「Volcano!Combine!」
「Burning fire!Come on!Volcano!」
一輝「変身!!」
「バーストアップ!」
「オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!」
「パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!」
一輝「いや、一緒に行くぜ!」
概要
ボルケーノバイスタンプとバリッドレックスバイスタンプを合体させ、リバイスドライバーに押印して変身する仮面ライダーリバイスの強化形態。第17話から登場。
素体のみとなったリバイが再び卵に包まれると同時に、その周囲に灼熱のマグマが発生。卵内部で煮えたぎった液体が身体に定着する事で、炎のアーマーへと変化する。
そして砕け散った卵の殻が、実体化したバイスに全て纏わりつく事で氷のアーマーへと変化。同時に彼の側は極寒の氷雪に包まれる。
火山のように燃え滾るリバイの火炎攻撃と、氷山の様に凍えるバイスの凍結攻撃による、熱寒の波状攻撃を基本とする。
一方、両者が対の方向性で等しくパワーアップしたが故、バランスが一方に偏ると偏った方がダメージを受ける欠点があり、これまで以上に二人のバディとしてのコンビネーションが重要視される形態である。
実際にこのフォームを扱うための仮想シミュレーションにおいて、バイスは全身氷漬けになり尻尾が取れ、一輝は突然発火して全身火だるまになる結果が算出された。
また、第18話冒頭では、オルテカの所業に激昂した一輝がはやった結果、全身が炎に包まれ、自力での歩行が困難になるレベルの重傷を負った。クリスマス回に続き、(フォームの登場順としても)これまでとはベクトルの異なる暴走フォームと言えるだろう。
第29話で久々に使用された際にも一輝が思い出ムービー作りで疲弊していたせいかリバイだけ自身の炎でダメージを受けている描写もあるので、流石に以前よりは安定して使えるようになったとはいえ割と根本的な危険性は健在である(もっとも、約2カ月近く変身者と悪魔が一体化する羽目になったジャックリバイス辺りに比べればマシ(?)なのだが)。
外見
リバイ・ボルケーノレックスゲノム
一個前のバリッドレックスゲノムでレックスゲノムのピンクが消え去ったが、今回はさらに水色もほぼ消滅。パープルが中心のカラーで、差し色はイエロー。一応クラッシャーが水色である。
顔の造形と色合いを見ると、一部カラーや複眼、角の形状は違うがクウガのライジングフォームを、肩の部分はゼロワンのシャイニングホッパーを彷彿とさせる。
バイス・バリッドレックスゲノム
リバイがボルケーノレックスゲノムに変身するとバイスはバリッドレックスゲノムへ変身。
バリッドシールドはそのまま、水色のアーマーが装備されており、肩部などには卵の殻の意匠が見られる。
こちらはリバイ・ボルケーノレックスゲノムと対をなす氷の戦士となっており、リミックス発動時に比肩する出力、ライダーキック以外での契約解除などボルケーノレックスと一部共通の能力が搭載されている。
スペック・能力
リバイ
身長 | 203.8cm |
---|---|
体重 | 113.8kg |
パンチ力 | 40.1t |
キック力 | 75.1t |
ジャンプ力 | 61.9m(ひと跳び) |
走力 | 2.2秒(100m) |
数値スペックは1~2月頃に登場する強化フォーム(具体的にはジオウⅡやプリミティブドラゴン等)としては破格の数値となっており、単体でもリミックス発動時と同等とされる程の凄まじい力を持つ。
マグマエネルギーを活用した強烈な火炎攻撃を得意としており、「ボルケーノスタイビライザー」による爆速ダッシュや爆速飛行など機動力の面でも大幅なパワーアップがなされている。
接近戦では肘を赤熱化してブレードとしても扱える。
また、ライダーキック以外でも普通に倒せば変身者が消滅してしまうフェーズ3・ギフテクスの悪魔との分離・契約解除が可能となっているのも大きな特徴。ただしギフテクスの分離にはリバイとバイス二人の必殺技をクリーンヒットさせる必要があるため、妨害などで片方の技が不発に終わった場合はただの必殺技になってしまう欠点もある。
あくまでも敵を殺すのではなく人間に戻してから罪を償ってほしいという一輝としてはようやく待ち望んだ形態と言えるが、皮肉にもこの形態が実用段階に入った頃には既にギフテクスの面々も半数近くが死亡していた(一輝がギフテクスを人間に戻せないかを提案したのはデッドマンズベース襲撃作戦後だった事情もあるが)。
更に、タイミングが悪いことに組織が再編された新生デッドマンズ内ではボルケーノの能力が事実上意味をなさない怪人ギフテリアンが出現してしまった(詳しくはギフテリアンの記事を参照)為、この分離能力も劇中では現時点で2回しか使われる事が無かった。
少なくとも通常のギフテクスやギフテリアンを相手にするだけならばバリッドレックスでも充分対処出来ていただけに、作られたコンセプトと戦況が噛み合わなかったのはある意味一輝にとってもボルケーノにとっても不幸であったとしか言い様がない。
只、登場時点でのフェニックス陣営の中では最高戦力な事は変わらず、ウルフ・デッドマンライオットやギフテリアンと言った敵にも難なく対抗出来、オルテカも一輝とバイスがボルケーノレックスゲノムを入手して以降は明確にリバイス以外の敵陣営を攻略していく方向にシフトしていた。
第21話では仮面ライダーデモンズのバッタスコーピオンデモンズレクイエムを直に喰らっても尚変身解除に至らなかった辺り、防御力も相応に強化されていると思われる。フェーズ3級の力を持つギフテリアン(TRUE)相手にも比較的善戦している辺り、能力はともかく性能自体は決して低くない。
しかし、第22話以降はメインの強化フォームがジャックリバイスに移行した上に、この形態で唯一のアイデンティティだった「フェーズ3の分離」が第4の強化形態であるリバイスも可能である事が第28話や第32話で判明した事、更にジャンヌのハシビロコウゲノムも分離が可能になった(しかも強化では無い普通のバイスタンプで)事に加え、上述にもある様にデメリットを完全に克服した訳でも無い事、トドメと言わんばかりにボルケーノの様なリスクが無く2人で強い状態で(しかもバリッドレックス以上の人海戦術を引っ提げて)戦えるアルティメットリバイ/アルティメットバイスも登場したのでリスクを負ってまで変身する必要性が全く無い状態になっており、再登場の機会には恵まれていない。
更なる追い討ちとして、前形態であるバリッドレックスがとある目的の為に強化を受けた結果、バイスもこの形態で氷の力を無反動で使える様になり、バイスに至ってはボルケーノバイスタンプを使用する必要性が完全に無くなってしまった。
総括すると、強化形態の中では実質ボルケーノレックスとジャックリバイスはどちらも完全な上位互換が存在する為、完全に使用する必要性が無くなってしまった。
バイス
身長 | 199.8cm |
---|---|
体重 | 126.3kg |
パンチ力 | 31.8t |
キック力 | 58.2t |
ジャンプ力 | 59.6m(ひと跳び) |
走力 | 2.4秒(100m) |
また、ジョージ・狩崎のゲノムラボラトリーによると防御のスペックがかなり高いらしく、ジョージは「バリッドシールドを手放さないままでは防御がオーバースペック(要約)」と語っている。リバイの放った火炎の一部を凍結させて持ち手とし、炎の剣に変えて振るうという合体攻撃も可能。
更にバリッドシールドは本来状況に合わせて分離・結合が可能なはずなのだが、バリッドレックスの初変身時にノリではっつけてしまった影響か分離できなくなってしまっている。
無論、防御力自体もより通常時から強化されているのか、オルテカが変身したデモンズの必殺技にもなんとか耐えきっていた。
リバイスボルケーノ(仮称)
「ボ・ボ・ボル!ボ・ボル!ボ・ボルケーノ!」
「バーストリミックス!」
「必殺!スゲェの!パネェの!ボルケーノ!」
第20話で登場。頭部が炎で身体が氷のリバイスレックスを召喚して突撃させる。
必殺技
- フィニフィニフィニッシュ
「バリッドレックス!フィニフィニフィニッシュ!」
第17話にて使用。リバイがボルケーノバイスタンプを取り外して、バリッドレックスバイスタンプを2回操作することで発動。
バイスがバリッドシールドに冷気を吹きかけ、氷の刃を生成して敵を斬り裂く。
- ボルケーノフェスティバル
「ボ・ボ・ボル!ボ・ボル!ボ・ボルケーノ!」
「ボルケーノフェスティバル!」
ボルケーノバイスタンプと合体させたバリッドレックスバイスタンプを2回操作することで発動。
空中を飛び回りながら、炎と氷のダブルライダーキックを放つ。
または炎と氷で拳のラッシュを仕掛ける。
ガンバライジングではバリッドシールドで足元を凍らせ、交互から炎と氷のクロスボンバーを喰らわせる。
そしてベルトを操作しダブルライダーキックを放つ。
- ボルケーノリバイバイスラッシュ
第18話で使用。 リバイスラッシャーにボルケーノバイスタンプを押印して発動、リバイスラッシャーから伸びる炎の剣とバイスが伸ばした氷の剣で連続斬りを放つ。
- バリバリボルボルフィニッシュ
テレビ朝日の紹介ページに掲載されている必殺技。現状本編未使用。
これは玩具においてボルケーノバイスタンプを単体で使用したときの技だが、設定上ボルケーノバイスタンプが単体で使われることはないため、ミスと思われる。
- ボルカニックインパクト
『ガンバライジング』で使用。
- バリッドハードブレイク
『ガンバライジング』で使用。
ボルケーノバイスタンプ
「ボルケーノ!」
マグマ(炎)の力を宿したバイスタンプ。
カラーはイエローとパープルがベースカラー。
余談
- デザイナーは山下貴斗氏。
- 炎の力で卵を熱すると卵を割って灼熱のリバイスが出てくる(後略)というコンセプト。バイスがリバイが着ていたアーマーを装着するという流れも2人用スーツの新規造形に掛かる労力を考えての事である。
- ボディの表面にはドットグラフィックを重ねている。
- また、企画段階でエレメント要素を入れたバイスタンプはボルケーノバイスタンプが第1号となっており、炎の部分がフェニックス→コンロの火→メカティラノが口から吐いた炎に見えるようにデザインされた。
(以上の出典:『フィギュア王No.297』(ワールドフォトプレス/2022年)におけるインタビュー記事『悪魔ライダー黙示録』の第二章「兄妹ライダー変身!」(P53)より)
- スーツは後に腕と脚が仮面ライダークロスギーツにリペイントされて流用された。そのため、リバイの全ての中間フォームのスーツは完全な状態では残っていない。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーリバイス 強化フォーム 中間フォーム 恐竜ライダー
リバイス(仮面ライダー) 仮面ライダーリバイ 仮面ライダーバイス
ハシビロコウゲノム:フェーズ3を分離できる形態。
メドローア:炎と氷の極大エネルギーが奇跡のバランスで生み出す究極の破壊力。
スーパー1:炎と氷を操る仮面ライダー(ただしこちらは1人で2つとも扱う)。
クローズマグマ:同じくマグマモチーフのライダー。
ジーニアスフォーム、クローズエボル:変身音が類似しており、変身音を聞いて真っ先に連想した視聴者も多かった模様。
チアフルスタイル:4年前のニチアサにおける中間フォーム繫がりで、こちらも初登場の回では主要人物がいじめの所為で友人と袂を分かつ事となった過去が明かされると同時に、その友人が謝りに来ると言うドラマが描かれた点まで共通する。
プリミティブドラゴン←ボルケーノレックスゲノム→ブーストフォームマークⅡ
リバイ&バイスの中間フォーム
バリッドレックスゲノム←ボルケーノレックスゲノム→ジャックリバイス