概要
『仮面ライダーリバイス』の世界において、フェニックスの天才科学者であるジョージ・狩崎が開発するライダーシステム。
悪魔崇拝組織「デッドマンズ」に対抗するために、適合者は変身ベルトとバイスタンプで仮面ライダーに変身する。
人の中に潜む悪魔の力を利用するシステムのようだが、「人間」と「悪魔」の関係については元より幾つかのパターン(対等・主導権の奪い合い・一方的な支配等)を想定していたらしく、それぞれに対応した複数の異なる仕様のシステムが並行して開発されていた。
なおシステムのデザインや、歴代ライダー要素を含む点については狩崎の趣味であるらしい。
変身者の条件は定かではないが、どうやらただの悪魔ではなく五十嵐三兄妹のように自我を持った特別な悪魔を宿している必要が模様。当初、変身候補者でなかった門田ヒロミは1話でリバイスドライバーで変身しようとして失敗し、逆に悪魔獣を生み出してしまう結果となった。
ドライバーそのものに悪魔を宿して、特別な悪魔を持たずとも変身できるドライバーも開発されているが、他のドライバーとは異なり変身者に負担をかけるデメリットが存在する。
番組開始時点では、関連技術やメンテナンスに関しての知識は狩崎が一手に握っており、フェニックス内での彼の立場を保つ要素ともなっている。本人は異なる仕様のシステムの整備・管理を1人でやらされる状況に愚痴を漏らしているが、情報を独占し分業が出来ない状況にしているのは、狩崎本人なので自業自得である。
見え隠れする先代の開発者
しかし、廃棄されたはずのリベラドライバーがウィークエンドにより五十嵐さくらに手渡されたり、何者かの手でローリングバイスタンプが開発されている等、ジョージのあずかり知らぬところで何やら不穏な動きを見せている。
物語が進むにつれてジョージの技術基盤にして彼の父、狩崎真澄の存在や技術が表に出始めた。具体的にはデモンズドライバーが真澄製で、また先述のローリングバイスタンプはウィークエンドの代表者となった真澄が開発したと主張している。なお、ジョージは死を偽装していた(+自分に黙って技術をサルべージした)真澄に対して若干の憤りがある模様。
しかし、後に起こったギフの復活に伴う世界の危機に対して、(本編では明言される前から)狩崎親子間で技術共有が行われた可能性がある。両者がギフ復活後に開発・改良したドライバーは共に「個々の戦力の向上」から「立ち向かえる戦力の数自体を増強」へとコンセプトがシフトしているが、真澄はこれの少し前に自分の技術力に限界を感じている旨の発言をしていたことがそう推測される理由。実際それまでの真澄製のツールのほとんどは、何かしらのリスクを抱えた代物であった。
これらの新型ドライバーは、(デッドマンとなるような)普通の悪魔でもその力を引き出して変身できるようになっており、先に開発されたものより適合の敷居も、変身者への負荷もかなり低いものとなっている(流石にリミッター解除するとそうもいかないようだが)。
悪魔を用いない、最高の仮面ライダーへ
更にこの後、ジョージは何らかの事情で悪魔がいない人間でも使える完全に悪魔をパワーソースとしないライダーシステムを開発(デストリームシステムがそれと明言されているが、ヒロミが使った改良デモンズシステムも該当するような描写・発言がある)。肉体への負荷はそれまでのライダーシステム以上ではあるものの、基本形態で強化形態と渡り合う程の凄まじいスペックを発揮できるようになった。なお同コンセプトの元、とある物体を埋め込んだシステムも開発されていたが、ある意味で初期デモンズシステムより酷い副作用のためか今の所本編では実戦投入されていない。
無論これで完成形というわけでもないようで、今度こそ亡くなった真澄と決別したジョージは更なる研究を進めており…?
ライダーシステムの一覧
変身ライダーが複数いる場合、主な(公式認定)変身者は太文字表示。
リバイスシステム
「人間の体内に潜む悪魔」と「人の中に眠る強力な生物種の遺伝子の記憶」を能力化、仮面ライダーとして完成させるシステム。他のシステムよりも「ゲノムチェンジ」による姿や能力の変更が幅広い上に、各バイスタンプに宿したゲノムの力を更に発揮する「リミックス変身」の再変身機能も相まって、多彩な状況に対応できる汎用性を誇る。
リミックス機能やコンセプトは、明らかに『バディの悪魔との連携』を目的に製作された設計となっているが、変身時には強制的に悪魔を変身者の体内に封じ込める機能等を見るに、悪魔の「使役」に特化したシステムとも考えられる(狩崎も悪魔に頼らずライダーを強化する代案を検討している)。
上記の通り適合者以外が使用すると、悪魔獣を生み出してしまうリスクが存在する為、変身候補者は厳しい選定を受けており、当初は五十嵐大二が候補者であった。後にサンダーゲイルバイスタンプが開発されると共に、ひとまずこのリバイスシステムも一応の完成という形に落ち着いた。
超常的な力をもった「ギフ」の細胞で造り出したギファードレックスバイスタンプの開発で完成を越えた究極のリバイスが誕生。
ファイナルステージでは、新たなバイスタンプで真のリバイスが誕生した。
エビルシステム
内蔵されたプログラム「ツーサイドエンジン」により、使用者の持つマイナスエネルギーを極端に増幅させて変身するシステム。強大な力で敵を両断する「エビルブレード」を用いて戦うのがコンセプト。しかし、使用に用いられるのが負の感情である都合もあってか、味方の勢力として使われた事態は数える程しかない。狩崎曰く悪魔の力を増幅させること前提の設計らしい。
ライブシステム
装着者のマイナスエネルギーを使用するのがエビルシステムなら、こちらはその反作用を利用したプラスのエネルギーの使用をコンセプトに開発されたライダーシステム。エビルが短剣・エビルブレードを利用するのに対し、ライブシステムでは光弾を放つ銃「ライブガン」を使用して戦う。
意外にも、公式サイトにはライブシステムは「特殊な変身」と記載されている為、ツーサイドライバーのとしてはライブの方がイレギュラーな使用法であると示唆されている。「狩崎のゲノムラボラトリー」では、悪魔ではなく宿主本人の力を最大化させるのが特徴とされていた。
ただし、エビルシステムとライブシステムはどちらも変身者に強い負荷が掛かった際に、もう片方に逆転してしまう特性もある為、状況によっては戦力が敵に回りかねない懸念も持ち合わせている(実際、これに近い出来事が13話等で発生していた)。
ホーリーライブシステム
『Holy Up!』
変身ベルト | 使用者 |
---|---|
ツーサイドライバー | ホーリーライブ:五十嵐大二 |
仮面ライダーホーリーライブに変身する際に、システムが更新された新しい機構。
ホーリーウイングバイスタンプと「ツーサイドエンジン」を直結させることでプラスエネルギーを過剰なまでに増大させており、以前のライブ/エビルを上回る圧倒的な出力を叩き出す。またライブガンの銃撃に加えてバイスタンプが装備する「フェザングラウム」による斬撃もでき、遠近共に隙がない。能力的にはライブとエビルの融合システムともとれる。
しかし、このシステムが完成する過程でカゲロウが消失してしまったことを端に発し、思うような力を発揮できない状況に陥ってしまった(詳細は項目を参照)。
エビリティライブシステム
変身ベルト | 使用者 |
---|---|
ツーサイドライバー | エビリティライブ:五十嵐大二・カゲロウ |
ホーリーライブシステムを更新する形で、今度こそ正式にライブとエビルの融合進化が敢行された機構。
パーフェクトウイングバイスタンプと「ツーサイドエンジン」を直結させ極大化したプラス/マイナスエネルギーの完璧な制御が可能となっており、同時並行出力を行いベイルシステムをも凌駕した超常的な力を生み出す。その性質上、ライブガンとエビルブレードを切り替えながら戦うことができ、レンジを問わない豊富な攻撃テクニックを持つ。
そもそもホーリーウィングは完成しないまま実戦投入された経緯があり、その上でさまざまな困難を乗り越え生まれたこのシステムは、ジョージが本来想定していた形の可能性がある。何れにせよ、ツーサイドライバーのシステムとしては完成形、或いは限りなく完成に近いものになったと言える。
マーベラスシステム(仮称)
『Marvelous Up!』
2023年のVシネマ『リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』に登場。ある事情でベルトを変更して挑む特殊なシステムで、最初からエビルとライブが分離・共闘する仕様となっている。このため、エビルにとっては初の強化形態にもなる。
リバイスシステムにツーサイドライバーの要素を組み込んだ亜型であり、緊急用という事で調整不足だったのかスペック自体はエビリティライブよりも低い。しかし劇中では二人の戦闘経験とコンビネーションにより、難なく敵を撃破している。
リベラシステム
狩崎が初期段階で開発しながらも廃棄していたシステム。本来は量産化を視野に入れて設計されており、悪魔との連携を完全に別系統にする仕様によって、システム自体の軽量化・量産性を両立させるプランだったが、連携を別系統にした影響か悪魔を完全に制御できない上にそのまま実体化してしまう問題も浮上、あえなくデータごと削除されていた。
本来は(軽量化の都合で)自前で専用の武器も持たない徒手空拳特化の格闘型だったが、奇しくも変身者が空手の達人だったのも相まって、スペックや狩崎の開発プラン以上の能力を発揮している。
なお、リベラドライバーは実体化した悪魔(バディ)を武装へと変化させる機能「リバディアップ」が搭載されている為、専用武器を持たない点も一応カバーされている(元廃棄品ながら、この辺の抜かりがないのは狩崎の辣腕ぶり故と言える)。
そしてコブラバイスタンプが進化したキングコブラバイスタンプを使用することで悪魔と融合進化を果たした。
Wリンクシステム
変身ベルト | 使用者 |
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ウィークエンドライバー | アギレラ:夏木花 |
同上 | ダークアギレラ:???(ネタバレ注意) |
度重なる戦局の悪化に伴って、狩崎真澄がリベラシステム及びリベラドライバーを簡易量産型としてより発展させたモデル。従来のゲノムパワーから運用時に掛かる負担を大幅に軽減した「グローバルゲノムパワー」を採用したことで、適格者の幅を広げ高い汎用性を獲得した。悪魔がそのまま実体化する問題点に対しても「最初からゲノムウェポンとして制御下に置く」というアンサーで対処している。
リベラシステムの悪魔を武器化する機能はそのままに、戦略的部隊行動を高効率化させて戦力を底上げするという観念から連携を前提に製作されている。他と比べるとやはり適性による性能差は否めないが、リベラシステムが悪魔の暴走によるドライバー破損を起こした描写を踏まえれば、安定性はむしろ向上している。『ガールズリミックス』ではアギレラがラブコフにまたがる形で攻撃をする描写があったため、プロトタイプであるリベラシステムとも連携・共鳴できる仕様と思われる。
変身者の悪魔が自我を持つ場合、エビルよろしく悪魔側が宿主の肉体を支配して変身する事もある。この場合、ゲノムウェポンは使用不可になるがその分格闘能力が上昇していた。
デモンズシステム
変身者に宿る悪魔を利用する他のシステムとは異なり、ドライバー自体に幽閉された悪魔を利用し、システムの中枢として機能させ凄まじいパワーを生み出しているのが特徴のシステム。
リバイスシステムがバイスタンプの遺伝子情報を特殊な装甲として変形させるのに対して、人工筋肉「ゲノマッスル」を身体に纏わせて変身するという特性を持つ。他のライダーシステムが持つゲノムチェンジとは異なり、スタンプの力を武装化した「ゲノムモジュール」を展開する「ゲノミクスチェンジ」の使用ができる。
ゲノミクスチェンジによる能力の多重使用が可能な他、悪魔に頼らずに人間のみで変身できる等ライダーシステムの中でも独自性の強いシステムとなっている。
しかしその一方で、変身する度にドライバーに宿る悪魔が変身者の命を喰らうという、文字通り致命的な欠点を有していた。この悪魔がドライバーから抜け出たこともあり、後発のシステムから仕様をフィードバックしたことで悪魔抜きにもフルスペックを発揮できるようになった模様。
本編では強化形態が存在しなかったが、2023年のVシネマ『リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』には初の強化形態が登場する。
デモンズシステム(O.V.E.R.版)
変身ベルト | 使用者 |
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デモンズドライバー | オーバーデモンズ:牛島光、玉置豪 |
同上 | ゲットオーバーデモンズ:玉置豪 |
これまでシステムの中枢に据えられていた悪魔「ベイル」に代わり、各種能力を飛躍的に高める人体強化エンジン「O.V.E.R.(オーバー)」を組み込むことで、使用者に潜む悪魔の力のみを抽出した、汎用性の高い実装を可能としている。
ゲノミクスチェンジも勿論可能だが、意志ある悪魔による制御が無い関係上稼働時間が従来比で1/3になっている他、重ね掛けで安全装置が段階的に解除=負荷が激増するという新たなデメリットが加わっている。
2022年の劇場版『MOVIEバトルロワイヤル』には派生ライダーであるゲットオーバーデモンズが登場した。
デモンズトルーパーシステム
変身ベルト | 変身者 |
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デモンズドライバー | デモンズトルーパー:ウィークエンドの兵士 |
ジョージ・狩崎によって量産、改良されたデモンズドライバーで変身する、量産型の仮面ライダー。名前の初出は第41話冒頭で、ベルトのケースに英語表記で「DEMONS TROOPER SYSTEM This driver controls the user´s demon and turns it into a force」と記載されている場面がある。
武器管制補助エンジン「I.M.P.R.O.V.E(インプローブ)」を搭載することで、通常兵器のみならずリバイスシステムのオーインバスター50やオストデルハンマー50、リバイスラッシャーの運用も可能とし汎用性を向上させている。
オルテカシステム(仮称)
ドライブシステムの科学者沢神りんなによってデモンズトルーパーシステムをオルテカ用にブースト調整されたと思われるシステム。単純出力ではトルーパーどころかオーバーデモンズすら凌駕するほどで、ゲノミクスチェンジももちろん搭載。
使用するバイスタンプも初となる伝説上の怪物の為、変身シーケンスも大幅に異なっている。
ベイルシステム
『Bane Up!』
30年前に狩崎真澄が軍事兵器としての利用を目的として開発した、『仮面ライダーリバイス』におけるあらゆるライダーシステムの始祖と言える存在。狩崎には「アーキタイプの仮面ライダー」と言及されている通り、最初期に開発されただけあって後の後継が標準装備するゲノムチェンジやゲノミクスチェンジといった機能は一切搭載されていない。
力を極限まで引き出せる初期型の人工筋肉「アーキゲノマッスル」と内部中枢に機能する悪魔を組み合わせた※、単独での圧倒的な戦闘能力を武器とする。この点からも状況に合わせてスタンプを使い分ける後のシステムとは大きくコンセプトが異なることが分かる。
しかし、現在ほど技術が確立していなかったからか変身者の人命は殆ど度外視で設計されている節もあり、強大な出力に比例して使用者への負担は甚大なため、変身への適合条件は以降のライダーシステムと比較してもより厳しく設定されている。
※一応、適合者であれば悪魔がドライバー内部にいなくても変身できるようだが、この場合スペックが大幅にダウンすることが明らかになっている。後のデモンズドライバーもそうであった可能性がある。
デストリームシステム
変身ベルト | 使用者 |
---|---|
デストリームドライバー | デストリーム:五十嵐元太 |
ベイルドライバーにジョージ・狩崎が大改修を行う形で発展開発されたシステム。これまでのシステムで培った「悪魔に頼らない変身」「多重ゲノミクスチェンジ」といった機能が総動員されており、そのスペックは前身たるベイルシステムはおろか、一部ではあるもののギフの遺伝子をインジェクションしたリバイスシステムにすら匹敵・凌駕する。まさにデモンズシステムの完成形とも言える。
一方で悪魔抜きによる変身のため、ベイルシステム同様「計り知れない負荷がかかる」ようで、その事もあって量産には不向きな模様。正しく「ベイルを倒す」ためだけに生まれたシステムともいえる。
キメラシステム(仮称)
『Scramble…!』
『バトルファミリア』及び『Birth_of_Chimera』にて登場したシステム。
これまでのライダーシステムとの違いは、複数の生物の遺伝子を内包する「キメラバイスタンプ」を使用する点。
現状センチュリーを除くと最新のシステムの一つであり、従来の様なバイスタンプの交換を必要とせず、ドライバーを操作するだけで内包するの生物の力を発揮した必殺技を次々に繰り出せる。
しかしキメラドライバーをシックに奪われた結果、このライダーシステムはジョージの手を離れる事になる。
更に本来の仕様かシックによるものかは不明だが、適性の無い者が使うとキメラ型の悪魔に変貌する最悪なデメリットを抱えており、ある程度適性のある人間でも肉体に多大な負荷がかかる。
そしてシステム中枢にはギフの瞳が組み込む事が可能な仕様で、これにより今までの『悪魔を制御するライダーシステム』とは真逆の『悪魔を凶暴化させるライダーシステム』と化す。
システムの完成形と言える仮面ライダーダイモンは、『リバイス』でも最強クラスの敵として五十嵐家の前に立ちはだかる事となる。
ジュウガシステム
変身ベルト | 使用者 |
---|---|
ジュウガドライバー | ジュウガ:ジョージ・狩崎 |
ジョージが本来想定していた、キメラシステムの完成形。「悪魔の力に頼らず人体への負荷が無い人類の人類による人類のためのドライバー」をコンセプトに開発したキメラドライバーを経て、ついに完成した最強のライダーシステム。
専用に開発されたジュウガバイスタンプとの連動で、高い即応性と汎用性を実現しており、バイスタンプから抽出した高純度の生命エネルギーによる強化と、十種の生物の能力を状況に応じて最適に発揮させられる。
しかし『仮面ライダージュウガVS仮面ライダーオルテカ』では未だ少なからず体への負担が高く、長期戦には向かないと言及される。この点はドライブシステム由来の技術を応用することで、アップデートが施され改善された。
クロスオーバー作品に登場するシステム
何れもジョージ製ながら、バイスタンプを使用しないシステムとして開発された。
センチュリーシステム(仮称)
『Century!』
変身ベルト | 使用者 |
---|---|
サイクロトロンドライバー | センチュリー:百瀬龍之介・秀夫親子 |
別の未来における50年後の狩崎が新たに設計・開発を手掛けたもの(一応バイスタンプを用いたそれの延長線上にあるシステム)。装着者の精神体(やろうと思えば複数の人間も)をタイムトラベルさせる能力を持つのだが、精神体だけしか移動できない関係上、変身には装着者の肉親の身体を借りなければならない。
制約が厳しい分、ギフと双璧を成すディアブロにも対抗できる程の凄まじい力を発揮できるが、変身者2人の意識が合わさらない際には不完全形態のセンチュリーブレイクに変身してしまう。
「ゲノムラボラトリー」では、ディアブロに対抗するべく悪魔抜きの人間が持つ「純粋な力」のみを使用するイノベイティブなシステムと解説されており、事実上ライダーシステムとしての一つの到達点とされる。
ゼインシステム
こちらはバイスタンプを用いたものとは完全に独立しており、複数の作品の要素を組み合わせて制作されたライダーシステム。内部に仮面ライダークロニクルのデータを読み込ませることで起動した。
さらに、専用プログライズキーである仮面ライダーゼインプログライズキーとラウズカードの技術を応用して開発されたゼインカードを使用することで一度きりではあるが、様々なライダーの力を引き出せる他、元のライダーの威力を超えた必殺技を繰り出せる。
善意を司るAI「ゼイン」を搭載されているが、その為には適合者が必要であり、変身条件は厳しいと思われる。
デモンズトルーパーに搭載されてる武器管制補助エンジン「I.M.P.R.O.V.E(インプローブ)」をアップグレードした「I.M.P.R.O.V.E(インプローブ)3.0」が搭載されてる。
余談
- 遥か未来(映画を経た本編ではほぼ可能性次元だが)で開発されたセンチュリーシステムを除くと、現状純ジョージ製のシステムはリバイス、ライブ/エビル、リベラ、キメラ→ジュウガの4or5種で、真澄製とされるシステムはベイル、デモンズ、Wリンクの3種である。両者には変身待機音に違いがあり、前者が激しくコールするのに対し、後者はシンプルにイントロのみである。この辺りもジョージがライダーオタク故に加えているものなのかもしれない。