コブラ男ガライ
こぶらおとこがらい
フォッグの支配者にして偉大なる母 、機械獣母艦フォッグマザーより生まれし怪人の1人にして彼女に仕え、千年に一度の『大孵化』の儀式を執り行う神官を務める3幹部のリーダー。フォッグの第1王子。
儀式の際は儀式用の杖・『フォッグの牙』を使い相手を催眠状態にして眠らせる術を身に着けている。
普段は金髪の白のスーツを着た地球人と変わらない青年の姿をしているが、戦闘の際は右耳のイヤリングを弾き白い霧を発生させ、それにその身を包むことでコブラ男ともいわれるコブラ型宇宙生命体としての正体を曝け出し、敵に襲いかかる。
フォッグやフォッグ・マザーのことをフォク、フォグ・マザーと独特のイントネーションで呼称する(初期設定の名残らしい)。
冷酷無比な性格の持ち主であり、“命”を“物”としてしか捕えておらず、“死”の事を“壊れる”と独特の表現方法で言い表す。
また、自身を産んでくれた母であるフォッグ・マザーと自身の事以外には無関心らしく、(裏設定によれば)自身に想いを寄せていたであろうズーの死を目の当たりにしても「フンッ…壊れたか」と冷たく言い放つだけであった。
3幹部のリーダーにしてフォッグの第1王子の身分であるだけにその戦闘能力は他の2人と違い圧倒的であり、2000馬力に達する驚異的なパワーとJに『フォッグの牙』で刺し貫かれてもものともしないほどの頑丈なボディを有している。
そのほか、『ガライウィップ』と呼ばれるムチ状の武器として変形できる光の剣『ガライソード』という名の武器を携帯しており、また、掌から三叉状の爪『ガライクロー』を放ち敵を拘束することも可能である。
木村加那を救うためにやって来た仮面ライダーJと一進一退の激しい攻防戦を展開し、最後は一瞬のスキを突かれて放たれた『Jキック』を受け絶命した。
なお、明言はされていないが、フォッグ・マザーの本体の姿が小さなコブラの様な姿をしていた事からマザーの遺伝子を一番色濃く受け継いだ存在だったと推測されるが、詳細は不明である。
全国の遊園地やイベントなどで公開された3D映画『仮面ライダーワールド』にて唐突に復活したシャドームーンの手により蘇るが、JとZOに他の再生怪人と共に倒されている。
以前と異なり饒舌になっており声もキャラも完全に別人レベルである(同族の別個体の可能性あり)。金属質の剣を得物としているが蛍光灯のように点滅してない。またカリスマ性が失われており自分より弱い存在の人間を人質に取ろうとしたり、ZOを集団で襲うなど最早チンピラ。
また映画『オールライダー対大ショッカー』にて大ショッカーの一員として複数の個体が参戦している(何故か胸の体色が白~青へと変化している)。
さらに『MOVIE大戦2010』においてもスーパーショッカーの一員として参戦していた。しぶとく最後の方まで生き残るが、突然乱入してきたアギトや龍騎の攻撃を受け仲間が壮絶な爆死を遂げたのを見てあっけにとられている隙を突かれ、背後からソウジの変身した仮面ライダーカブトのライダーキックを受けスコーピオンオルフェノク共々原子の塵と化した。
映画『レッツゴー仮面ライダー』ではショッカーの同盟を結んだ怪人の1人として、そして映画『仮面ライダー大戦』ではバダンの幹部として登場している。
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