東映本社ロボットアニメ
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とうえいほんしゃろぼっとあにめ
東映本社ロボットアニメとは1976年の超電磁ロボ コン・バトラーVから1984年のビデオ戦士レザリオンまで展開されたシリーズだった
1976年放送の超電磁ロボコン・バトラーVから1984年のビデオ戦士レザリオンまで9年間続いたロボットアニメシリーズで、当時あった東映動画製作ロボットアニメ枠とは異なり、氷河戦士ガイスラッガー、激走!ルーベンカイザー、飛び出せ!マシーン飛竜、ピンク・レディー物語 栄光の天使たち、サイボーグ009(第2作)と同じ、東映本社事業部主体で他の製作プロに委託するスタイルを取っていた。
東映本社のハウスネームは八手三郎名義で、スポンサーは終始ポピー(→後のバンダイ(現・バンダイナムコ))が務めた。
東北新社の勇者ライディーンを含め、未来ロボダルタニアスまでを含めた長浜ロマンロボシリーズはこの系統に含まれる。長浜ロマンロボの美形悪役路線は後のスーパー戦隊シリーズに大きな影響を与えた。
直系作品
- 超電磁ロボコン・バトラーV・1976.4~1977.5 製作創映社(後の日本サンライズ→現・サンライズ) NET(後のテレビ朝日)系列局ほかにて放送された第1作目
- 超電磁マシーンボルテスV・1977.6~1978.3 製作日本サンライズ(現・サンライズ) 日本では全40話に短縮されたが、フィリピンでは大統領令で放送中止になる程の人気を得た
- 闘将ダイモス・1978.4~1979.1 製作日本サンライズ(現・サンライズ) 全52話の予定が全44話に話数短縮。ここまではテレビ朝日系列局(ほか)での放送
- 未来ロボダルタニアス・1979.3~1980.3 製作日本サンライズ(現・サンライズ) ここからは東京12チャンネル(現・テレビ東京)ほかでの放送で、途中で長浜忠夫監督が降板。サンライズ担当最終作
- 宇宙大帝ゴッドシグマ・1980.3~1981.2 製作・アカデミー製作 新谷かおるがキャラクター原案を担当したが…
- 百獣王ゴライオン・1981.3~1982.3 製作・東京動画(旧アカデミー制作) アメリカでは「ボルトロン・ライオンフォース」の題名で大ヒットしただけでなく、米国でも2回リメイクされた。
- 機甲艦隊ダイラガーXV・1982.3~1983.3 製作東映動画(現・東映アニメーション) 史上最多の15機合体。本編は2月で終了したが、放送期間調整の都合上3月の4話分は総集編となった。
- 光速電神アルベガス・1983.3~1984.2 製作東映動画(現・東映動画) スポンサーがバンダイと合併し、テレビ東京ほかでの放送はここまで。
- ビデオ戦士レザリオン・1984.3~1985.2 製作東映動画(現・東映アニメーション)唯一のTBS放送作品にして唯一のリアルロボットアニメだったシリーズ最終作。
関連作品
- 勇者ライディーン・1975.4~1976.3 東北新社代理店創映社製作・NET系列局ほかにて放送 玩具メーカー主導のロボットアニメで、前半は富野善幸(現・由悠季)、後半は故・長浜忠夫が監督で長浜ロマンロボシリーズと東映本社ロボットアニメの下地を作ったと言え、ある意味第0作目か、真の第1作目と言える。
- 宇宙魔神ダイケンゴー・1978.7~1979.2 旧タツノコプロスタッフからなる鳥プロ制作・ スポンサーはポピーではなくタカトクトイス。八手三郎原作ではないが、東映エージエンシーが制作としてクレジットされている。ローカルセールス枠だったテレビ朝日平日夕方6時台アニメ・特撮枠末期の放送で、鳥プロ解散後は東映エージエンシーが版権を所持している。
- 超獣機神ダンクーガ・1985.4~12 葦プロ製作・TBSほかでの放送で、当初はビデオ戦士レザリオンの次番組になる予定だった(コミックボンボン85年3月号記事、アニメージュを除く他アニメ雑誌の記事を参照・ボンボンの記事では第二稿の「獣戦機ダンクーガ」(仮題)だった))。こちらもある意味真の最終作と言え、凝った作りが裏目に出、短縮打ち切りとなったが、放送終了後に発売されたOVAで再評価された。
東映・企画した会社
八手三郎・当シリーズの関係者のハウスネーム
ポピー(→後のバンダイ(現・バンダイナムコ))・ライディーンとダンクーガを含む、玩具・プラモデルを発売していたメーカー&スポンサーで、光速電神アルベガス放送開始時にポピーとバンダイが合併。
バンダイ・シリーズ末期にポピーと合併
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