改造兵士レベル2
さいぼーぐそるじゃーれべるつー
『財団』傘下の生科学研究所「ISS」所長・氷室巌の腹心である豪島の正体であり、『財団』が最初に実用化に成功した改造兵士。
人体模型のような気色悪い姿をしている。
遺伝子操作で強化された人間の体に最新ロボット工学の技術で改造を施した融合体=改造人間であり、普段は人工皮膚を被り人間の姿にカモフラージュしているが、いざ戦いに突入すると、その下に隠された、金属と有機物が融合したかのような不気味な正体を露わにする。
しかし、普段から無表情かつ無機質な雰囲気を漂わせており、時折動きがロボットのようにぎこちなくなるため、注意深く観察すれば、常人でもその本性を察せる。
通常の銃弾はおろかロケットランチャーの直撃にも耐える驚異的な防御力と、右腕に装着された鉤爪状の刀を武器とする。
驚異的なパワーから繰り出されるその一撃は、確実に敵対者を死に至らしめる威力を持っている。
また、頭には機密保持のため、本体の生命活動が停止して一定時間が経過すると作動する爆弾が組み込まれており、起動すると同時に脊髄を相手に絡みつかせて本体もろとも物証の隠滅を図る。まさに切り札である。
ちなみに設定では、改造兵士レベル2は機械的な改造であるために生物が持つ自己進化能力(パワーアップ)は失っており、戦闘経験を積むことで根本的な能力が上昇することはなく、スペックは身体に装着された機械・武器に依存しており、能力を強化するためには再改造が必要となっている。
CIAによる鬼塚義一護送の妨害工作作戦時、セーラ・深町の攻撃を受け正体を現し、彼女以外のCIA工作員を皆殺しにした後、彼女にも襲いかかる。
その寸前、バッタの持つテレパシー能力に導かれて現場に現れた風祭真が、鬼塚=同族の死に連動して仮面ライダーシンに変身。そのまま激突するが、その場は引き分けとなり、一時行方をくらます。
その後、果てしない怒りに導かれるままシンが氷室を惨殺した直後、突如として施設の壁を突き破り出現し、彼と再戦を繰り広げた。
最後はシンのハイバイブ・ネイルで目を潰された挙句、頭を脊髄ごと引き抜かれて絶命するが、それと同時に頭に内蔵された時限爆弾が起動。
シンを道連れにしようとするも、振りほどかれて失敗してしまい、その挙句に投げ捨てられて爆発した。
全国の遊園地やイベントなどで公開された3D映画『仮面ライダーワールド』では突如として復活したシャドームーンの手で蘇生され、彼配下の再生怪人の1人として暗躍。彼の世界征服の野望をサポートするが、仮面ライダーZOと仮面ライダーJに阻まれJの『Jキック』を受けて戦死した。 ちなみにこの時の彼は右腕が普通の腕になっており、復活して早々に「しかし、地球には仮面ライダーが!」と言う等、普通に喋る(上記のセリフしか言ってなかったけど)。
また、映画『レッツゴー仮面ライダー』にもショッカーの一員として登場しており、シンと久々に対決する。残念ながら戦いの決着までは描かれなかったが、その後の描写から判断して、シンに倒されたか、岩石大首領の引き起こした地割れに巻き込まれて死亡したかのどちらかであると思われる。
初期案では、初代ライダーの蜘蛛男のオマージュとして蜘蛛型サイボーグの案が存在し、デザインを担当した雨宮の初期デザインに蜘蛛の足があるデザインも存在していて、その名残からか右腕に装着された鉤爪状の刀は蜘蛛の足を連想させる独特なデザインとなっている。
豪島 財団(仮面ライダーシン) 真・仮面ライダー / 真・仮面ライダー序章
改造兵士 生体兵器 生物兵器 ライダー怪人 トータル・リコール
さそり男、トカゲロン:普段は改造前の顔を再現した特殊な覆面で人間の姿にカモフラージュしているが、いざ戦いに突入すると、覆面を取ってその下に隠された不気味な正体を露わにする描写があるライダー怪人。
怪人(BLACKSUN):人間態時の頭部と両腕の皮膚を破るように怪人態になるライダー怪人。ただしこちらは、どこかしらに人間態時の皮膚が残っている。
トランザムザ:レベル1とレベル2は彼のオマージュだと思われる。
キカイダー:人体模型がモチーフのキャラで、彼は『有機版キカイダー』ともいえる存在。また雨宮氏は数年後に似たようなコンセプトのヒーローを手掛けている。