機体データ
型式番号 | AMX-116 |
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所属 | ザビ派ネオ・ジオン |
開発 | ネオ・ジオン |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 22.0m |
全備重量 | 75.3t |
出力 | 3,400kW |
装甲材質 | ガンダリウム・コンポジット |
固定武装 | 頭部ビーム砲×2、ビーム・マシンガン×2、ビーム・ナックルダスター×2、ビーム・サーベル×2、シールド |
携行武装 | 長距離ビーム・ライフル、二連ビーム・サーベル付き大型ヒート・ホーク、他 |
概要
型式番号AMX-116。
漫画『機動戦士MOONガンダム』に登場。
第一次ネオ・ジオン抗争後に開発された非正式なザクⅢのバリエーション機。
ドーベン・ウルフとのコンペに敗北した経験を元にザクⅢを改良したモビルスーツ(MS)で、ザクⅢの上位機種に位置付けられる。リュース・クランゲル少佐率いるネオ・ジオン過激派(ザビ派)で親衛隊機として運用された。
各部パーツのオプション化というザクⅢのコンセプトをさらに推し進め、腰部後方に装着されるテールオプションを換装するだけで様々な局地戦に対応できるようになった。加速・航続性能も優れる他、ザクⅢの重装甲や高出力もそのまま継承している。
また、外観は「ジオンのシンボル」としての効果を見込んでザクⅡに近づけられており、緑系の塗装に加えて、右肩には大型シールド、左肩にはスパイク・アーマーという伝統的なレイアウトを採用している。
同時期に開発されたギラ・ドーガと比較して基本性能の高さを重視している反面、親衛隊専用という立ち位置もあって少数生産を前提としており、生産性の面では劣る。
標準装備な武装は側頭部のビーム砲2門と、バックパックにマウントされている2挺のビーム・マシンガン。さらに、サイドスカートに備えられた計2基のビーム・ナックルダスターも標準的な武装とされるが、これは諸元に記載されていないこともある。
ムーン・ムーンへの侵攻作戦に数機が投入されており、同作戦においては長距離ビーム・ライフルや継戦能力に優れた二連ビーム・サーベル付き大型ヒート・ホークといった携行武装を選択装備している。
なお、雑誌企画『INNER GUNDAM SPACE OF AGETA』に登場するネオザクも別名「ザクⅣ」と呼ばれるが、本機とは無関係。こちらは第二次ネオ・ジオン抗争と同時期に活動した木星圏のジオン軍残党組織「ゲルジオン」の主力機とされる。
バリエーション
指揮官用ザクⅣ
『機動戦士MOONガンダム』にて設定のみ存在。
指揮官用ザクⅣ(イリア・パゾム機)
型式番号AMX-116S。
『機動戦士MOONガンダム』に登場。
ザビ派ネオ・ジオンに属するイリア・パゾム大尉の専用機として調整されたザクⅣ。ムーン・ムーン侵攻作戦に参加した。
頭部ブレードアンテナなどの通常の指揮官機仕様の装備に加え、テールオプションとして空間高機動用スカートユニット「プリンセス」を装着し、さらにクラスターミサイルを搭載したファンネルをプリンセス内に6基格納している。
また、携行武装としては大型ヒート・ホークを選択装備している。