「ううううっううううううううくうぐううううあああああぁぁうっうあああああっあぁうあぁ…」
第19話「宿敵の牙」より
人物
プロフィール
生年月日 | C.E.54年7月20日 |
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星座 | 蟹座 |
血液型 | O型 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 170cm |
体重 | 63kg |
人種 | ナチュラル |
階級 | 二等兵 |
CV | 白鳥哲 |
キラ・ヤマトの友人の1人。
ヘリオポリス・学生組のまとめ役的存在で温厚な性格をしている。
ザフトによるコロニー襲撃に巻き込まれてアークエンジェルに避難し、人手不足のためブリッジのCICを担当する事になる。後に、オペレーターに席を移した。
フレイ・アルスターの婚約者だったが、その婚約は一方的に破棄されてしまう。コーディネイターによって父親を殺された復讐の道具とするために、彼女は地球降下後にキラとの関係を深めていった。サイの存在は彼女にとって邪魔でしかなかったのである。(この三角関係は監督の福田己津央が『無限のリヴァイアス』からヒントを得た可能性がある。この作品でも主人公と弟と幼馴染の少女を同じ声優達が担当)
キラはフレイとの関係を否定しないばかりか、フレイは優しかった、他の誰も自分の気持ちを分かってくれなかったとしてサイを拒絶。主人公であるキラに恋人を奪われてしまったような格好となるのだった。
キラへの対抗心からサイは自らもストライクを操縦できる事を証明しようとするが、ナチュラルの彼がキラ専用にOSを調整された機体を満足に動かせる訳も無く失敗。嗚咽とともに悔し涙を流した。
フレイの一件やストライク操縦の失敗から、キラとの間に確執が生まれ塞ぎ込んでいた。だが、元々の人柄の良さからか、その後キラがイージスとの戦いで相打ちとなり行方不明になった際には心配と悲しみの感情を見せた。
行方不明に際してフレイが縒りを戻そうとしてきたが、周囲を顧みない彼女の独り善がりな言動や本心(復讐心で近付いたキラに本当に惹かれていたこと)などから拒絶した。
以降、トールを失い精神的なショックを受けていたミリアリアを気遣い続け、退役するカズイを励まして笑顔で送り出した。
アラスカ基地をめぐる戦闘にて、行方不明となっていたキラとも再会を果たす。
その際、キラを憎いとも思ったが、キラが死んだと思われた時すごく悲しかった、憎み切れなかったという本心を打ち明けることで、和解を果たしている。
その後も自らの意思で艦に残り、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦までの激戦を戦い抜いている。結果的には、キラに劣らず精神的に大きな成長を遂げたともいえる。
作中において降りかかった災難から、視聴者からは可哀想な人という扱いをされがちだが、そのような悲惨な境遇にあっても、友人へのいたわりを忘れず、率先してメンタルケアを行う姿は、作中屈指の人格者と言えよう。
ただし、彼が善人であることは確かだが、非の打ちどころがないとは決して言えない面がある。
サイはナチュラルとコーディネイターの確執についてかなり無頓着であり、悪意のない無自覚的な差別意識を持っている。そのため、知らず知らずのうちにキラと自分たちは違うという疎外感を彼に与え、精神的なダメージを蓄積させていったという面は無視できない。
キラは度重なる戦闘で肉体的にも精神的にも多大な負担を強いられていたが、彼の本心を理解してくれる者がフレイ以外にはいなかった。そのため、彼女の誘いに乗ってしまったのも無理のないことである。
このように明確な長所と短所を併せ持つ人物であり、その意味では現実味があるキャラクターとなっている。
続編である『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』(スペシャルエディション)では、モルゲンレーテと思われる企業に勤める一幕が見られた。
コミックボンボンで掲載された高山瑞穂による漫画版『機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘』では、アニメ版では見られなかった熱い一面が見られ、オペレーション・スピットブレイク後に戦争に対する不満を爆発させ、トノムラに鉄拳制裁を受けた。
ゲーム作品
アーケードゲーム『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』では、ストライクに一度乗った縁なのかプレイアブルキャラとして参戦。
キラとの同乗とはいえ同じく一度乗った事のあるマリューを差し置いての採用となった。
やはりというか、キラを意識した台詞を言う反面、フレイに関する台詞が彼女が亡くなったかのような口振りになっている(「フレイ、見ていてくれ!」「フレイ、俺を護ってくれ!」など)のでゲーム中のサイはフレイ没後かも知れない。
アニメでは出番は無かったが連ザシリーズでは続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II』にも引き続き登場。
ビジュアルは前作のままだが、キラ達に合わせてか所属がオーブに変更されている。
またこちらのPS2移植版『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II PLUS』に収録されている「P.L.U.S.モード」でもミッションを進めると登場するが、独自のモーションとして時々躓きアニメ同様にorz体勢になってしまう。
なお、アニメ本編で続編に直接登場しなかった連ザ2のプレイアブルキャラの内、前作最終回時点で生存していたのはサイのみである(他のSEEDのみの登場キャラは全員DESTINY時点で戦死している)。
関連イラスト
関連タグ
機動戦士ガンダムSEED
キラ・ヤマト フレイ・アルスター
ミリアリア・ハウ トール・ケーニヒ カズイ・バスカーク
グゥド・ヴェイア、アンドレイ・スミルノフ…中の人が同じガンダムキャラ繋がり。