プロヴィデンスザク
ぷろびでんすざく
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV』に登場。
ザフトが次世代モビルスーツ開発計画に基づいて開発した先進試作機。
頭部にはデュートリオンビーム送電システムの受信機能を備えている。
第二世代ドラグーンシステムの開発機でもあり、「超人的な空間認識能力に依存しない新型ドラグーン」を実戦投入するための実験機でもある。機体本体に大幅な強化改修を施し、動力源にハイパーデュートリオンエンジンを採用している。
当初、本機はザフトの主力モビルスーツの系列を構成することを想定して3000系の型式番号が付与されたが、次世代機開発計画そのものがアップデートされたため、この番号は制式継承されなかった。
レジェンドの前身にあたり、フォルムやディテールもレジェンドとのつながりを感じさせる。
MA-BAR76T 高エネルギービームライフル
プロヴィデンスの「MA-M221 ユーディキウム・ビームライフル」から開発された改良型専用ビームライフル。ライフルの両サイドにビーム突撃銃のエネルギーカートリッジを装着している
通常のビームライフルを上回る出力を持ちつつ射程距離や連射性能を向上している。更にユーディキウムに比べ短くスリムになった。そのため、プロヴィデンスでは肩に銃身後端を乗せていたのが解消され、片手で扱えるようになっている。不使用時はバックパックに縦にマウントされる。
。MA-BAR78F 高エネルギービームライフル のコスメティックチェンジ前のデザインである。
本機の主兵装。ZGMF-X24S カオスの「EQFU-5X 機動兵装ポッド」を経て量子インターフェースにも改良が加えられた第2世代ドラグーンシステムを搭載している。これは空間認識能力が無くても使用できる最新型で、以前の物と異なりパイロットの制限は抑えられている。
また、プラットフォームが左右2分割になり折り畳んだり傾斜角を変えたりできるように機構が変更され、デッドウェイトになりにくいよう工夫された。
GDU-X7 突撃ビーム機動砲
背部プラットフォーム最上端に2基装備される大型ドラグーン。レジェンドと同モデルである。1基につき9門のビーム砲を内蔵する他、砲自体から小型のビームスパイクを形成し直接打撃を与える事も可能であり、このビームスパイクは陽電子リフレクターを容易に貫通する。また、本体への連結状態のままで砲撃も出来る。
GDU-X4 突撃ビーム機動砲
背部プラットフォーム側面及び腰部に合計8基装備される小型ドラグーン。
2門のビーム砲を内蔵し、ドラグーン本来の分離式のビーム攻撃端末としての機能の他、機体との連結時は可動式砲台としても使用できる。この場合、前方に砲口を集中させ面制圧攻撃に用いる事ができる。
また、レジェンドの前モデルであり、主な違いは打突による物理攻撃も考慮されている。