は知らないという人もいるほどであった。現在では内容や上記の展開などが評価され、隠れた名作ポジションに収まっている。
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