『プライムローグ!』
『ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!』
『Are you ready ?』
幻徳「変身!」
『大義晩成!』
『プライムローグ!』
『ドリャドリャドリャドリャ!ドリャー!』
概要
仮面ライダーローグの最強フォーム。
ビルドドライバーにプライムローグフルボトルを装填する事で変身する。ちなみにローグの最強フォームとされているが、ドライバーが異なるので厳密には別ライダーである。
このフォームは、てれびくん超バトルDVD「仮面ライダープライムローグ」と「仮面ライダービルド ファイナルステージ」に登場する。後者では、この姿を知らないグリスブリザードから突っ込まれた事に対して、「幻の新フォーム【プライムローグ】だ。分からなかったらネットで検索しろ!芋!」とメタ発言を交えつつ自己紹介をして登場した(このまさかの登場に来場者達は歓声を上げたという・・・)。
『ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス』にも登場。
最終決戦にて、強化形態が存在しない仮面ライダーマッドローグを除いた、各々が最強形態に変身するのに合わせて彼もこのフォームに変身した(その関係で最終決戦では作中の変身ベルトの内、スクラッシュドライバーだけが使用されない事態に陥っている)。
容姿
基本的な外見は仮面ライダーローグに準ずるが、ビルドドライバーを使って変身する為、素体はビルドドライバー系列の仮面ライダーのものになっている。
外見の変化としては、ローグに施されていたヒビがエングレービングを思わせる金色の模様に置き換わっており、肩や顔のワニアゴの一部が白い。また、胸部も金色の紋様に変わっている他、胸元には歯車とローグを象徴する鰐の口が組み合わさったようなライダーズクレストが入っている。
そして、最大の変化は何と言っても背中に纏っている純白のマントであり、このマントは取り外して敵を撹乱できる上に、攻撃を防ぐシールドとして利用する事もできる。
能力
パンチ力 | 52.3t |
---|---|
キック力 | 60.0t |
ジャンプ力 | 74.4m(ひと跳び) |
走力 | 1.3秒/100m |
通常のローグよりも防御力が上がっており、純白のマント「プライムセイバーマント」は、何とジーニアスの胸部装甲と同素材のものが使われており、地球外生命体とも互角に戦えるようにする防御機能が備わっている。
攻撃力も通常のローグから20t程威力がUPし、グローブやつま先のクローで敵に再起不能のダメージを与えるとされる。加えてビルドドライバー系のライダーの例に漏れず、このプライムローグも変身者の大義を貫こうとする正しい意志によって攻撃力が上がる。
更に顔のワニ部分や目の内部タンクには、苦い補給液が充填されており、免疫力を上げる事で未知の生命体による憑依・侵食攻撃を防いだり、点眼して眼精疲労を解消する効能がある。曰く、よく刻まれた緑色の野菜が原料らしいが、どう考えても幻徳の苦手なピーマンである。
尚、野菜を抜きにしても元ネタのワニは、免疫力が高い動物として知られている。
上記の各機能を見ても分かるが、このプライムローグは完全にエボルトとの戦闘を想定して設計されたライダーであり、実際に劇中ではかつてローグが敗北した仮面ライダーエボル・コブラフォームをほぼ一方的に圧倒している。
アイテム
ローグ用に開発されたフルフルラビットタンクボトルと同じ形状の新型フルボトル。
折り曲げる事でワニの顔を模した状態となり、この状態でビルドドライバーに装填して変身する。
前述通り本来は対エボルトを想定して作られたが、本作の劇中で幻徳が無理に使ったせいで破損し、結局TV本編の最終決戦までに修理は間に合わなかった。
変身待機音はスクラッシュドライバーにクロコダイルクラックフルボトルを装填した時のと同様だが、ビルドドライバーに装填する追加アイテムの中で群を抜いて待機音のリズムが合っていない。
音声はスクラッシュドライバーと同じ若本規夫氏。
戦兎のビルドドライバー。エボルトによって強制変身解除させられた戦兎の代わりに変身しようとした美空の手から取り上げて使用した。
ちなみに決死の覚悟で変身しようとしたのに、素っ気ない態度で奪われた美空はバツが悪そうにしていた。
ローグの時に使用していたものと同じ。
スチームブレードと組み合わせる事でライフルモードへの強化が可能である。こちらは「仮面ライダービルド -ファイナルステージ-」にて使用していた。
必殺技
- プライムスクラップブレイク
レバーを回転させて発動する。
プライムローグ版のクラックアップフィニッシュであり、相手に噛み付くように両脚で挟み蹴りを繰り出す。こちらは回転ではなく噛み砕くようにして攻撃するのが相違点。
- クラックアップハウンド
同じくレバーを回転させて発動。
シティウォーズで詳細が判明した技で、水中からワニが現れるが如く拳を振り上げて、地中から黄金のワニのエネルギー体を作り出して敵を噛み砕く。
ハウンドは本来猟犬という意味だが、卑劣漢という意味もある。肉食動物モチーフで、悪党の名を冠するローグにはピッタリなネーミング(?)なのかもしれない(正気に戻った後の幻徳は卑劣な手を使う人物では無いのだが)。
余談
ビルドドライバーを利用して変身するフォームであるが、巨大な変身用設備が出現する他のビルド系の仮面ライダー達とは少し毛色の違う変身プロセスを用いる。
それはハンドルを回すと、ドライバーから不規則に金色のパイプが伸び、「変身」の掛け声と共にパイプが巻き付いてそれを仮面ライダーローグと同じ様にワニの顎が噛み砕き、中からプライムローグが現れるというもの。
むしろ「不規則に伸びるパイプ」「パイプが一点に収縮」「パイプの塊を破って中から仮面ライダーが登場」という要素は、もう一人の“ローグ”が変身する“狂い果てた悪党”と似ている。
これについては、二人の関係性や同じ「ローグ」の名を冠した存在に関わりが深いという点からも、意識されたものかもしれない。設定的には戦兎がマッドローグを参考にしてプライムローグを作ったのではとも言われている。
続編のファイナルステージやVシネマに再登場した事に加えて、2020年10月にはS.H. Figuartsがプレミアムバンダイから受注開始され、更にはシティウォーズにも実装される等、幻徳や仮面ライダーローグの人気を受けてか、ハイパーバトルビデオ初出のフォームとしては異例の優遇ぶりである。
そもそもプライムローグ自体が、よくある単に色を塗り替えたり一部パーツを改造しただけのリデコではなく、素体からビルド系ライダーのものを使って造形し直しており、ハイパーバトルビデオ初出の強化フォームとは思えない程の気合いの入れっぷりである。
また、前作のFiguarts版ローグはマスクのデザインが賛否両論だった為に、このプライムローグのアーツはマスクが新規造形され、より劇中に近づける形で修正されている。
関連タグ
仮面ライダービルド 仮面ライダーローグ ハイパーバトルビデオ限定フォーム
仮面ライダーエターナル:マントを用いて戦うライダー繋がり。スーツアクターも同じ。
レーザーターボバイクゲーマーレベル0/レーザーX←プライムローグ→バーニングファルコン