『私は市民を守る、連邦軍の軍人だ!』
担当声優は白鳥哲。
舞台版キャストは石井由多加。
父・セルゲイ・スミルノフの異名からファンから「小熊」なる愛称で呼ばれることがある。
人物像
身長:184cm
体重:66kg
血液型:A型
誕生日:5月5日
年齢:二期時24歳→劇場版時26歳(アレルヤと同じ)
セルゲイの1人息子で、アロウズに所属するMSパイロット。24歳で、階級は少尉。
アロウズの対ガンダム部隊に配属され、ジンクスⅢに搭乗して幾度と無くガンダムと交戦した。同じ隊に配属されたルイス・ハレヴィに一目惚れしており、悲惨な過去を抱えて戦い続ける彼女に何かと気を遣っている。告白に等しい抱擁まで行なったが、ルイスの気持ちが彼に向かうことはなく、あくまで上官であり戦友という存在であったようである。
父への反骨心が目立ち、アロウズに属してはいるが彼自身の行動は良心的な軍人として逸脱することはなく、そして公私に関しては混同せず律している。
セルゲイを憎む理由
『2nd』から14年前の太陽光発電紛争において、防衛部隊の指揮官であったセルゲイが、建設中の軌道エレベーターを死守するために妻ホリーが所属する部隊を見捨て、結果としてホリーを死なせる決断を下したこと、その時の心情を父が言い訳すらしなかったためにアンドレイは理解すら叶わなかったため深く憎んでおり、再会するまでの十数年、全くの絶縁状態であった。
劇中での活躍
「ブレイク・ピラー」事件では、クーデター派の指揮官であるパング・ハーキュリーを撃墜した。
そして共にいたセルゲイもクーデターに関与していたと誤解して激昂。激しい攻撃の末、自身の手で父親を殺してしまうこととなった。更にその直後、死んだはずのソーマ・ピーリスと再会したことが、セルゲイの軍への裏切りが根深いものであるとの疑念を生み、憎しみをより深める結果を招いた。
なぜ父親を討てたのかと問うルイスに対して、「平和のために他人の命は奪えても、肉親の命は奪えないのか」と淡い思いを寄せている相手に対するものとは思えない半ば八つ当たり気味の厳しい言葉を投げかけている。
その後、ハーキュリーを討った功績によって中尉へと昇進し、機体もアヘッドへと昇格した。徐々に精神に異常をきたし始めていたルイスの側で戦い続け、最終決戦ではルイスの迷いを断ち切るためと刹那と沙慈が搭乗するダブルオーライザーに挑んだが、あえなく機体は大破した。戦闘不能となり漂流していた時、トランザムバーストによってピーリスと意識を感応させ、セルゲイの自分に対する本当の想いを知り、後悔の涙を流した。
言ってくれなきゃ……!何も分からないじゃないか!!言ってくれなきゃ……!
彼のこの台詞はこの作品のテーマの一つ「対話」の重要さ、それをしなかったたまに起きてしまう不和や悲劇、誤解の象徴と言える
戦後は軍に残って各地の救援活動に従事し、両親が目指した真の平和を守る軍人となることを誓っている。
A wakening of the Trailblazer
アロウズ解体後は地球連邦平和維持軍に所属。アロウズ所属者への懲罰人事で一時的に中東の復興支援任務に回されていたが、功績を立てたことによって大尉に昇進。劇中ではGN-XⅣ部隊の小隊長となっている。
木星探査船、エウロパ号の軌道変更ミッションに参加。ガデラーザの性能に舌を巻いていた。
その後ELS襲来において地球圏防衛部隊のMS隊の1人として参加した。
乗機の指揮官機型GN-XⅣはパトリック・コーラサワーの生存特化仕様に対し、ロングバレルのビームライフル&今回のために調達したGNバスターソードの攻撃特化仕様(GNバスターソードは大型で取り回しが悪い他、スローネツヴァイ含むスローネ三機の蛮行のせいでかなり印象が悪く、好き好んで使う者が少ない武装とされる)
凄まじい物量のELSに対して死闘を演じ、セルゲイとホリーの想いを浮かべながら、市民を守るため、連邦の軍人として、防衛ラインを抜けた1機の大型ELSに対して冒頭の言葉を叫びながら捨て身の自爆攻撃をかけて阻止し、自らも戦死した。
その他
なお彼が特攻する際に流れた挿入歌は、後にとある魔法少女が頭を食いちぎられて惨死する直前につぶやいた台詞とよく似ていたため、一時期しばしば引き合いに出されるハメになった。
関連イラスト
関連タグ
機動戦士ガンダム00 アロウズ ホーマー・カタギリ アーサー・グッドマン リー・ジェジャン
アーバ・リント バラック・ジニン セルゲイ・スミルノフ ホリー・スミルノフ ルイス・ハレヴィ 沙慈・クロスロード
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