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概要編集

宇宙戦艦ヤマト」シリーズブームのさなかに作られたSFアニメ。タイトルに「宇宙」という文字が入っているのに地球、それも海が舞台になっているのだが、これは元々西崎義展がどうしても海洋ものを作りたかったため。さらにタイトルとの齟齬が発生しているのは、「海洋ものだけでは上層部が企画を通さないだろう」という声がスタッフから出たため。実際物語の終盤では宇宙に進出してはいる。

SF研究家であった金子隆一(1956年-2013年)のアドバイスを受けた上で製作されている。


製作はアカデミー企画だが、実際には東映動画のスタッフがかなり関わっていた。


1979年10月から1980年3月(または4月上旬)にかけて、よみうりテレビホスト・日本テレビ系列局ほかにて放送された。

また、西ヨーロッパ諸国の一部、アメリカ中東、さらにはロシアなどでも放送されたことがある。ちなみにアメリカとイギリスなどでは「THUNDERSUB」と言うタイトルで放送された。


声の出演は古谷徹川島千代子柴田秀勝伊武雅之古川登志夫井上真樹夫水木一郎堀秀行(堀秀光名義)他。堀秀行は本作が声優デビュー作。


これまで主題歌を歌う側だった水木一郎があえて声優として「出演」する側に回った作品である。ちなみに主題歌を手掛けたのは当時人気アイドルだった川崎麻世だった。

第1話は2時間スペシャルで放送したが、放送日時を差し替えたネット局向け(及び再放送に対する準備のため)に30分枠4本に再編集したものが製作された。ゆえに、全24話と全27話の2パターンが存在する。また、DVDボックスには2時間スペシャル版・30分4本編集版いずれも収録されている。


全39話(または全42話)の予定だったが、「まんが日本昔ばなし」(毎日放送制作ホスト・放送日時差し替えのテレビ高知除くTBS系列局)に全く歯が立たず全24話(または全27話)に短縮された。


企画当初、玩具スポンサーだった野村トーイ(後にハズブロの日本法人に転換するも1998年に解散)から「5機のメカが合体する宇宙空母」案が提案されたが、プロデューサーを務めた西崎義展から「ガンダムの様なリアルな作品が出ている以上、リアリティーに欠ける」との提言があり、宇宙空母・潜水艦・バトルヘリの3機のメカが合体する宇宙空母となった。西崎がアニメに対する鋭い感覚を持ち合わせていた頃のエピソードで、本人も「宇宙戦艦ヤマト」以外の作品を模索し、「メーテルリンクの青い鳥チルチルミチルの冒険旅行」と共にポストヤマトを目指していたが、その結果はどうであったかと言われると・・・・・・

ただし先述の金子隆一のアドバイスのおかげでポストヤマト作品の中では割と評価は高い。


外部リンク編集

*本記事作成に際しこちらを参考にさせていただきました。


関連タグ編集

ブルーノア

宇宙戦艦ヤマト復活篇

戦略空母ブルーミオ

葬送のフリーレン:本作もまた初回は2時間スペシャルという形で放送された。なお、こちらも日本テレビ系列局(ほか)で放送されている。

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