概要
キャリング・カーゴが所有するランドシップ(LS)のひとつであるアイアン・ギアー級ランドシップ一番艦。彼の死後は娘のエルチが受け継ぐ。数あるランドシップでもウォーカーマシンへと変形可能な希有な代物。
しかし新造艦であり且つ実験艦的な扱いでもあったらしく、複雑な機構の弊害で故障が多く、交易商人が使うには貨物積載量が少ない、燃費が悪い等の問題も抱えている。更に変形に対する内部構造にもあまり配慮が無く、棚やベッド等の内装は固定しておかないとそのままひっくり返る(中身にも気を配らないとぐちゃぐちゃになっていそうだ)。
初代は同型艦グレタ・ガリーとの戦いで大破するものの、カーゴ一家(ジロン達)は損傷の少ないグレタ・ガリーを大破したアイアン・ギアーからパーツを取って修理し、黄色い塗装を再び赤に塗り替えてアイアン・ギアーの名で使用、初代は放棄、爆破処理された。
武装
主武装
- 格闘(パンチ・キック):何よりもまずアイアン・ギアー一番の特徴。巨大ウォーカーマシンという最大の長所を活かした格闘攻撃。劇中度々WM形態での両腕を使ったド派手な殴り合いを披露している。
元々殴り合いの為に付いている手と足だ! 見ていろよーっ!
カ・イ・カ・ン…!
- 大ジャンプ突撃:最終決戦で披露。スパロボでは単独の武装になっている。その名の通り空高く飛び上がり、その巨体で下にあるものを踏みつぶす。もはやムチャクチャとしか言いようがない攻撃。実際、Xポイントのドーム一つを踏み潰している。そのムチャクチャぶりにティンプも絶句して撤退し、ブレーカー達も逃げ出した。物理法則を無視してる?アニメだからね!
はっはっは、漫画だからね!(映画では「アニメだからね!」)
- 40mm連装対WM機関砲:WS形態で言う両肩に装備された機関砲。肩の横と上にそれぞれ2門ずつ、計4門。
- 76mm連装対艦速射砲:LS形態の前部デッキ、WS形態の腰アーマーに搭載。左右に1門ずつ。
- 200mm連装砲:LS形態の艦首に搭載された主砲。左右に1門ずつ。WM形態では主砲が足の爪先になるため、この状態でキックを放ったり踏みつけを行うのは正直砲座的にも砲手的にも危険極まりない。
今度はキックを入れるぞ!→主砲にも人がいるんだよ!?→構うか―!!
追加武装
- 三連装遅燃性高熱散榴弾砲:通称「ポタン砲」。イノセントから給与された新武装。噛まずに言えたら凄い。弾頭には必殺高熱焼夷徹甲弾入時限信管付遅燃性曳光散榴弾というやたら長い名称の専用弾頭が使われている。噛まずに言えたらもっと凄い。作中では大物交易商人ビッグマンの超大型ランドシップ「デラバス・ギャラン」とのポタン砲による壮絶な打ち合いを行った。(最後にはジロンがザブングルを使って直接ポタン砲を担いでデラバス・ギャランに近付き砲撃、撃破している。)ポタン砲はグレタ・ガリーやギア・ギアには本来無いが、スーパーロボット大戦Zではギア・ギアにもある。
三連装遅燃性ガッ…うっ…メンドくさいっ! ポタン砲!撃つぞ!
関連タグ
SDF-1_マクロス:ロボットに変形する戦艦繋がり。
ダイターン3:スパロボでギア・ギアより先に殴り合いをした巨大ロボット(ダイタンク形態でいたところ、ランドシップと間違われた)。なお、奇しくもどちらも監督が同じ。