曖昧さ回避
- 衝撃を受けた状況を示す効果音『ガーン』の強調、もしくは複合形。
- TVアニメ『宇宙大帝ゴッドシグマ』の登場人物。
- いわゆるまとめサイトのコメント欄に頻繁に書き込まれた語句「エルダー帝国ガガーン少将(宇宙大帝ゴッドシグマ)」。
宇宙大帝ゴッドシグマの概要
CV:寺島幹夫
第27話『2300年の敵』から登場。
地球侵攻軍総司令官・テラルの許に、エルダー軍元老院からのテコ入れとして、副官ダルトン・科学技術長官メサと共に派遣されてきた。
あまりにタカ派すぎるため元老院からは毛嫌いされており、厄介払いも兼ねて侵攻軍のNo.2に着任。
上官たるテラルを失脚に追い込み、新たな総司令として全権を掌握するに到る。
テラルがあくまで地球攻撃(しいてはゴッドシグマの動力源であるトリニティエネルギーの奪取)は祖国を未来の地球から救うために行っているに対し、ガガーンの最終目的はトリニティエネルギーを手土産にエルダーを支配することにある。
意に沿わぬ者は容赦なく粛清する冷酷残忍な野心家で、敵からよりも味方から怖れられているという人物。ペットとして怪鳥ロットバードを連れており、無礼を働いたり失敗した部下を処刑してロットバードの餌にしている。
ロットバードは内乱時にリーツに殺されたが、以後も無能な部下へは容赦しない。
最後は戦闘メカ ガルゴスに載ってゴッドシグマを襲うも相打ちとなり大爆発。
脱出し、逃走を図ったがテラルに追い詰められ、彼(彼女)の正体を告白して動揺を誘うが、テラルと壇闘志也の銃撃を受けて負傷。
何とかテラルを撃ち殺すも、「貴様のような奴は平和の敵だ!」と怒り心頭に達した闘志也に眉間を撃ち抜かれ死亡した。
スーパーロボット大戦
CV:藤原啓治(代役)
『スーパーロボット大戦Z』(2008年)で初登場。
本作ではシナリオ序盤で、ベガ星連合軍のスカルムーン基地(『UFOロボグレンダイザー』)にアルデバロン軍(『宇宙戦士バルディオス』)・ガイゾック(『無敵超人ザンボット3』)・エルダーが結集しスカルムーン連合が結成される。
ガガーンは途中で合流したヒューギ・ゼラバイア(『超重神グラヴィオンZwei』)を伴い連合に参加。
原作同様の残忍さを披露し、キラー・ザ・ブッチャーとは早々に意気投合する一方、ベガ大王が「ワシでもここまではやらんぞ」とドン引きし、ゼオ・ガットラーには「快楽主義者の豚」と一内心で軽蔑される一幕も。
クライン・サンドマンの搭乗機であるゴッドΣグラヴィオンは名前がカンに触るらしい。
最後は冷凍睡眠している多くのS-1星人を盾にして逃げようとしたことからガットラーに撃たれ、原作通り闘志也に射殺された。
スカルムーン連合の幹部の中では、最も惨めな最期を遂げた。
謎の書き込み
『宇宙大帝ゴッドシグマ』はイカしたテーマ曲や終盤の展開が現在でこそ高く評価されてはいるが、続編やリメイクはなく、長年映像ソフト化されなかった(何と2011年になってからである)こともあり、1980年代に多数発表されたロボットアニメの中でも知名度が(比較的に)低い作品である。
スパロボシリーズが発売されるまで他のロボットアニメ同様顧みられることが少なく、初期の制作体制が響いてどちらかと言うと評価が低かった。
SRWでも上述の『Z』が初参戦であり、以来『第2次Z破界篇』『第2次Z再世篇』と『X-Ω』にゴッドシグマは参戦しているが、ガガーンの登場は『Z』一作のみ。
そのため、まとめサイトのコメント欄に
「エルダー帝国ガガーン少将(宇宙大帝ゴッドシグマ)」
という文章が書き込まれても、多くの閲覧者にとっては何のことかさっぱりわからなかった。
そして現在も、この書き込みの意味や意図は明らかではない。
いわゆる荒らし行為(マルチポスト)の一種と見なされてはいる。