CV:入野自由
舞台版キャスト:前川優希
『僕は、引き金を引けない…。ルイスに叫び続けることしかできない…。それでも、僕は…。』
『行くよ、僕の戦いをするために。』
プロフィール
生年月日 | 2290年3月10日 |
年齢 | 17歳(1st)→22歳(2nd)→24歳(劇場版) |
身長 | 168cm(1st)→178cm(2nd) |
体重 | 50kg(1st)→60kg(2nd) |
血液型 | A |
概要
ガンダム00において、『戦うことしかできない主人公』である刹那に対するもう一人の主人公として登場する。軍と一般市民という対照的な二つの視点から物語を語ることにおいては重要なポジションのキャラである。
1期
刹那・F・セイエイがセーブハウスとして使ってるマンションの部屋の隣に住む少年。
ユニオンに属する日本の経済特区東京に在住し、宇宙工学を専攻する高校生。一般人故に世界がソレスタルビーイングによって混乱していても変わらない日常を享受していた(時折、ティエレンタオツーの暴走による重力ブロックの漂流事故に巻き込まれてガンダムキュリオスに救助されたり、ラ・イデンラの爆弾テロを間近で目撃したりしているが)。
両親は既に他界しているのか家庭は決して裕福でないと思われ、ピザ屋でアルバイトしている。尚、父親はフリーのジャーナリストで取材先の会社に嵌められて死んだらしい。
前半ではほとんど話の本筋に関わらず、彼女であるルイス・ハレヴィとの日常を満喫していたが、そんな日常もトリニティの登場によって崩れ去る事になる。
ルイスがネーナによって攻撃されて負傷した上に親族を殺され、唯一の家族及び姉である絹江・クロスロードも同時期にサーシェスによって殺害され天涯孤独となる。
絶望の淵に立たされた沙慈だったが、ルイスとの約束から勉学に励み、宇宙で働く夢を実現した。そして仕事中にCBのガンダムのものと思しきGN粒子の光を目撃する。
2期
開発中のコロニープラウドで技術者として働いていたが、保安局からカタロンの構成員と間違われ、アロウズによるオートマトンの性能実験で命の危機に瀕した所を刹那に救われ、それで彼が悪名高いガンダムエクシアのガンダムマイスターである事を知ってしまい、そしてプトレマイオス2に乗船する羽目に。
当初はルイスのことなどもあって刹那とソレスタルビーイングに対して否定的な態度を取ってはいたが、それでもメカニックとしてGNドライブの整備等イアンの手伝いをしている。この時サポート役として赤ハロを受け取っている。
一度はカタロンに保護されるものの脱走し、その途上、連邦軍に拘束・尋問されるもセルゲイ・スミルノフの計らいでそれは免れたものの、カタロンの秘密基地にいたことを他の士官に聞かれてしまい、結果としてその情報を元にアロウズによるカタロンの秘密基地襲撃が行われることとなった。
戦いから離れたかったがゆえに起こした行動が、巡り巡ってカタロンに甚大な被害を与え多数の命を奪った、ということをティエリアから激しく叱責され、虐殺の片棒を担いだ事で沙慈自身も激しい後悔と自責の念を抱く。その後、罪滅ぼしとしてCBに対して本格的に協力して行く事になる。
最初はメカニックの手伝いとして働いていたが、途中成り行きからオーライザーに乗り込み戦場に赴くとともに、そこでルイスがアロウズに所属していることを知り、そして量子空間で説得を試みるが後一歩のところで失敗してしまう。
ブレイクピラー事件以降から正式にオーライザーのパイロットになり、刹那の「彼女を取り戻す戦いをするんだ」という説得により、ルイスを取り戻すための戦いをすることを決意する。この頃になると以前のような迷いはなくなり、刹那の相棒として大きく成長していった。
最終決戦中にルイスと直に会うも、ガンダムとCBに対する憎しみに心を支配された彼女に自らの言葉は通じなかったが、最後はトランザムバーストによって和解した。
引き金を引けないと公言したものの、ルイスのレグナント戦では、割り込んできたガガの特攻から彼女を守るため、GNマイクロミサイルを一度だけ使用した。
劇場版
技術者として働きつつ、PTSDに苦しむルイスの支えとなっている。
…が、かつてソレスタルビーイングと関わっていた為か連邦政府の監視が付けられているようで、本人もそれを意識している様子である。
軌道エレベーター技師として働きながらルイスの療養に付き添っていたが、ルイスがELSに襲われた事をきっかけに、再度戦いに巻き込まれていく事になる。
大型ELSが地球へ飛来した際は、当初はルイス脳量子波遮断施設に移し、自身も寄り添うつもりでいたが、一方で「自分なりの『戦い』でルイスと地球を守りたい」という意志を持っており、それを見抜いたルイスは、技師として軌道エレベーターの防衛へ向かう彼を後押しした。その後は軌道エレベーターにて連邦軍の支援を行い、彼なりの『戦い』で地球と恋人を守り抜いた。
ちなみに劇中劇「ソレスタルビーイング」には彼の役割を持ったキャラクターは出ていない。
また、そのあまりにプロパガンダじみた内容に「(CBや戦争を)美化しすぎ」と鼻で笑って吐き捨てていた
RE:vision
劇場版のその後を描いた朗読劇「RE:vision」では、ELSとの戦闘が終結したあと、ルイスと同棲を始めたことが明かされている。
この頃にはELSと同化した人間のための医療施設が高軌道ステーションに設置されており、ELSの脳量子波の影響を受けたルイスもそのサポートを受けた方が良いとの判断から、引き続き軌道エレベーターの作業員として宇宙での復旧作業をこなす傍らでルイスと共に生活している。
しかし、彼の勤務する軌道エレベーターの作業員の中に反ELS・反イノベイターを掲げる過激派組織「ヒューマレスト」の構成員が潜伏している事をアレルヤからの連絡で知らされる。当初は連邦政府の監視もあって乗り気ではなかったものの、無血での解決を望むアレルヤの意志を汲み、軌道エレベーターの作業員リストを持てるあらゆる手段を駆使して入手。ソレスタルビーイングに提供し、事件解決の一助となった。
メディアミックスでの活躍
Gジェネレーションシリーズ
「僕に………僕にもガンダムが扱えるなら………!」 - ストライクガンダム、インパルスガンダム、デスティニーインパルス搭乗時
「し、幸せ掴めって、簡単に言うけどさぁ………!ル………ルイスーーーッ!好きぁーーーッ!」 - ゴッドガンダム搭乗+ゴッドフィンガー発動時
ガールフレンドと一緒に初登場は『WORLD』。1期と劇場版は民間人の身分のためスカウト不可。
関連タグ
機動戦士ガンダム00 刹那・F・セイエイ ルイス・ハレヴィ 絹江・クロスロード
イオリ・セイ(ガンダムビルドファイターズ):黒田洋介脚本のガンダムシリーズにおいて、戦闘(ガンプラバトル)が不慣れな一方で技術力に特化している・および彼のパートナーとなるもう一人の主人公が、刹那のような操縦能力特化型(しかも初操縦はぶっつけ本番)など、作風が大きく異なりながらも2ndシリーズの沙慈に似たようなポジションとなっている。および同じく民間人+リア充繋がり。ちなみに沙慈役の入野氏は、その数年前に同じくガンプラを題材とした作品にも出演しているが、こっちは色々な意味でヤバかった。