概要
序盤から中盤にかけては、人類の未来を憂う部隊長(エーデル・ベルナル)とそれに心酔する好青年(レーベン・ゲネラール)、皮肉屋ながら友人思いの参謀役(シュラン・オペル)と、最初から疑いの目を向けていなければ最後まで味方かと勘違いさえしかねない(途中まで参戦する機体が悪役っぽかったりするが)。
しかし終盤に差し掛かったころになって、その評価は180度変貌する。
好青年だったはずのレーベンが突然裏切った上でブチ切れ外道(ランド評)の本性を露呈し、カイメラ隊は完全に主人公部隊と敵対することになる。
この時点で普通のプレイヤーのショックは大きいが、その次の話のプロローグにおいてさらなる追い打ちが襲いかかる。聖女然とした表情を崩さなかったエーデルが突然顔芸を始め口調も一変、カイメラ隊の兵器開発担当であるジエー博士を虐待し始める。(ただしこの会話の中に伏線が紛れ込んでいる)
さらに最終話のひとつ前の話である59話ではカイメラ隊の変態度はさらなる成長を見せる。
レーベンが「戦化粧」と称して顔に赤いラインを書きいれて戦闘に臨む段階でプレイヤーの腹筋は危うくなるが(しかも何故かカットインで目が光る)、レーベンあるいはシュランの搭乗機を撃墜した段階でそれはさらに加速する。レーベンを先に撃墜すると、ジエー博士の通信とともに何故か発狂して死亡する(このあたりの詳しい話は最終話で明らかになる)のを皮切りに、シュランがガチホモとして覚醒し、顔グラフィックも変化、戦闘時のセリフでもレーベンの名を連呼し愛を叫び続ける。(これはスパロボZにおいて発生した時空崩壊によって混沌とした世界に絶望したシュランが、その中でもエーデルに対し見せる狂信とも言うべき忠誠を持ち、自分を確立しているレーベンに半ば依存とも言える憧れを持っていたため)ただしシュランを先に撃墜した場合はまだ友情物語と取れないこともない展開となる。
しかしカイメラ隊の攻勢(色々な意味で)はここで終わらず、最終話のさらに最終局面においてその真価を発揮することになる…
なお、最終話まで敵側の姿勢を崩さず、終始ドSなセリフを喋り続けていたツィーネ・エスピオが一番まともであるという説もあるが、あの衣装を着ている人間がまともかと言われれば首を傾げたくなる。
ここまで全員がぶっ飛んだキャラのオリジナル敵部隊は史上初めてと言ってよく(キャラを限定すれば変な奴はいっぱいいる。絶望総代とか)、ファンの間でも賛否両論である。
カイメラ隊のメンバー
ジエー・ベイベル博士
シュラン・オペル大尉
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