概要
多元世界の今後を憂うエーデル・ベルナル准将によって結成された新地球連邦軍の特殊部隊。また、情報ネットワーク「UN」を創設した。
数多くの機動兵器を所有しているが、実質メンバーは5人のみで、後は全て無人機である。
所属する隊員は、ツィーネ・エスピオを除いて全員本作の黒幕から強い精神制御を受けており、装着している隊員証にも持ち主の欲望を増幅させる効果があるとされている(本編での余りにも極端な言動は精神制御による影響と思われる)。
当初はZEUTHへの協力体制を取っていたが……裏ではUNにより情報操作を駆使してZEUTHを分断させる。更に情報操作を利用して人民の信頼を得て多元世界の支配を目論むものの、軌道エレベーターの戦いでZEUTHに倒され壊滅する。
表立った破壊工作などを行わずにプレイヤー部隊に対して裏で手を引くという辺りが異例だったが、何よりも構成員の大半が二面性を持つアブノーマルな変人ばかりだったと言うことが大いに話題になった。そのため巷では「変態部隊」「変人集団」「芸人集団」などと呼ばれることもある(そもそもの設定コンセプトが「超絶変な人集団」)。
第3次スパロボZ天獄篇では、AGによって、カイメラの存在が御使い打倒計画の一環であったことが明かされる。
構成員・協力者
カイメラの指導者。聖女とも称される穏やかな女性だが……本性はヒステリックかつ傲慢。それ以外にもとある秘密がある。
一番隊隊長。ZEUTHへの潜入任務を行った。元々は女性に免疫がないウブな草食系好青年だが、カイメラを裏で操っていた黒幕による精神制御を受けた結果、女性を徹底的に憎悪するようになってしまう。
二番隊隊長。情報操作を主な仕事とする。クールかつ理知的だが、終盤ではある事がきっかけで感情を爆発させる。
三番隊隊長。露出度の高い服装をしており口調もサディスティックなものが多いが、実はメンバーの中で最も常識的な人物。まともな服装をして口調を改めれば、普通にイケてる大人のお姉さん(だと思われる)。「一見変態だが実は常識人」という意味では、他のメンバーとは逆方向で二面性を持っているといえる。後々にスタッフからも「この人が一番まともだった」と評価されるほど。
カイメラお抱えの科学者で技術士官。その外見もさることながら、恐ろしいほどのハイテンションぶり。実は…。
カイメラへの協力姿勢を見せる青年。
所有兵器
カイメラの無人偵察機として量産されている機体。カラスがモチーフとなっている。
コルニクスの強化版。色が白になっているが、これはとある人物の趣味とのこと。
レーベンの搭乗機。獅子をモチーフにしている。
カオス・レオーの量産型。
シュランの搭乗機。蛇をモチーフにしている。
カオス・アングイスの量産型。
ツィーネの搭乗機で、次元力のテスト機としての側面も持つ。山羊をモチーフにしている。彼女自身はこの名を嫌い、「エリファス」と呼ぶ。
カオス・カペルの量産型。
エーデル・ベルナル専用の超大型機動兵器。後述するカオス・レムレースの試作型。絶大な戦闘力を誇るが、次元力を応用した能力は搭載されていない。
レムレースの試作機。この機体のテストのため013特命部隊を結成させる。
レムレースの完成型と言える超大型機動兵器。限定的ながら、次元力を応用した能力を使用出来るため、「人造のスフィア」と言ってもいい機体。
余談
カイメラとはキメラの英語読みである。機体のモチーフも、そこから来ているものだと推測される。
初期設定では真っ当なキャラクターたちだったが、寺田貴信氏が「もっと変な人たちにして」とライターにリクエストしたことで今の形となった。