カオス・レオー
かおすれおー
新地球連邦軍の特殊部隊「カイメラ」の一番隊隊長、レーベン・ゲネラールの機体。
獅子を模した人型をしており、両腕の巨大な爪からも分かるとおり、接近戦を得意とする。
レーベンの気迫がそのままダイレクトに機体へと伝わる機能を有している。
機体のモチーフが獅子であるだけに、ストーリーの中盤でレーベンが獅子身中の虫の如く自軍部隊であるZEUTHを裏切ったのは何とも皮肉な話である。
尚、肩の部分に付いている爪のようなパーツは隠し腕であり、後述の「バーン・レオン・グラップル」を使用時にデビルガンダムのデビルフィンガーのように肩から隠し腕が伸びて相手に攻撃する(相手に回避されると肩から伸びている様子が分かる)。
後に判明した開発目的はガンレオンからスフィア『傷だらけの獅子』を奪取することであり、機体デザインも『第3次スーパーロボット大戦Z』で開発されたジェニオンと同様に収斂進化を狙ったものであった。
機体名の内、「レオー」はラテン語で「獅子」を意味する。
初登場作品。味方時は特機の性能を持ち、無改造でもかなりの打たれ強さを持つため、主に援護防御による壁役となる。
必殺技であるバーン・レオン・グラップルの性能も良く、自軍に残らないのが悔やまれる高性能機。
敵として相対する場合は、打たれ強さに磨きがかかり、移動後に使用可能なMAPWも加わるが、全体的に短い武装の射程が仇となり、カイメラの3機の指揮官機の中では最も対処しやすいといえる。
同作のスペシャルディスクに収録されたストーリーの1つ「アナザーサイド レコード」では、013特命部隊の一員として、主力を務めた。
トルネード・セイバー
敵対時に追加される、射程1~2の自機中心型のマップ兵器。
機体を回転させて、その爪で引き裂く。
射程が致命的に短いため、カオス・レオーを取り囲んだ状態でプレイヤーフェイズを終了しない限りはまず使用しない。
セイバー・クロー
PLA武器。
両腕の爪を伸縮させて引き裂き、止めに腕の爪で直接打撃を与える。
ニードル・ラッシュ
トライチャージ武器。
背中から牙の形を模した針を連続放射する。
バーン・レオン・グラップル
レーベンの闘志が機体全体へと伝わり、打撃の後に肩の隠し腕で敵を空中に放り投げて、更に腕で切り裂き、カオス・レオー全体がレーベンの闘志が具象化した「獅子」のオーラとなり、そのオーラと共に敵に牙を剥く乱舞技。
「獅子咆哮、超炎轟爆」という名乗りの台詞がある。
また、攻撃前にカオス・レオーの顔が獅子の口の中に収納されて獣人の姿になるのだが、味方にいる時のレーベンが「バーン・アップ!」と叫んで変形するパターンがある。