『バリッドレックス!バリバリ!』
『バリバリCome on!バリッドレックス!』
「変身!」
『バリバリィアップ!』
『My name is!仮面ライダー!』
『リバ!バ!バ!バイ!リバイ!リバイ!』
『リバ!バ!バ!バイ!リバイ!』
概要
バリッドレックスバイスタンプをリバイスドライバーに押印して変身する仮面ライダーリバイの強化形態。第13話より登場。
変身すると一輝達の足元が氷漬けになり、巨大な卵が降ってきて一輝を包む。バイスのパンチ等でそれが割れると変身が完了し、アーマーに転化しなかった分の殻も一部飛び散ったままになる。
バイスが一輝の中にいた場合は通常通りの変身シーケンスとなる。
誰が呼んだか「温泉卵」。卵の中から仮面ライダーが出てくるということで「びっくらたまご」を連想した視聴者も居る模様(だが風呂は風呂でも氷風呂である)。
尚、パワーアップするのはリバイだけだが連動した仮面ライダーバイスと共に戦うコンビライダーである事に変わりは無い。
第37話で久々に登場した際は狩崎による改良によって氷の力が強化され、バイスも一緒にバリッドレックスゲノムの状態で変身できるようになった真のバリッドレックスゲノムとも言うべき「バリバリッドレックス」へと進化した(詳しくは後述)。
外見
リバイ・バリッドレックスゲノム
「バリっと決めるぜ!」
レックスゲノムのイメージカラーであるピンクがほぼ消え去っており、代わりにもう一つのイメージカラーである水色が前面に押し出されている。
ベースはゲノムチェンジ各種の様なパープル。その上から『ドラゴンボール』の戦闘服の様なアーマーを着込んだ重厚な外見となっている。TV朝日公式サイトの解説によると、鎧を構成する「コールドアストメタルム」は低温環境下であればあるほど硬度を増していくという。
バイス・レックスゲノム
「あれっ?ん?」
「ねぇ、狩ちゃん。ねぇ、これどう言うコトかしら?アタシ何も変わってないんだケド!」
こちらは元のレックスゲノムそのままで特に変化が無い。
…実は「やろうと思えば」バイスの強化も可能だったらしいのだが、以前ジャッカルゲノムのデザインを酷評された事を未だに根に持っていたジョージがバイスに対して「御預け」を喰らわせたため。
一応真面目な理由を挙げるのであれば本来は悪魔に頼らないリバイ単独でのシステム運用を想定して作られたため、バイスの強化をそもそもコンセプトの時点で視野に入れていなかったせいでもあると思われる。
一方でバイスもジョージの仕返しに負けじとリバイの変身の際辺りに散らばった卵の殻を糊でくっ付け即興で自作した、巨大な水色の盾「バリッドシールド」を装備している。
第37話にて氷の力が必要になり狩崎がバリッドレックスバイスタンプを強化、サンダーゲイルバイスタンプを読み込ませて変身する事で先述の様にバイスも同時にバリッドレックスゲノムに変身する事が可能になり、より強力な氷の力を発揮出来るようになった(なお自分がしっかりバリッドシールドを纏っているのを見て「うぉ、ハハハー!狩ちゃんサイコー!ハッシュタグ“ナイスジョージ”!」とバイスも大喜びだった)。
スペック・能力
身長 | 200cm |
---|---|
体重 | 118.7kg |
パンチ力 | 31.2t |
キック力 | 62.5t |
ジャンプ力 | 56.8m(ひと跳び) |
走力 | 2.6秒(100m) |
遊泳能力、暗視、あらゆる武器を使い熟す技巧、極地の温度差にも耐えうる耐久力、予測能力、ティラノサウルスの脚を連想させる強力なキック力等、10種のバイスタンプの能力を引き継いでいるが故に強力な性能を誇る。
そのパワーに比例した熱エネルギーが必要となるため周囲から熱エネルギーを吸収する機能を備えており、必然的に周囲の温度を低下させ、周りの物体を瞬時に凍らせる程の強烈な冷気を自在に操る氷属性としての能力も会得している。
そのため冷気を身に纏った格闘を繰り出せる他、瞬時に氷の盾を生成したり氷柱を飛ばせる等応用性が豊富。この他にも肩から吹雪を噴射したり、口から冷気を吐き出す能力も持っている。
初登場回ではギフテクス2体を軽く圧倒、一般のフェーズ2以上の力を持ったサーベルタイガー・デッドマンにも(多少の精神攻撃を受けたとはいえ)完勝。更にはギフが操るデッドマンズベースにもリミックス召喚能力をフルに使うことでほぼ単独撃破を成し遂げる等々、初期段階の強化フォームとしては破格の戦果を挙げている。
攻撃能力に関しても、これまでのゲノムとは比べ物にならないレベルに強化されている。その火力は『ビヨンド・ジェネレーションズ』にてセンチュリーの助力ありとは言えギフと同格とされる最強の悪魔ディアブロにも有効なダメージを与えるほど。
ボルケーノレックスゲノムの初登場回でもある第17話ではギフテリアンに対しても蹴りの一撃で難なく吹き飛ばしたり、そもそも苦戦自体もほぼないので一部の視聴者には「ギフテリアンを倒すだけならバリッドのみでも充分対処可能では?」とも言われていたりする。
尚、バイスの持つバリッドシールド自体も即興で糊で造った割に妙に強度があり、第17話でもギフテリアンの攻撃をことごとく凌いでいる他、第15話ではリバイ・ライブ・ジャンヌの3大ライダーが同時に踏み台にしても全く動じない程。そして一度作った後は変身の際に自動的に生成出来る様になった(実は材料の破片はディフェンスユニットであり、"そうとは知らずに"糊で連結状態に固定しているだけだったりする)。
リバイ・ボルケーノレックスゲノム時のバイス・バリッドレックスゲノムはこちらを参照。
必殺技
- フィニフィニフィニッシュ
「バ!バ!バリ!バ!バリ!バーリバリバリ!」
「バリッドレックス!フィニフィニフィニッシュ!」
リバイが空中に錐揉みジャンプして強烈な冷気で相手を凍らせて動きを封じた所に飛び蹴りを放つ。第14話ではエグゼイドのような空中連続蹴りを披露した。
発動時には冷気で空が暗くなる演出が入る他、キックのヒット時に一時停止してアップのリバイが映る特殊カットインが入る。
第15話ではバイスのバリッドシールドを踏み台にして飛び、ライブとジャンヌと共にトリプルライダーキックを叩き込んだ。
第16話では召喚したリバイスレックスと共に飛び蹴りを放っている。
第37話では両サイドから掴んで冷気を流し込み凍らせた。
『ビヨジェネ』では両手から冷気を放ち相手を凍らせる技も披露した。
尚バイスの方は避けようとする敵を軌道上に追いやる、必殺技の妨害を防ぐ等のサポートを行う。
『ガンバライジング』では「バリッドレックスフィニッシュ」という名称になっており、リバイが敵を連続攻撃で宙に飛ばし、バイスのシールドを踏み台に敵の上方へ跳躍。
するとバイスがシールドを投げて飛び上がり、リバイも投げられたシールドを蹴って機動を変える事で、交差する様なダブルライダーキックを叩き込む。
- バリバリスタンプフィーバー
「バ!バ!バリ!バ!バリ!バーリバリバリ!」
「リボーン!○○!バリバリスタンプフィーバー!」
リバイの体温が臨界温度に達する事により「マグネティックフィールド」が発生し、独立した分身を実体として顕現させる事が出来る。
具体的には各種バイスタンプをベルトのバリッドレックスバイスタンプに押印することで、巨大化したリミックス変身形態を実体化させる。
顕現中もリバイとバイスは普通サイズのままで現存しており、そのまま2人の等身戦士と一つの巨大戦力で個別に戦う事が可能。
第13話ではブラキオバイスタンプで発動し、巨大化したリバイスブラキオを召喚した。
また、複数のスタンプを読み込ませれば複数のリミックスを同時に実体化させる事も出来、更にはそれらを融合させる芸当まで可能。
そうして併用する程顕現出来るサイズは小さくなり、後者の場合は等身大にまで縮む。
第14話ではコング・カマキリ・ジャッカルのバイスタンプで発動。
リバイスカマキリにコングの腕力を上乗せしてパワーを増強させ、脚部にジャッカルのスケボーを装備させて機動力を高めた。
第16話ではレックス・プテラ・ブラキオのバイスタンプで発動。
リバイスレックスにプテラの翼を生やして、ブラキオのエフェクトで空に飛ばして、翼で斬りつけた。
第15話では10種全てのバイスタンプをリバイスレックス※・リバイスマンモス・リバイスブラキオ・リバイスプテラ※、リバイスイーグル・リバイスメガロドン・リバイスカマキリ、リバイスジャッカル※・リバイスライオン・リバイスコングの3回に分けて発動し、卵を模したカプセルが卵パックから続々と出現し割れてから召喚され総攻撃を仕掛けた他、全てのリミックス変身形態と共に飛び蹴りを放った。
誰が呼んだか「リミックスバーゲンセール」。
※はリバイが搭乗したもの。
- バリッドクラッシュボレー
『ガンバライジング』で使用。バイスが投げてくる巨大な岩を殴り、その瓦礫で相手を攻撃する。
バリッドレックスバイスタンプ
「バリッドレックス!バリバリ!」
「T-レックス」の力を宿したバイスタンプ。
カラーはベース部分がワインレッド、レックス部分がブルー、卵部分がシルバーとなっている。
基本的に変身にはレックスバイスタンプを読み込ませて使う他、前述の通り、必殺技発動時には様々なスタンプを読み込ませられる。
またボルケーノバイスタンプとの合体機構を有している。氷の力が強化されての変身時はサンダーゲイルバイスタンプを読み込ませた。
余談
- 名前の由来は恐らく卵が割れる効果音「バリっと」と「正当な」を意味する英単語「valid」からだと思われる。
- デザイナーは山下貴斗氏。
- デザインコンセプトは「メカ・アーマード・リバイ」。氷属性という設定は驚くことに全く勘定に入れられておらず、望月Pの『リバイは水色の主役ライダーだと思っているのに、周囲にはピンクのライダーだと言われる』という発言を受けて水色にしてから属性が決まった模様。
- 変身時に降ってくる卵は、フィギュア化を想定し分解してアーマーになるようにデザインされたものの、リバイスリミックスフィギュアシリーズが打ち切られたのもあってか商品化は叶わなかった。(以上の出典:『フィギュア王No.297』(ワールドフォトプレス/2022年)におけるインタビュー記事『悪魔ライダー黙示録』の第二章「兄妹ライダー変身!」(P52)より)
- 「ととのえる」といった決め台詞はサウナ(水風呂)をイメージしていると思われるが、リバイスドライバーの声を担当している藤森慎吾氏は大のサウナ好きで、特にサウナに入った後の水風呂に拘りがあることで有名。
- スーツはその後仮面ライダージュウガとインペリアルデモンズに改造された(ジュウガは腕と脚、インペリアルデモンズは胸部)。その為37話で久々に出番が来た理由を「改造前の最後の記念にした」と考えるファンも。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーリバイス 強化フォーム 中間フォーム てんこ盛りフォーム 恐竜ライダー
関連キャラ
- 仮面ライダージュウガ:10種類のバイスタンプが凝縮しているライダー。
- 仮面ライダークロスセイバー:前作のてんこ盛りフォーム。
- タテガミ氷獣戦記:上記と同じ作品の氷属性の強化フォーム。こちらも同じくてんこ盛り。
- フリージングベアー:令和主役ライダーの氷属性の形態。
- プトティラコンボ:恐竜で氷属性の強化フォーム。
- グリスブリザード:変身シークエンスに共通点(足が固められる、全身を覆う氷が砕かれて変身完了)がある氷属性の強化フォーム。
- ファングジョーカー:氷属性ではないが、恐竜の強化フォーム。こちらもバディの片側が強化されている。
ドラゴニックナイト←バリッドレックスゲノム→コマンドフォーム
リバイ/バイスの中間フォーム
バリッドレックスゲノム→ボルケーノレックスゲノム