ロウ・ギュール「『レッドフレーム改』……!!最高のマシンだぜ!!」
機体データ
概要
ライブラリアンとの交戦で損傷したレッドフレームを、同じくライブラリアンとの交戦で大破していたターンデルタのパーツを組み込み、ガーベラ・ストレート、タイガー・ピアス、タクティカルアームズⅡLの3振りの剣を装備した姿。
ロウ・ギュール自身が関わったあらゆる技術を詰め込んでロウが制作したレッドフレームの集大成とも言える「全部載せ」機体。なお、追加機能のほとんどはタクティカルアームズⅡLに盛り込んでおり、レッドフレーム本体には脚部のスラスターや胸部のセンサーを追加した以外改修がほとんど加えられていないのが特徴。
そのため、これを破壊、もしくは制御不能な状態になると機能の殆どが使えなくなるという弱点もある。
なお、ロウがありったけ盛り込みたいという理由だけで技術的に興味のあるものを全て採用した結果、現段階のレッドフレームやロウでは使用できない機能やそもそも使うつもりのない機能まで搭載されており、良く言えば「C.E.のあらゆる技術を備えたロマン機体」、悪く言えば「兵器として無駄が多すぎる欠陥機体」という仕上がりになっている。総じて兵器という面においては本機体よりレッドドラゴンの方が優れていると言える(仮にも工具として販売している武装を3つ取り付けただけの機体の方が兵器らしいのもどうかと思うが)。
機構
パワーシリンダー
無重力空間とはいえ全長約150mの超巨大実体剣「150ガーベラ」を振り回すことができる強化型駆動システム。小型化して両腕部に搭載している。
武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に2門内蔵されたバルカン砲。
本来はミサイルなどを迎撃するための武装だが、牽制に用いることもできる。
ガーベラ・ストレート&タイガーピアス
それぞれ左側腰部と右側腰部に装備されている日本刀の実体剣。MSを文字通り一刀両断に出来るほどの切れ味を誇り、正しく扱えばビームをも切り裂いてしまう業物。
ガーベラ・ストレートは長らくレッドフレームが使用していた物で、タイガーピアスはライブラリアンとの交戦中にカーボンヒューマンの蘊・奥から託された物。
タクティカルアームズIIL
レッドフレーム改用に強化した複合武装にして実質レッドフレーム改の本体。
アストレイブルーフレームセカンドリバイのタクティカルアームズIIと一緒に作られた物にターンデルタの背部パーツを組み込んでいる。
ブイフォーム
バックパックとして装着され主に推進器として機能する基本形態。V字に変形させているが、単にカッコいいことを自慢する以外の要素は無い。
フライトフォーム
背部にウイングとして展開し機体に飛行滑空能力を与える形態。ウイングは可変翼としても機能し、移動時に変形させることで変則的な動きが可能。
ハイスピードモード
先端を鋭角に変形させたフライトフォームの高速移動形態。
フライトフォーム以上の速度での移動が可能になるが、移動しながらの格闘戦に向かない等安定性に欠けている。
デルタフォーム
ターンデルタと同じく逆三角形を形成し、ヴォワチュール・リュミエールを使用する形態。
太陽風やレーザーを受け止め変換したエネルギーを推進力とすることで理論上は最大速度亜光速まで加速可能とする。
デスティニーやストライクフリーダムのように緊急推進システムとして使用も可能だが、この場合エネルギーを多く消費するため、改修当時の技術ではバッテリー機のレッドフレーム改での使用はかなり制限される。
ソードフォーム
従来のタクティカルアームズ同様機体の全高に匹敵する大型実体剣に変形した形態。高い威力を誇ると共に、表面積が広いためシールド代わりにも使用可能。この状態で背部にマウント可能だが、ビジュアル以外のアドバンテージは特に無い。
アローフォーム
巨大な弓に変形させ、中央部からビームを発射する形態。速射性に優れたショートと弓を展開して射程距離を延長したロングの2種の形態を持つ。
発射時にヴォワチュール・リュミエールによる空間コントロールを行い、曲射はもちろん発射後に軌道を変えることも可能。理論上は百発百中だが、コントロールにはパイロットに高い技能が求められ、製作者のロウでもこの機能を十全に発揮することはできない。
また、この形態では機体を中心にヴォワチュール・リュミエールを展開することでエリア内の機体の動きを感知することが可能。
ワークフォーム
過去に開発したパワーローダーの機能を再現した形態で、巨大なパワーアームに変形し腕部に装着する形態。先端のアームは重い資材の運搬や挟んだ資材の切断に用いられる。このように基本的に作業用の形態だが、単純な火力はソードフォーム以上と戦闘にも使用可能。
ビームトーチガン
中央部ユニットを取り外して使用する工具。金属の切断や溶接に使われるが、ビーム発生器を調整することでビームライフルとしても機能する。
これを取り外しても、フライトフォームやデルタフォームは問題なく機能する。
マガノイクタチ
対象となった機体のエネルギーを強制放電・吸収する機能。ゴールドフレーム天に搭載されていた物の改良版。
ゴールドフレーム天ミナと同様敵機に触れずとも使用可能となり、核動力の機体を一時的にフェイズシフトダウンさせるレベルまでエネルギー吸収能力も向上している。
ドラグーン・システム
本武装は遠隔操作兵器「ドラグーン」としての機能を有しており、ドラグーン・システム対応機体であれば同調用のデータを送ることでドラグーン武装として使用可能。
レッドフレーム改もドラグーン・システム対応機体なのだが、高い空間認識能力を必要とする第1世代型であり、空間認識能力を持たないロウが本機能を使用することは無かった。
オプション装備(タクティカルアームズIIL)
ローエングリンランチャー
タクティカルアームズIILに小型の陽電子破城砲を搭載したオプション。
なお、使用のために核エンジンを積んでいるが、ニュートロンジャマーキャンセラーを搭載していないため、搭載機体のニュートロンジャマーキャンセラー影響圏内でしか使用が出来ない。
ミラージュコロイド・ウイルス
ゲル・フィニートに搭載されていた量子コンピューターウイルス。
使用すればコンピューターを介して敵機をコントロールする事も可能だが、オプションとして搭載できるだけで、ロウ・ギュール自身にそれを使用するつもりは無い。
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もしかして……