概要
第16話にてクライアス社を裏切ったルールーだが、パップルに粛清のビームを浴びせられ人工知能回路がショートして機能が停止。正体が機械人形である事を暴露された上に、パップルに連れ去られて”再調整”されてしまうというショッキングな出来事が起こる。
続く第17話の予告映像では、はなの「返して!ルールーを返して!」という悲痛な叫び、「オレらは騙されてたんや!」「違う、そんな事ない!」と言い争うハリーとはな、さらにはメモリーを書き換えられたルールーが今まで見せた事のない激しい怒りの表情と共に左手をドリルに変形させるシーンなどが流れ、プリキュア恒例の「友達と信じていた敵少女幹部との悲しき対決回」への期待が、否が応にも膨らんだ。
……が、その一方で多くの視聴者の目は、ルールーが操縦する巨大ロボに釘付けになっていた。
このルールーロボ(仮称)は、悪役ロボらしく物々しいデザインでありながらも、ルールーの髪形を模した頭部・マッシブなフォルム・立派な胸部装甲と、シリアスな笑いをもよおす要素がてんこ盛りで、ルールー本人よりロボの登場が楽しみでならないと言う者が続出している。(もちろん、予告の本来の趣旨通りに、素直に悲壮感を覚えている者も少なくないのだが)
さあ、どうなる第17話!(←30分後の世界風)
本編において
リストルの説明によれば、「試作品のアンドロイド用パワードスーツ」との事で、装着するタイプの兵器。格納庫からルールーの調整ルームに移動されて待機状態だったが、再プログラミングから目覚めてプリキュアに対する感情が抑えきれなくなったルールーは、命令を待たずして勝手に出撃する。
因みに、パップル自身はこのパワードスーツを着せるつもりはなく、リストルからスーツの運用試験を持ちかけられた際には「そこまでするつもりはなかったんだけど…」と困惑した表情を見せ、ルールーが勝手に出撃した際にはリストルに後処理を押し付けられている。
自分を探すはな達の前に姿を現したルールーは、某磁力ヒーローを思わせるムーヴでパワードスーツを着用し、戦闘開始。
圧倒的パワーを生かした格闘能力に加え、額からのビーム・右肩の機関砲・左肩のミサイルなどの多彩な攻撃手段を持ち、さらにルールー自身の分析力も相まってプリキュアを苦しめる。しかしプリキュア達のルールーを思う心の強さは彼女の想定を遥かに凌駕し、再分析を試みたルールーはみんなとの思い出が蘇って、命令と感情のジレンマに陥って回路がスパークし、苦しみ始める。それに乗じたキュアアンジュのフェザーブラストとキュアエトワールのスタースラッシュの両必殺技の連携を受け、パワードスーツは全身にひびが入り、粉々に破壊された。しかし、その時点でもまだAパートであり、バトルの前座に過ぎなかった。
Bパートでは生身を晒したルールーとキュアエールとの拳でのどつきあい(=肉体言語による会話)が行われ、それこそが今回のエピソードの最大のクライマックスであった。
余談
本作は工学系分野への含蓄もあるさあやがいる関係上、本編でルールーが活躍するより前から彼女らを積極的に絡めたネタイラストも存在する。
また、pixivでは公式登場以前にルールーの姿を模した(勿論フォルムも異なる)巨大ロボも投稿されていた。