バイス(待ってました!変身ターイム!)
一輝(はしゃぐな!)
(早く、早く、おれっち待ちきれなーい!)
(分かってるから落ち着け!!)
(俺っちの活躍を全国のみんなが待ってるぜ!)
(そんなわけないだろ!)
(あー、ヤキモチ焼いてるー)
(ちょっと黙ってろ!)
『バディアップ!』
変身者
概要
『仮面ライダーリバイス』の主役たるバディライダー。
「リバイス」とは個人名ではなく、五十嵐一輝が変身する仮面ライダーリバイとバイスが変身する仮面ライダーバイスの二人を合わせた、コンビとしての呼び名である。
バイスタンプに宿る様々な生物のゲノムの力を駆使して戦う。
基本的にはリバイとバイスによるコンビネーションで相手取る為に息の合った連携が必要だが、バイスはフリーダムに動き回るので制御しつつ戦う必要がある。
必殺技発動やゲノムチェンジなどは人間であるリバイ側の操作であり、リバイが主導しバイスが支援、という流れがまま見られる。
言うなれば令和版の「技の1号、力の2号」といった感じである。
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変身シークエンス
一輝/リバイの身体から霊体状態のバイスが巨大なバイスタンプ型のエネルギーを抱えて出現し、そのまま一輝を覆い隠すように「押印」する。
するとスタンプ内部のインクが重なっている一輝の身体に纏わりつき、そのままスーツとして定着することで変身/ゲノムチェンジが完了。
同時に怪人として実体化したバイスも、転写されたアーマーが各部に装着される事でライダーとしての形態となり「1人で2人の仮面ライダー」が完成する。
また、この時一輝の背後にLINEのチャット画面のようなものが現れ、一輝とバイスが脳内で会話している様子が映し出される。
そしてバイスタンプでリバイスドライバーに押印すると同時に、チャット画面にも対応したスタンプが送信される。この演出は「LINEスタンプ」の連想は勿論、「変身→返信」とも掛っているのかもしれない。
(※基本的に元ネタのトークアプリにおける送信側=端末の閲覧者の発言は右側に表示される。しかし、変身シーケンスのチャット画面では一輝が左側、バイスが右側である(ただし第4話のプテラゲノムへのゲノムチェンジ時には一輝が右側、バイスが左側と逆になっている)
形態
基本形態
「仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!」
レックスバイスタンプで変身した基本形態。
T-レックスの強靭な脚力を活かして戦う。
ゲノムチェンジ形態
いわゆるフォームチェンジ形態。
開発者であるジョージ・狩崎の趣味により、その姿には歴代仮面ライダーの意匠が取り入れている。
変身音にも各ライダーをイメージした一言が添えられている。
「お前の羽を数えろ!」
イーグルバイスタンプで変身する仮面ライダーダブルの意匠を持つ形態。
風を操る能力を持ち、空中戦に優れる。
「はなっからクライマックスだぜ!」
マンモスバイスタンプで変身する仮面ライダー電王の意匠を持つ形態。
パワーと防御双方に優れ、リバイはブーメラン、バイスは盾を装備する。
「Flying by! Complete!」
プテラバイスタンプで変身する仮面ライダーファイズの意匠を持つ形態。
消耗が大きいリバイの超加速能力を補うため、バイスが大型ホバーバイクに変身する。
「通りすがりのハ・ハ・ハ・ハンター!」
メガロドンバイスタンプで変身する仮面ライダーディケイドの意匠を持つ形態。
その優れた遊泳能力で地上ですらも泳ぎまわり、鋭利なヒレで敵を切り裂く。
劇場版『仮面ライダーリバイス』及び漫画『オレの兄貴は仮面ライダー』に先行登場。
「見ててください!俺の!雄叫び!」
ライオンバイスタンプで変身する仮面ライダークウガの意匠を持つ形態。
炎をまとった肉弾攻撃を駆使する。
「ノンストップでクリアしてやるぜ!」
ジャッカルバイスタンプで変身する仮面ライダーエグゼイドの意匠を持つ形態。
諸事情でスケボーと化したバイスに乗って高速戦闘を繰り広げる。
「ドラミングキター!」
コングバイスタンプを押印して変身する仮面ライダーフォーゼの意匠を持つ形態。
圧倒的な腕力を誇るパワーパンチャー。
「俺たちオンステージ!」
カマキリバイスタンプで変身する仮面ライダー鎧武の意匠を持つ形態。
武器の扱いに長けており、リバイは弓型武器を装備する。
「祝え!長き王の誕生を!」
ブラキオバイスタンプで変身する仮面ライダージオウの意匠を持つ形態。
伸縮自在の手足を用いて強大なパワーを秘めた攻撃を行う。
劇場版限定フォーム
「リバイスじゃ~ないとー!」
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』に登場。
ネオバッタバイスタンプで変身する仮面ライダーゼロワンの意匠を持つ形態。
超跳躍力によるジャンプから強力なキックを放つ。
「バードワイルドに決めるぜ!」
コンドルバイスタンプで変身する仮面ライダージョーカーの意匠を持つ形態。
イーグルゲノムの能力をより戦闘に特化させている。
『ビヨンド・ジェネレーションズ』にリミックス変身したリバイスコンドルのみが登場。
ハイパーバトルビデオ限定フォーム
「勝利のパンチが決まった!」
カンガルーバイスタンプで変身する仮面ライダービルドの意匠を持つ形態。
軽快なフットワークからヘビーなパンチを放つ。
有袋類らしく、バイスはリバイのポケットに収まっている。
「Oh! Me! say! Show time!」
ゴールドスピノバイスタンプで変身する仮面ライダー2号の意匠を持つ形態。
2号さながらの徒手空拳アクションを繰り出す。
バイスはレックスゲノムのままだが、それの頭部を模した炊飯器になる。
強化形態
通常とは異なり2人が別々のゲノムに変身するため、リバイ側のゲノムを記載。
レックスゲノムをベースに生物の域を超えた超自然の能力が付加される。
『仮面ライダー図鑑』では仮面ライダー五十嵐を含めたこれらの形態は主体となるリバイの強化形態としてカウントされている(バイス側の強化形態として扱われているのはバリッドレックスゲノム(バイス)とアルティメットバイスである)。
「My name is!仮面ライダー!」
バリッドレックスバイスタンプで変身する10のゲノムの力を合わせ持つ形態。
膨大なエネルギーを吸収するため周囲を凍り付かせてしまう。
諸事情によりバイスの姿はレックスゲノムのままであり、自作したシールドで武装する。
「オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!」
ボルケーノバイスタンプで変身するバリッドレックスゲノムの派生形態。
バリッドレックスゲノムとなったバイスと共に炎と氷の相反する一撃を放つ。
「ガッツリ!ノットリ!クロヌリ!」
ローリングバイスタンプで変身するバイス主体で2人が一体となった形態。
悪魔の本能を呼び覚ました暴力的なファイトスタイルで戦う。
「一心同体!居心地どうだい?」
サンダーゲイルバイスタンプで変身するジャックリバイスの派生形態。
人魔一体の力を雷のごとき速度で振るい、嵐のようにすべてを薙ぎ払う。
「仮面ライダー!リバイ!『バイス!』リバイス!真!」
トゥルーレックスバイスタンプで変身する融合形態。
ファイナルステージに登場。
最終形態
「一体全体!表裏一体!宇宙の力は無限大!」
2つに分割したギファードレックスバイスタンプの片割れをリバイスドライバーに押印し変身する仮面ライダーリバイスの最強形態(アルティメットリバイ、アルティメットバイス参照)。
リミックス変身
「リミックス!」
「バディアップ!」
(画像はリバイスレックス)
変身後のリバイとバイスが組体操の様に各ゲノムの生物を形作ることで、ゲノムの力を最大限に開放する再変身。
一部、乗り物と化したバイスに乗るだけの物もある。
ライダーズクレスト
リバイ・バイス共通で、「両者のレックスゲノムの目が描かれたスタンプ」。『アマゾンズ』同様複数のライダーの意匠が複合されたタイプである。
MOVIEバトルロワイヤルでは、次回作の変身ベルト「デザイアドライバー」と、2人専用のライダーコアIDを用いて変身した。
両者ともレックスゲノムの頭部を模したデザインとなっている。
使用アイテム
リバイスの変身ベルト。一輝が使用し、変身後もリバイの腰に巻き付いている。
- バディバックル
バイスのライダーベルト。
リバイスドライバーと連動しそのゲノムの能力を得る。
のちにバイスも自分用のリバイスドライバーを手に入れ、各種ゲノム形態に自力で変身できるようになった。
リバイスが変身に使用する、最強生物の力が込められた判子型のアイテム。
ジャックリバイスの変身にも用いられるローリングバイスタンプは、ジャックリバイス及びリバイスの武器としても運用。
リバイスのメインウェポンその1。
銃と斧の2通りの使い分けが可能。主にリバイが使用。
フェニックスの上級隊員に支給される、ガンモードに変形する携帯電話。
リバイのオーインバスターの使用中にバイスが使用したり、変身前はバイスが憑依することで周囲との会話に利用している。
リバイスのメインウェポンその2。ハンマー型の武器。
主にバイスが使用。
オーインバスターとオストデルハンマーを合体させた大型剣。
主にリバイおよび仮面ライダーリバイスが使用。
『ガンバライジング』
近年のライダーでは珍しく『リバイス』放送開始から大分前(約2ヵ月程)の仮面ライダー50周年アニバーサリー弾から参戦。
リバイとバイスが順当に最高レアリティのLRで登場し、『リバイス』開始から稼働されたリリリミックス弾からもメインとして登場。
扱いは現行の主役である為高レアが多いが、『セイバー』の弾からライダーやフォームのバリエーションが登場し過ぎて現行枠に収まり切らない事が多々あり、現行ですら未参戦のライダー・形態が増えて来た影響もあってかゲノムチェンジは一切登場しないと言う異例の扱いをされている。
レジェンドアイテム
後年の仮面ライダー作品やその商品展開において登場した、リバイス(リバイ/バイス)をモチーフとしたアイテムやフォームなど。
『仮面ライダーギーツ』のレジェンドバックルの一つで、リバイス最終話に一瞬登場。『MOVIEバトルロワイヤル』では重要な役割を果たした。
『仮面ライダーガッチャード』に登場する、リバイとバイスのレジェンドライダーケミーカードを使用して変身する形態。劇中未登場。
『仮面ライダーガッチャード』に登場する、仮面ライダーレジェンドがリバイ/バイスにケミーライドした形態。劇中未登場。
余談
コンセプト
- リバイとバイスのコンビで史上初の「1人で2人の仮面ライダー」と紹介されている。
- 「1人で2人の仮面ライダー」というコンセプトは望月P曰く、「主人公がライダーに変身すると、主人公の負の要素もまた可視化されて、仮面ライダーに変身する」という発想から来ており、仮面ライダーが元は悪から生まれた善悪表裏一体の存在であった事に基づく。
- 「負の要素」とは人間の内面に潜むネガティブな感情のことを言い、これが悪魔として設定される事になる(出典:『フィギュア王No.297』(ワールドフォトプレス/2022年)の『悪魔ライダー黙示録』の第一章「悪魔にアクセス!?創造!相棒ライダー!」(P29)より)。
ネーミング
- リバイスと言う名も上記のコンセプトに基づき、真ん中の単語が共通するルールを設定した上で考え出された。最初に考え出されたのは「悪、犯罪」を表すバイスで、これは悪を知性でコントロールして力に変えていこうという性悪説的なアプローチに基づいた物。「vice」は「副」と言う接頭語にもなっており、バディ感の有るニュアンスの言葉だった事もあって「一輝の相棒」らしいネーミングとして定まった。そして上記のルールを元に「悪を修正する、改訂する」という願いを込めた「Revise」の英単語が浮かび、それを旧約聖書の悪魔であるリヴァイアサン(レヴィアタン)やヘブライ語で「結び付ける」と言う意味の「レヴィ(Levi)」などの言葉と結び合わる事で「リバイ」が主人公の名に決まったという。(出典)
- 現状、「仮面ライダーリバイス」と言う名前はコンビ名であり、「リバイス」と言う仮面ライダーが存在しない事や、リバイとは若干異なる顔のライダーズクレスト、令和ライダーの最強形態のデザインの方向性から、最強フォームはリバイとバイスが合体した「仮面ライダーリバイス」になるのでは?と放送前から考察されている。しかしリミックス変身というリバイとバイスの合体状態は既に存在している為、可能性は低いとする声もあった。
- そして来る2022年2月26日、公開された情報によって仮面ライダーリバイスの存在が判明。最強フォームでこそ無かったものの、当たらずとも遠からずな結果となった。
モチーフ
- 史上初の「恐竜モチーフ」基本形態
- スーパー戦隊シリーズとの住み分けもあってか、仮面ライダーの映像作品の中では「恐竜」をメインモチーフに取る事自体が少なかった。
- 恐竜の力を有する前例としては仮面ライダーダブルのファングジョーカーや仮面ライダーオーズのプトティラ コンボ、『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』に登場した仮面ライダーザイア等が存在はするものの、Wやオーズに関しては強化形態や最強形態としての使用であり、最初から本編を含む映像作品に登場した訳では無く、ザイアに至ってはスーツは恐竜モチーフではない仮面ライダーサウザーの改造である。
- 恐竜型のメカを使用するだけであれば仮面ライダーイクサと前述のファングジョーカーがいるが同じくスーツに恐竜の意匠は見られない。
- 純粋な基本形態で恐竜をモチーフとしたライダーは、『小説仮面ライダーオーズ』の仮面ライダーデスのみであり、主役ライダーで映像作品且つ本編で純粋に基本形態として使用するライダーはリバイスが初である。
- スーパー戦隊シリーズとの住み分けもあってか、仮面ライダーの映像作品の中では「恐竜」をメインモチーフに取る事自体が少なかった。
ライダーマシン
- ライダーマシンが相棒ライダーの存在に完全依存している1号ライダーはかなり珍しい。
- 過去の類似例としてエグゼイドも仮面ライダーレーザーをバイクとして利用していたが、そちらはエグゼイドは爆走バイクガシャットを用いることで瞳とゲーマドライバーの無い「バイクゲーマ」を召喚することもできる(つまり専用マシンは他の仮面ライダーに完全依存していない)。
- 因みに第2話で恐竜悪魔自転車なるモノが爆誕している(専用マシンでは無い)。
関連タグ
仮面ライダーリバイス 五十嵐一輝 バイス(仮面ライダーリバイス)
仮面ライダーリバイ 仮面ライダーバイス 仮面ライダーバイス(リバイスドライバー)
○号ライダー