概要
ターミナルの兵器開発製造拠点として、小惑星帯の岩塊の中に隠された秘密工場。
エターナルを秘匿し、クライン派がザフトの統合設計局から奪取した設計データを用いてクライン派の技術者と共にストライクフリーダム、インフィニットジャスティス、ドムトルーパーを設計・製造した(ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスについては三隻同盟が保有していたフリーダムとジャスティスの戦闘データも用いられた)。
また、クライン派の手によりザフトから秘密裏に横流しされたガイアをアンドリュー・バルトフェルド専用機として調整する等の作業も行った。
ザフトから関知されていないながらも多数のプラント高官やザフト技術者が協力しており、D.S.S.Dからも内通者から技術を得ている。
また、ロンド・ミナ・サハクとも繋がりがあり、彼女が所有する工廠を用いてドムトルーパーの脚部部品を製造している。
正規軍の開発部や軍事企業程の技術力は無く、クライン派が主体となって他勢力・他組織(主にザフトの開発局)から奪取した技術をベースにして開発を行っている。
加えて、奪取自体の成否や奪取時期の都合により、想定していた装備を搭載出来なかったり型落ちの装備を搭載せざるを得なかったりといった事態が発生している。
また、製造能力も高くない為、前述の様に一部の部品を委託製造する事もある。
一方、正規軍の開発部や軍事企業が用いる量子コンピューターとそれによる戦闘シミュレーション環境は整っており、その結果を参考にした特定パイロット用の専用カスタマイズないし調整を得意とし、扱っている機体(とターミナルが抱えているMSパイロット)が少ない事が幸いし、その質は比較的高い。特にストライクフリーダムはターミナルの最高戦力であるキラ・ヤマトの専用機としては過不足無い完成度であり、パイロット込みとは言え正規軍が開発した最新ハイエンドであるサードステージシリーズと遜色ない性能となっている。
C.E.75年になると、世界平和監視機構コンパスの設立に伴いターミナルがその情報支援組織となったため、秘密工場からターミナルの拠点衛星となりL1宙域に漂っている。また、オーブ国防軍のクサナギが配備されている。