概要
西暦2050年のイオに突如襲来し、イオを制圧した後に地球にも攻撃を仕掛けてきた異星人。
エルダー星人とも呼ばれている。
当初はトリニティシティが開発した新エネルギー「トリニティエネルギー」を狙っている以外は地球からは内情が把握できなかったが、第12話で敵兵士の遺品から母星の位置が把握された。しかし2050年のエルダー星は観測上、生物の痕跡が見られない無人の星だった。
実は彼らはおよそ200年後の世界からやってきた存在。他の星から入植して帝国を築いたのだが、エルダー星の豊かな資源に目を付けた地球を中心とした太陽系連合軍が接近、同盟を持ちかけるも力ずくで勢力を広げる地球側の思惑に疑問を持ったエルダー側がそれを拒否、報復としてトリニティエネルギーを用いた超兵器で一方的に攻撃されるという結果を招いた。
追い詰められたエルダーはトリニティエネルギー研究の副産物として得たタイムワープ技術を利用し、トリニティエネルギーが開発されたばかりの2050年に軍を派遣することを決断する。
帝政であるため皇帝直下の組織『元老院』が存在しており、軍の命令はそこから下される。その上にエルダー皇帝が存在するが、名前が出ただけで劇中に登場していない(敵側のトップ(ラスボス)にあたる人物が登場していないこと自体ロボットアニメとしては異例。ただし皇帝自身は戦争の元凶ではない)。
そもそも帝国自体一枚岩ではなく、穏健派と過激派の対立が戦前から起きており、戦争によってそれが表面化する形となった。ガガーンのような過激派が軍の主導権を握っているのも戦争の影響と言えなくもない。
2050年に派遣された軍はテラル所有の大型宇宙要塞艦一隻のみ(ガガーンもそれと同等の要塞艦に乗って派遣されてきたので一時的に二隻となったが、テラルを気に入らないガガーンはテラル艦を攻撃し轟沈させている)だが、この時代の地球にとって十分脅威の存在といえた。さらに最重要拠点であるイオを占拠しているうえ取り残された移住民が人質に近い状態であるため、うかつに手を出せないのも地球にとってマイナス要因であった。
構成員
戦力
- ハルピィ
エルダー戦艦に格納されている宇宙戦闘機。
- エルダー戦車
エルダーが制圧した太陽系の星々に配置された宇宙戦車。
4クール目にイオに向けて発進したトリニティシティが立ち寄った先々で待ち構えて攻撃を仕掛けた。
ゲリラ鎮圧にも出撃している。
- 宇宙要塞艦ハイドレーク
これ自体がタイムシップでもある、テラル部隊のイオ前線基地。
ガガーン赴任直後にテラルへの当てつけとして、ダルトンとメサによって指令室の計器を破壊された挙句、ガガーンの乗ってきた新要塞艦に爆破された。
- 巨大ロボ ガルゴス
ガガーンの要塞艦内部に隠された超巨大ロボ。ガガーン自ら操縦する。
鎌と鎖鉄球、口からの火炎、腹部からのビームを武器とする。
シグマブレストも通用せず、風見博士の反乱と死によってトリニティエネルギーが不足したゴッドシグマを窮地に陥れた。