概要
幕末に誕生した玩具問屋「豊田屋(後の倉持商店)」の部長だった野村貞吉が、大正年間に「野村商店」としてブリキ玩具の製造会社を起業したのが始まり。
第二次世界大戦の間は金属玩具の製造禁止があって、一時的に休業したものの戦後に再開。
その後は、海外へ輸出販売する「野村玩具工業株式会社」と、国内販売の「株式会社野村トーイ」とに分かれた。
「ブタミントン」や「チクタクバンバン」などのヒット商品を出す一方、『宇宙戦艦ヤマト』や『宇宙空母ブルーノア』、『宇宙戦士バルディオス』、『スーパーマリオブラザーズ』などの版権を取得し関連商品を製造販売。
1980年代にはテーブルゲームの分野で成功を収めたが、1990年代に入るとコンピューターゲームの隆盛で経営が苦しくなる。
1992年にアメリカの大手玩具メーカー「ハズブロ」に買収され、社名も「ハズブロージャパン株式会社」に変更。しかし、売上が回復しなかった。
1998年に会社は解散となった。
2018年2月7日、「ハズブロジャパン合同会社」が設立された。