「大体クルーゼ隊ってのが気に入らん。僕はあいつが嫌いでねっ!」
「人はすぐ慣れるんだ、戦い、殺し合いも」
プロフィール
生年月日 | C.E.41年7月20日 |
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星座 | 蟹座 |
血液型 | B型 |
年齢 | 30歳(SEED)→32歳(DESTINY) |
身長 | 不明(SEED)→181cm |
体重 | 不明(SEED)→74kg |
人種 | コーディネーター |
階級 | ザフト北アフリカ駐留軍司令官(ザフト在籍時)⇒エターナル艦長(三隻同盟加入後) |
CV | 置鮎龍太郎 |
概要
ザフト北アフリカ駐留軍司令官。
「砂漠の虎」の異名を持つエースパイロットである。
一人称は普段は「僕」で軍事的な場面では「俺」になる。
凶悪な風貌に反して基本的に陽気で紳士的な性格だが、ブルーコスモスのテロリストに容赦なくとどめを刺す、ゲリラが潜伏している地域を施設のみ焼く等、軍人然とした冷徹な一面も併せ持つ。ただし暴力的な人間という訳ではなく、ナチュラルへの差別意識が無い上にナチュラルに対して占領軍として配慮していたりもした。
恋人であるアイシャからは「アンディ」の愛称で呼ばれている。一方ネットでは「虎」の愛称で親しまれる。
なお「砂漠の虎」の名は、広告代理店が戦意高揚のために作ったものらしい。
指揮官としてもMSパイロットとしても一流であり、ザフト軍でも英雄として知られる男だが、便宜上での本業は「広告心理学者」であり、振動工学の権威となっている。そのため人心の機微に聡く、独自の人間論や戦争論を持った、人としての厚みがある人物。
冒頭の台詞からも分かるようにラウ・ル・クルーゼを危険視し彼の素性を見抜く等、洞察力も窺える。
同時に闊達な趣味人でもあり、独自のコーヒーのブレンドを研究したり、奇抜な柄のシャツを愛好したり、MS用ヘルメットを虎をモチーフにしたデザインにしたりと基本的に堅物が多いザフトの中では自由人で乱暴に言えば変人である。
特にコーヒーの研究はほぼライフワークと化しており、戦場だろうと暇さえあれば艦内でコーヒーを淹れては、匂いがこもると部下に叱責されていた。
また市街に視察に出た際に、カガリとケバブのソースについて論戦しており、当人はヨーグルトソース派。アニメ放映当時は「キラ達に近づくための演技だった」との説も浮上していたが、後にムウもヨーグルトソース派と知って彼を「味の分かる男」と称賛。これによってガチであったことが確認され、きつねうどんを食っている場面もある。食との関わりが多く、まるで声が同じ某美食屋のようである。
ドラマCDでは、ミーア・キャンベルの熱烈な隠れファンであることが発覚している。
EXVSFBではガリ勉は苦手という事が明らかに。(DLCのガイアガンダム(バルトフェルド機)に乗った状態でレオス・アロイと組むとその台詞が聞ける)
劇中の活躍
『SEED』
キラとは劇中でも縁が深く、彼の人間的な成長に影響を与えている(要するに「ファーストガンダムにおけるランバ・ラル」)。
最初は砂漠に降り立ったアークエンジェルとの遭遇戦で、即座に砂と接地面の摩擦の誤差にいち早く気が付いたキラの能力に目を見張り、興味を持つようになる。
次に、カガリがキラを市街地に連れ出した際に素性を隠して接触を図り、ケバブソース論争を展開。その直後にブルーコスモの過激派に襲われ、二人を巻き込んだこととカガリがケバブソースまみれになった詫びとして、キラの正体を察しながら自分の屋敷に招待している。このときカガリをアイシャにドレスアップさせるというお遊びもやりつつ、「軍人バルトフェルド」としてキラと対峙して『戦うことの意味』を問いただした。
三度目は砂漠での戦闘で、自らラゴゥを駆って出陣。死闘の末に射撃手として同乗していたアイシャと抱き合いながら、機体の爆発に巻き込まれ戦死したかと思われていた。
しかし物語後半で、左目・左手・左脚を失いながらも、アイシャに庇われたことから生存していたことが判明。ラクス派に拾われ、戦闘艦エターナルを奪取後はその艦長に抜擢されて手腕を振るい、終戦までキラ達とともに戦い抜いた。キラと再会した折は、貴方には僕を討つ理由があると気に病んでいる彼に対して「戦争の中だ。誰にでもそんなもんあるし、誰にだってない」と皮肉一つ言うことはなかった。
外伝ガンダムSEEDアストレイRでは、生存を信じて一人引き返してきたダコスタとロウ・ギュールによって助けられるまでが描かれている
『SEED DESTINY』
戦後はオーブに亡命。ムウを喪ったマリューを気遣いながら、平穏な日々を送っていた。
またユニウスセブン落下後にミネルバがオーブに寄港した際には、彼らに秘匿通信で世界情勢などの情報や忠告などを送信している。
その後しばらくして再び戦争に突入した際には、戦火から逃れるためにプラントへの移住を検討していたが、ラクス暗殺を目論むコーディネーター部隊の襲撃を察知してこれをキラたちと撃退。戦争の裏にある闇の正体を探るべく、キラたちと第三勢力として再び戦場に舞い戻った。
戦中はアークエンジェルの副艦長と同時に、自分専用にカスタマイズされたムラサメのパイロットとして戦場に復帰。ラクスが宇宙に上がる際には、ミーアに成り済ましたラクスに合わせて彼もミーアのマネージャーに成り済まし、ミーアが搭乗予定だったプラント行きのシャトルを強奪している。エターナルに着艦すると再び副艦長として腕を振るい、またストライクフリーダムの初出撃に際してはガイアガンダムを駆って追撃部隊の襲撃を凌ぎ、ビームライフルを破壊されながらもキラの復帰を援護した。その後は戦力の増強に伴ってエターナルの副艦長に専念し、終戦まで生き抜いている。
失った左腕にはヤツのようなサイコガンを隠し持っている。
SEED時代はプロフィールは一切明かされておらず、DESTINYになって明らかになっている。SEEDでの年齢もDESTINY時代から逆算したものである。
また、誕生日はSEED最終話以降全く出てこなくなったサイ・アーガイルと同じ。
余談
元ネタとなったのは第二次世界大戦の折にアフリカ戦線で活躍したドイツの将校、エルヴィン・ロンメル。異名は彼の「砂漠の狐」からの変化球である。そんなことでバルドフェルドの活躍の場はエル・アラメインだったり、連合国側に戦車隊のライバルがいるようだ
ちなみにファミリーネームはドイツ語におけるバルト=森、フェルド=田で設定を担当した森田繁氏を元としている。
「ガンダムパイロットと交流し、成長の切っ掛けになる」、「戦場に恋人を同伴」、「人格者」と前述の通りランバ・ラルに通じるキャラクターである。
しかしラルの影響を受けたアムロ・レイは「あの人に勝ちたい」と戦士として成長し、軍人として 仲間と共に敵を倒したのに対し、バルトフェルドの影響を受けたキラは「戦争とは何か」について考えるようになり(小説では次に戦った相手を倒す時、バルトフェルドを思い出して躊躇するシーンがある) 敵を倒すのではなく戦争そのものをなんとかするために戦うことを決意している。
関連イラスト
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機動戦士ガンダムSEED ザフト 軍人
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