概要
『仮面ライダーリバイス』に登場するキーワード。
悪魔崇拝組織・デッドマンズに対抗する目的で、政府特務機関・フェニックスお抱えの科学者・ジョージ・狩崎が開発したリバイスドライバーと、彼の父がギフスタンプを基に開発したバイスタンプという2つのデバイスを中枢においた変身システムの総称である。所謂ライダーシステムの事。
「人間の体内に潜む悪魔」と「人の中に眠る強力な生物種の遺伝子の記憶=ゲノム」をリバイスドライバーとバイスタンプによって融合し能力化。戦闘用の装甲として纏った戦士・「仮面ライダー」へ変身させることが完成形となる。
体内に潜む悪魔は、リバイスドライバーのコマンド入力よって実行される「バディアップ」により分離。もう一人の「仮面ライダー」として実体化する。
MOVIEバトルロワイヤルでは元々の仕様なのか一輝の状態に合わせて改造されたのかは不明だが、変身者が悪魔を分離できない状態でも起動は可能である事が明かされた。ただその際の出力はリバイ単体で見てすら本来の半分以下と、大幅にパフォーマンスが低下した状態となってしまう。
リバイスシステムの大きな特徴として「リミックス」が上げられる。
人の形では発揮できるバイスタンプに宿るゲノムの力に限界があるため、真の力を発現するべく仮面ライダーが再変身を行う事をいい、人間と悪魔が合体・変形することで各バイスタンプに宿ったゲノムに相応しい姿「リミックス形態」へと変化する。
変身システム以外には2つの武器、「オーインバスター50」と「オストデルハンマー50」もリバイスシステムに該当する。バイスタンプを読み取る機能を持ち、バイスタンプの能力を反映した攻撃を放つ事が可能。極めつけとして両者には連結機構が搭載されており、ある種のリバイスシステムの到達点「リバイスラッシャー」という大型剣へと合体させる事も可能。
つまり「リバイスシステムで変身し、戦う戦士が『仮面ライダーリバイス』」なのである。
その真骨頂はデッドマンと上級契約して悪魔と一体化してしまった人間をライダーキックで切り離し、救い出す事にある。正しく「悪を修正する」と言う意味の「リバイス(Re-Vice)」に相応しい、「悪魔をもって悪魔を制す」システムと言えよう。
システム内容
余談
- 上級契約したデッドマンをライダーキックで戻すのは、「契約を蹴る・踏み倒す」と掛けているのかもしれない。
- リバイスが使用する武器にはガンデフォン50とローリングバイスタンプも存在するが、前者はフェニックスの分隊長以上に支給されるシステム外の汎用支給品。後者は外部組織が作り上げた「武器としても使えるバイスタンプ」というイレギュラーであり、ジョージ・狩崎も不満を漏らしている。事実上システムの一部として運用されてはいるが、少なくとも"本来想定していたリバイスシステム"からは逸脱した存在であることは間違いない。
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