コードネームミラージュ
こーどねーむみらーじゅ
『サクラ大戦』や『魔弾戦記リュウケンドー』で知られる広井王子が原作を手掛けた刑事アクションドラマ。2017年4月8日から9月23日までテレビ東京系列(ただしTVQ九州放送は1日遅れ)で全25話が放送された。また、東北新社系の衛星テレビ局であるスターチャンネルやファミリー劇場でも放送されている。
原作者の広井王子が「日本の刑事ドラマでありがちな犯人への威嚇と逃亡阻止を目的として銃を空に向け発砲するシーンが海外の人間からはギャグにしか見えない」というセンテンスから得たストーリーの想起点からシリアスかつハードボイルドな作風が特徴。
特撮番組と表記したが、同じ時間帯で放映されている牙狼シリーズとは異なり人間同士のリアルな格闘や銃撃戦、知略謀略がメインになっており特撮要素は控えめになっている。
法の眼をかいくぐり、悪事を働く凶悪犯に対し、警察庁幹部はそう言った犯罪者たちを密かに断罪する組織「K-13」を設立する。
K-13の実働エージェント、通称「ミラージュ」。彼は事故によって記憶と感情を失い、言葉を話す自動車「ロビン」を相棒に、様々な凶悪犯に立ち向かう。
K-13のトップエージェント。コードネーム「ミラージュ」
過去の作戦で脳の一部を損傷し、一部の記憶と感情を失うが代償として人並み外れた身体能力が覚醒した。
任務が第一であり、任務遂行に一切の私情は挟まない。
アジフライ弁当が好物。
ミラージュの相棒である最新人工知能を搭載した高性能自動車。
そのボディは銃撃をもはじき返すほどの特殊防弾鋼板で出来ている。
時にミラージュの窮地を救う頼れる相棒だが、彼を巡ってドブネズミと口論になることも。
K13のエージェント。コードネーム「ドブネズミ」
数多くのサイバー犯罪に関わった天才ハッカーで、警視庁内に特別待遇で幽閉されそこからK13に情報を送る。犯罪者との対決もゲーム感覚程度にしか認識していない。
お取り寄せが趣味。過去のハッキングで数十億にも及ぶ巨万の富を手にしている。
K13の総責任者である警察庁警備局公安特殊課課長。
公家の流れを持つ名家の生まれで、日本の政治や治安を裏から支え続けてきた一族の末裔。
ミラージュに直接指令を出す人物。
K13のリーダーと公安特殊カインの二足の草鞋を履く男。コードネーム「スモーク」
ミラージュが加入する前はトップエージェントだったが、ミラージュがトップになってからは後処理を任されるようになる。
情報漏えい疑惑を懸けられ、K13を一時的に脱退した姫島に変わり加入したエージェント。コードネーム「サンダー」。
ドブネズミの監視役を務める警官。
鐘ヶ淵豊(演:萩原聖人)
表向きは自動車修理工だが、裏ではロビンやミラージュの使用する武器の開発、メンテナンスを行う改造屋。ミラージュの兄貴分的存在。
左文字外記(演:石丸謙二郎)
御崎の上司で、K13の創設者。警察庁警備局局長。
政治家や官僚と言った社会的強者と強いパイプを持っており、時にはK13を裏取引に使わせる。
「正義」に関しては独自の思想を持っている。興奮するとオネェ口調になる。
1話から20話まで、番組の最後に、内容に絡んだ犯罪解説を行っている。
「では、ごきげんよう・・・・・・」
鯨岡憐次郎(演:武田真治)
今作の敵役。六本木を拠点とした不動産王で、地上げと介護事業で莫大な資産を手にしてきた。
自分で手を下すことはないがあくどい商売を行っており、裏社会や政財界でも顔が利く。
催眠術のような人を操る手段を持つ。