概要
1994年に東映が製作した短編3D映画。同時上映は『スーパー戦隊ワールド』『東映ヒーロー大集合』。
当時の仮面ライダーはいわゆる「冬の時代」であり、仮面ライダーZOと仮面ライダーJがよみがえったシャドームーンと戦うというカオスなお話になっている。
イベント用作品ということもあり、上映時間は9分に満たないため、なにかと展開が急。
現在ではレンタル化されておらず『仮面ライダーJ』、『仮面ライダー1号・2号BOX』のセルソフト版特典映像として見ることが可能。いずれも3D要素を排した2D版。
ブルーレイ『仮面ライダーTHE MOVIE Blu-ray BOX 1972・1988』のボーナストラックには3D版が収録されており、対応する機器を使用することで視聴可能である(機器がなくとも2D版として視聴可能)。
またスマートフォンアプリ東映特撮ファンクラブでも2D版のみ配信されている。
また、シャドームーンの回想シーンにはあの『仮面ライダー世界に駆ける』の映像が使い回されている。かつての親友にして最大の宿敵が分身した、思い出したくもない地獄絵図だったのだろう。
一般人・勇樹役の和泉史郎氏は同時上映だった『スーパー戦隊ワールド』でも怪人に襲われる一般人マサトの役を担当している(役名は異なり、勇樹とは別人である模様)。
ちなみに仮面ライダーJ役の望月裕多氏は和泉史郎氏と恐竜戦隊ジュウレンジャーにて兄弟役であった。
ちなみに真・仮面ライダー序章から改造兵士レベル2が登場しているが、大人の事情でシンさんは登場していない…。マゼラン!
あらすじ
かつて仮面ライダーBLACKRXに倒されたシャドームーンが、世紀王となって甦った。宇宙征服を企むシャドームーンは手始めに日本を拠点に定め、ネオライダー達に倒された怪人軍団をライダー以上の戦闘力を持たせて蘇らせる。憎き昭和ライダーたちを全滅させるために、シャドームーンは怪人たちに進撃を命じた。
いち早くこれに気が付いたベリーは二人の勇者を捜して飛び回る。麻生勝と瀬川耕司は仮面ライダーに変身、ベリー(とベリーを拾った通行人勇樹)を襲撃する再生怪人軍団と戦い、これを退ける。憤激したシャドームーンは巨大化してZOとJを攻撃し、Jもジャンボフォーメーションに変身。世界の命運を握る最終決戦が始まる…。
登場ライダー
ただでさえ似ているとされる二大ヒーローが並び立つ絵面となっており、初見では見分けるのが難しいだろう。