もしかして→カムシン・ネブハーウ
MGRに登場するキャラクター。
山犬風情に俺たちの大儀はわからんか・・・
CV:小山力也 / ベネット・マーティネズ(Benito Martinez)
デスペラード・エンフォースメントLLCに属するコントラクターの一人。
元アメリカ海兵隊員で湾岸戦争にて初陣を飾り、砂漠の剣作戦(2月24日の爆撃終了後に行われた地上戦)の成功に大きく貢献する。
兵士としては優秀ではあるが、融通の利かない性格が原因で部隊内でトラブルを起こし、イラク戦争時に除隊、以降はPMCコントラクターとなる。
サイボーグとなってからはその収入の殆どをボディの改造に費やし、大型歩行兵器と言える規格外のボディを持つようになった。
ボディは二本の腕を持つ二足歩行型で、脚部には機体固定用のスパイクと走行用のボール状の車輪を持つ。
刃の部分がチェーンソーになった大型の斧「ジェットアックス」を使用するが、その巨大さゆえに規格外のボディであっても振り回す事は容易でなく、補助のためにジェット噴射機構を内蔵している。
DLC追加シナリオBLADEWOLFで登場し、アブハジアの任務で投入される。(彼と戦闘するのは雷電がアブハジアに着陸したまさにその場所であり、あの周辺の道路がヤケにズタボロだったのは彼とLQ-84iの戦闘の余波である)
高慢な性格であり、自由と資本主義を広めるという建前の任務に酔っている。一言で言えば典型的アメリカ万歳男であり、アームストロングからは当然良く思われていない。(尤も、それが悪いわけではなく、「兵士」としてみるなら任務に忠実、敵には問答無用と言う事もあり、任務に私語私情を挟みまくる他のコントラクターの誰よりも優秀である。しかし、アームストロングが掲げる理想は「戦士の楽園」であるため兵士である彼には合わない世界である可能性が高い)
戦闘時の曲は「The Hot Wind Blowing (featuring Ferry Corsten)」。ゲーム中ではトドメのQTE演出の間しかボーカルが流れないので印象に残りにくいが、規律に従う事で屈辱を廃し、信じる大義の為に進んで手を汚す無名兵士の叙情詩であり、他の破滅を呼ぶ風の面々が「一騎当千戦国無双」の曲とするなら、この曲は「一糸乱れぬ無双の兵団」といった印象。
「任務を果たして跡形もなく消える、名誉は要らない、使い潰し上等、それが俺達の存在意義だ」という歌詞はカムシンのキャラクターにぴったり合った良曲であり、命令に背くことで自我を掴みかけていたLQ-84iの対極に当たる。まぁその素晴らしいボーカルが流れるタイミングでカムシンがすることと言えば、情けない断末魔を上げるぐらいなのであるが……。
「バカな…!やめろ!(No, no!Stop!)」
「なんてこった……(Oh god!Oh god!)」
ちなみにその頑なで融通の利かない兵士的性格から「今後の作戦ではむしろ邪魔」と見做され、LQ-84iの知性テストついでに始末する事になっていた事が撃破後ミストラルから語られる。
テーマ曲では高らかに「俺たちは破滅を呼ぶ風だ!」と歌っているが、実際のところ「四天王最弱ポジ」どころか「三人衆なのに勝手に四天王を名乗っているだけ」でメンバーにすら数えられていない、そのため彼の名乗りは自称である。